未経験からプログラマーになろうと求人サイトを見ている人の中には、「本当に自分はプログラマーになれるの?」「未経験歓迎と書かれているけど大丈夫かな?」と心配になっているかたも多いかと思います。

確かに、プログラマーはハードルが高そうに見えますが実際そうではなく、それよりも「やる気」や「覚悟」が内定までの障壁となることが多いです。

そこで、今回はIT企業の採用担当として仕事をしていた私が、採用側がプログラマー未経験者に求めていることと、正社員プログラマーになるためにあなたが今からできることをご紹介させていただきます。

この記事をきっかけに、正社員プログラマーになるためのアクションをスタートすることができれば幸いです。

「未経験者歓迎」という言葉に安心しないように

よく求人サイト等を見ると、プログラマーの求人情報に「未経験者歓迎」と書かれていますが、この言葉に安心して生半可な気持ちで採用面接に行くと、まず受かりません。

プログラマーという職業は、一般的な職よりも専門的な職であるため常に知識や技術を吸収し、自ら考えアウトプットを出していくことが求められるため、採用側は未経験者の中でもちゃんとプログラマーとして育つ見込みや長く働ける見込みがある人しか採用しません。

プログラマーとしてのやる気や覚悟を見せることができなければ、ただただあなたの時間を無駄にしてしまう面接となってしまいます。

未経験者歓迎という言葉に安心しないようにしましょう。

採用担当がプログラマー未経験者に求めている3つのこと

採用側がプログラマー未経験者にもっとも求めていることは下記の3点です。

1. プログラマーとして働くやる気が本当にあること
2. プログラマーとして本当に仕事ができること
3. 求められている人間力を有していること

上記の点についてどれか一つが突出していればいいわけではなく、どれも100%でなくともバランス良く満たしていることが求められています。

この「3つをバランス良く」がものすごく重要です。技術力だけあればいい、と考えている人もいますが、技術力だけやたら高く他はほとんど低いという人を求めている企業は、正直稀な企業なので勘違いしないように。

上記の3点について詳しく説明させていただきます。

1. 本当にプログラマーとして働くやる気があるのか

採用側はあなたがプログラマーとして「働くやる気」を求めています。

それは瞬間的なやる気ではなく、今後数年、十数年プログラマーとして働く気はあるのか、勉強し続ける気はあるのか、すぐ辞めないか、ということです。

ただ安心してください。どのように採用側に「やる気」を伝えるのかは、月に10名~20名ほどの面接を通して得たポイントを絡めてお伝えします。

Point 1 プログラミングをやってみてとにかく何かアウトプットを出す

採用担当者に「やる気」を見せるために最も効果的で、今後の役に立つ方法は「何かアウトプットを出す」ということです。

一歩踏み出すこともとても大切なんですが、「何かアウトプットを出すこと」は「一歩を踏み出す」よりも100倍価値があります。

極端な例ですが、野球の試合を見ているだけの人が「プロ野球選手になりたい」と言っているのを聞いて「まあ無理だろう」と思ってしまうのと同じです。

そこで「プログラマーになりたい」と考えている下記の2名が面接に来たときを比べてみましょう。

Aくん: プログラミングの本を買い、読み進めている
Bくん: 本を読み進めながら自身でプログラミングを実際に行い、簡単なアプリを一つ作っている

この場合、私ならBくんを採用しますし、Aくんを採用する企業は残念ながらほとんどないでしょう。

iPhoneアプリでもandroidでも、簡単なWebアプリでもなんでも構いませんので、何か一つ作ってみましょう。

下記にプログラミングを学ぶためのコンテンツを用意しているので、ぜひ参考にしてみてください。

作って学ぼう!0から始めるJavaプログラミング入門』・・・Java言語を使用して簡単なアプリケーションを作成しましょう。

挫折知らずのプログラミング学習webサービス6選』・・・私が厳選したWeb上でプログラミングを学べるWebサービスのご紹介です。

初心者でもできる!プログラミングをゲームで学べるサイト8選』・・・ゲームという要素を用いてプログラミングを学べるサービスのご紹介です。

Point2 なぜプログラマーになりたいのかを明確にする

実際にプログラミングをやってみた経験から、どうして自分はプログラマーになりたいのか、どんなプログラマーになりたいのかを明確にしておいたほうが良いです。

「なんでプログラマーになりたいの?」という問いに対する熱い思いが聞ければ、採用担当としても「おっ、いいね」となります。

プログラマーになりたい理由が最初はふわっとしていたという人でも、実際にアクションを起こしてみることで、プログラマーになりたい理由も湧き出てくるかと思います。

建前は全く必要ないので、本音の熱い想いを明確にし伝えましょう。

2. プログラマーとして本当に仕事ができるのか

「プログラマーとしての知識や技術力があればそれでいいでしょ」という考えの方も多いんですが、それは大きな勘違いです。というか大きすぎます。

どんなにプログラマーとして知識にあふれ、ずば抜けた技術力を持っていても「まともに話ができない」「チームメンバーと連携が取れない」「自分勝手な行動をする」といったような状態では、まったく話になりません。

そのような人は正直、プロジェクトを進めていく上で疎ましい存在とされてしまうので、全くもって必要とされません。

プログラマーとしては未経験でも、社会人経験がある方であれば、必ず過去の経験や仕事の進め方が活きてくるので、そちらも忘れずにおきましょう。

3. 求められている人間力を有していること

「人間力」という言葉は定義があやふやで、表現も難しいですが「あなたの人となり」です。

挫折をしたことがある・ない、チームをぐいぐい引っ張るムードメーカ、調整役としての立ち回りがうまい等、採用担当であればすぐに見抜くことができます。

この「人間力」については、残念ですが短期間で大きく変化させることは難しいです。

なぜなら「人間力」は、その人のバックグラウンドや、生い立ち、経験に大きく影響されているからです。

「人間力」については、変えることは考えずに、自身を理解し、どうやったら伝えられるかを考えるほうが良いでしょう。

嘘はダメです。嘘なんて採用担当からすればすぐに見抜けますし、もし嘘がばれなかったとしても、入社してから苦労するのはあなたなので、面接では正直に伝えましょう。

「人間力」がその会社に認められれば、技術力がさほどなくとも採用される、ということはザラにあります。

まとめ

プログラマー未経験者が正社員のプログラマーとして働くため一番手っ取り早いことは、「とりあえずプログラミングをやって、なにか形にする」といった、やる気をみせるためのアクションを起こすことです。

そして、やる気をみせるだけではなく「プログラマーとして本当に仕事ができるかどうか」や「人間力」も重視されているということも覚えておいてください。

あなたがプログラマーとして活躍できることを期待しています。

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