「これからの時代はプログラミングを学んだほうが良い」「プログラミングができれば稼げるようになる」最近そんな言葉を聞くことが多くなりましたよね。

プログラミングが出来たほうが良さそうなのは何となく分かるけれど、プログラミングとはいったいなんなのか。

全く知らずに言葉だけを聞くと難しそうな印象を持ってしまいます。

しかし、蓋を開けてみるとそんなに難しいことではありません。

この記事ではプログラミングとはどんなものなの?プログラミングで稼げるの?という疑問を解消できるようにお伝えしていきます。

プログラミングとは

一言で説明すると、プログラミングとはコンピュータに指示をすること。

ここではプログラミングになじみのない初心者の方に向けてどういったものなのか、できるだけかみ砕いて解説していきます。

「プログラミング」の意味

「プログラム」という言葉自体は聞いたことがあると思います。

「番組表」「計画」「予定」という意味をもつ単語で、コンサートや運動会など日常生活でも耳にすることはあるはず。

「行う順番」を指して使われていることが多いと思います。

IT業界で主に使われるプログラミングは「コンピュータプログラムを作成して、ヒトが意図した処理を行うようコンピュータに指示を与える行為」と定義されています。

私たちが料理を作るときのレシピなどをイメージするとわかりやすいと思います。

コンピュータは指示を与えた通りに動くので、プログラムを実行するためのレシピ作りのことがプログラミングなのです。

プログラミングの本質

プログラミングは、

・面倒を省く
・便利にする
・生活を豊かにする

ために使われています。

人間の脳の処理スピードでは効率が悪い計算もコンピュータなら一瞬で答えを出してくれます。

膨大な計算の例では円周率がしばしば話題に上がりますが、2019年の段階で31.4兆桁まで計算できているのもプログラミングのおかげです。

また、都心ではほとんどの人が乗換案内アプリを使っているはず。

このアプリがない生活は考えられません。

このようなスマホアプリも、プログラミングによって作られています。

他にも例を挙げればキリはないほどプログラミングは身近にあります。

プログラミングがあることで人間は苦手なことをする必要が減り、人間にしかできないクリエイティブなことに割く時間が増えると言われています。

プログラミング言語とは

先程レシピを作るようなものと書きましたが、日本語で書いてもコンピューターは理解することが出来ません。

コンピュータは0と1で情報を理解します。

ただ、それでは人が理解できませんし、理解できたとしても膨大な数の0と1を入力しなければいけません。

そこで、コンピューターと人間双方が理解でき、より効率的に支持ができる共通言語としてプログラミング言語が作られました。

日本人であれば日本語、アメリカ人と会話する際には英語など、話す相手や地域によって、使っている言葉は異りますよね。

プログラミングにも同じようにさまざまな言語があり、作りたいものや目的によって使い分けることができます。

いまあるプログラミング言語はもちろん「もっとわかりやすい簡単な言語が欲しい」、「もっと早く処理できる言語が欲しい」という考えのもとに次々に新しい言語が開発されています。

現在、200種類以上のプログラミング言語があると言われています。

代表的なプログラミング言語

数あるプログラミング言語のなかで、主要な言語として根強い人気があるのがC言語、Java、JavaScriptです。

C言語は処理速度が速いので汎用性も高いですが、習得難易度も比較的高い言語です。

Javaは業務システムなどやアプリケーションでも使われていて、求人も多い言語。難易度は低くないですが、動く環境を選ばないので最も使われている言語の一つです。

JavaScriptは、Javaと名前は似ていますが、特徴は大きく異なります。JavaScriptはwebサイトを作る際にHTMLやCSSと一緒に使われることが多いです。

次の章で、より詳しく目的別でプログラミング言語を案内しています。

プログラミングで作られているもの

プログラミング言語は用途によって使い分けられていると言いました。

プログラミングで作られているものを、順にご紹介していきましょう。

Webページ

スマホやパソコンで何か調べたり記事を読む際にみるWebページはプログラムで作られています。

ブログサイトであればWordPressと呼ばれるツール(CMS)で制作されていることが多いです。

これらのWebページはHTMLやCSS、PHPやで作られています。

アプリ・ゲーム

スマホのアプリも、プログラムで作られています。生活に身近にあるので、アプリを作りたいとプログラミングを始める人も増えてきました。

iPhoneアプリはSwiftという言語で、AndroidoアプリはJavaやKotlinという言語で作られています。

Webサービス

GoogleやYahoo!などの検索サイトや、FacebookやTwitterのようなSNS、口コミ情報が集まっているサイト、AmazonなどのECサイトなど。

こういったWebサービスも全て、プログラムで作られています。

言語としては、HTMLやCSS、JavaScript、PHP、Java、Ruby、Pythonなどで開発されています。

AI・人工知能

最近テレビや雑誌などで、AI(人工知能)や機械学習関連のニュースを見聞きすることも増えてきました。

AIや機械学習はPythonという言語で開発されていることが多いです。

この分野では統計など数学の知識が求められます。

組み込み

冷蔵庫やテレビ、プリンター、カーナビ、ゲーム機など。

身のまわりにある家電や電子機器にも、プログラミングが活用されています。

組み込み系と呼ばれるこの分野では、JavaやC++などのプログラミング言語が使われています。

Webやアプリ、AIと比べると派手ではないですが、最近話題のIoTの影響で注目を集めている分野です。

プログラミングを習得するメリット

プログラミングで身の回りのいろいろなものが作られていることをお伝えしました。

プログラミングができるとどんなメリットがあるのか、ここでは4つご紹介します。

プログラマーになれる

プログラミングを仕事にしている人をプログラマーと言います。

勉強をしてプログラミングスキルを身に付ければ就職や転職に使えるように。

IT業界ではどんどん新しい技術が出てくるので、プログラミングの需要が高くなっています。

のちほど改めて説明しますが、最近ではプログラマーの数が足りなくなってきていて未経験でも応募できる求人も増えてきました。

自分でサービスが作れる

プログラマーはアイデアをかたちにできる仕事。

「自分でゲームアプリが作りたい」「ECサイトを立ち上げてみたい」と思ったら、その日から作りはじめられます。

たとえ、プログラマーとして就職しなくてもスキルがあれば自分で開発できます。

自分で思いついたものをすぐに形にできることにワクワクする人も多いです。

単純作業を自動化できる

日々の情報収集や、ルーティンワークなどでこれまで時間がかかっていたことを自動化できます。

気になるニュースをチャットツールに通知したり、エクセルなどにリスト化もできます。

1時間かかっていた作業が5分かからずに終わると、他のことに割ける時間が増えるのでとても便利です。

論理的思考が出来るようになる

プログラムは、文法に沿って順序立てて記述をしていく必要があります。

つまり、論理的な考え方が必要に。

プログラミングを勉強することで、論理的に考えられるようになります。

論理的思考はどんな仕事をする際にも役に立ちます。

仕事の選択肢が広がる

プログラミングは、パソコンが一台あればできます。

他の仕事とは違って、場所などを問わずに比較的自由に仕事ができると言われるのはそのためです。

最近ではリモートワークなどの働き方を採用している会社も増えてきています。

場所に縛られないので、パソコンを持ってさえいれば仕事ができます。

旅行をしながらだって仕事ができますし、移住生活だってやろうと思えば可能です。

また、アイデアさえあれば起業する人も。

パソコンが一台あれば、プログラムを作ってビジネスをはじめられるのです。

仕事の内容も、働く場所も、自分で考えながら決めていけるので、プログラミングを習得すると仕事の選択肢が広がるのです。

プログラミングを習得すると稼げるようになる?

プログラマーは自由な働き方ができますが、稼ぐことはできるのでしょうか?結論からお伝えすると、収入は良いです。

なぜ収入が良いのか、その理由についても解説していきましょう。

エンジニアのニーズは増えている

Webやスマホアプリ、AIなどの技術が世の中に普及してきていて、エンジニアのニーズはどんどんと増えています。

DODAによると、インフラエンジニアを含めたIT技術職求人倍率は7.96。

つまり、1人の求職者を7.96社で奪い合っている状況です。

また、IT業界は流行り廃りが早く新しい技術もどんどんと出てきます。

例えば、ブロックチェーンやVR・AR、e-sportsなど。これからもエンジニアのニーズは増えるばかりです。

[出典]DODA業界別求人率

エンジニアの平均年収は高い

売り手市場ということもあり、エンジニアの平均年収は比較的高くなっています。

例えば、総務省の統計ではシステムエンジニアの平均月給は約37万2000円、ボーナスを含めると平均年収が551万円と報告されています。

また、エンジニアはスキルに応じてわかりやすく年収が上がっていきます。

会社規模や経験年数にも左右はされますが、スキルを身につけていけばキャリアアップは難しくありません。」

[出典]総務省

フリーランスでも稼げる

プログラマーとしてのキャリアは多様化していて、目標や生活スタイルに合わせて働けるのも魅力です。

スキルを伸ばしてプロフェッショナルになる道や、リーダーやチーム管理などのマネージャーになる道もあります。

また、会社員としてスキルを磨けば独立してフリーランスになる道もあります。

スキルのあるプログラマーやWebデザイナーであれば会社に所属するよりも稼げるケースも。

サービスを作って稼げる

いいアイデアがあればそれをかたちにして新しいサービスを作ることもできます。

サービスを作ってしまえば、それはもう立派なビジネスです。

うまくいくかはアイデア含め色々な要因がありますが、そのサービスで稼ぐことも夢ではありません。

自分の作ったプログラムでお金がもらえるのはとても魅力的です。

またそのサービス自体を売って売却益を得る方法などもあります。

エンジニアは残業時間が多い?

IT業界は勤務時間が多い印象がありますが、実際のところはどうなのでしょうか?

DODAの記事によるとITエンジニアの残業時間は月40時間未満が70%と報告されています。

IT関連職種の残業時間をもう少し細かく見ていきましょう。

PHPやJava、Pythonなどのプログラミング言語を使うことの多い、Webサービス系のエンジニア・プログラマの残業時間は33.9時間となっています。

画面に表示される部分を開発するフロントエンドエンジニアや、サーバ側での処理を開発するサーバサイドエンジニアなど分野によっても多少の違いはありますが、40時間を下回っています。

データベース/セキュリティエンジニアは32.9時間、汎用機系のシステムエンジニアは32.8時間と、エンジニアの中でも専門性の高い分野でもほぼ同じ残業時間で報告されています。

[出典]DODA

プログラミングは未経験でも勉強できる?

未経験だとこれからプログラミングを勉強しても大丈夫なのかという不安があるはず。

ここからは、プログラミングに取り組む際に役立つ情報をまとめていきます。

実は未経験からでもプログラマーになる人は増えているのです。

プログラミング未経験でも大丈夫

プログラミングに興味を持っても、どのように学習していけばいいかわからない方も多いはず。

まわりにエンジニアやプログラマーの知り合いがいれば一番良いですが、なかなか簡単には見つかりません。

しかし、最近では未経験者向けの学習サービスもどんどんと増えていて、ネットで情報を探せば教材はいくらでも見つかります。

初心者が独学でも勉強を始めやすくなっているのです。

ここで覚えておきたいのは「読んで、理解して終わり」ではなく、実際に手を動かしながら学べる教材を手に取ること。

この記事の終わりでは無料で学べるサービスもご紹介するのでぜひ参考にしてください。

文系出身のエンジニアも多い

現役エンジニアで最終学歴が理系以外の人は41%もいます。

プログラミング業界にいる約半数は、実は文系出身なのです。

大学の専攻が文系で在学中にプログラミングを学んでいる人はごく少数。

未経験からチャレンジしている人が多いことがこの数字からもわかります。

[出典]IT人材白書 

平均年齢

これから業界に入っても大丈夫なのか?プログラマーやエンジニアをこれから目指す際には平均年齢も気になります。

どの年齢の方が多いのか、プログラマー、エンジニアの順に見ていきましょう。

総務省の調査では、プログラマーの平均年齢は32.3歳とされています。

平均年齢が30代前半なので、20代のエンジニアも非常に多いのです。

つまり、20代からプログラミングをはじめても決して遅くありません。

エンジニアの平均年齢は38.6歳、プログラマーとして経験を積んでからエンジニアにキャリアアップするケースが多いので平均年齢が上がる傾向にあります。

未経験の場合は、20代前半と後半では応募できる企業の数が大きく変わりす。

25歳までは求人数も多くエンジニアになりやすい環境。

プログラミングのスキルに加えて、社会人経験があるとなお採用の可能性が高まります。

[出典]総務省

未経験でも仕事が獲得できる時代に

プログラミングでは、スキルさえあれば就職しなくても仕事をもらえることがあります。

・スキルを証明できること
・仕事に支障のないコミュニケーション能力があること
・人として信頼できること

これらが評価されると、仕事は獲得できます。

そのために必要なのはオリジナルサービスを作ってポートフォリオを見せられることが一番。

クライアントが、どの言語を使ってどんなサービスが出来上がるかのイメージが湧くと、お願いされやううくなるのは想像できると思います。

とりあえず勉強を始めてみよう

少しプログラミングが気になっているなら早速、勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

勉強にオススメなサービスをいくつかご紹介します。

これらのサービスを活用して、プログラミング学習をはじめてみましょう。

プロゲート

URL:https://prog-8.com/

プログラミングの勉強を始める時に壁にぶつかるのが環境構築。

環境構築はプログラムが動くようパソコンの設定などをすることを言います。

プロゲートでは環境構築をする必要がなく、初心者でもすぐにプログラミングを始められます。

完成品を見てからプログラミングをスタートするので、何をしているのか迷子になりにくいのも特徴です。

無料枠でできるレッスンは限られていますのでまずは試してみるといいと思います。

ドットインストール

URL:https://dotinstall.com/

ドットインストールは、講師が話している動画を見ながら自分のパソコンでプログラミングが学習できます。

環境構築から一緒にする動画など、無料で見れる動画の数もプロゲートよりも多いです。

動画と同じように進めていても、使っているパソコンやバージョンによってエラーが出ることがあるので試行錯誤が必要なことがあります。

また、下記の記事でこれ以外のサービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

就職まで考えているならGEEKJOB

スキルを身につけたら、実際に仕事をすることも視野に入れるかもしれません。

もし、エンジニアに興味があり働いてみたいと思ったらGEEKJOBがオススメ。

未経験で無料でプログラミングを受講できて、就職支援までしてくれます。

現役プログラマーが実践的に教えてくれるので、働き方のイメージもしやすくなります。

完全無料で未経験からエンジニアになれるのは、とてもオススメですよ。

診断を受けて適性をチェック

まだ自分に適性があるか不安なら、診断もあるからやってみてください。

GEEKJOBでは、プログラマーの適性診断サービスを提供しています。

診断結果からは自分がどんなプログラマーを目指せるのかがわかるので、まだ未経験でも試しに受けてみてください。

プログラマーになるために学ぶことも必要なので、自分にあった勉強方法のヒントにもなります。

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