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ウェブサイトやスマートフォンアプリの顧客行動や経験、感情の変化をリアルタイムに解析・可視化するCX (顧客体験) プラットフォーム 「KARTE(カルテ)」を運営する株式会社PLAID。本記事では、同社へエンジニアを務める岡田秀之氏へ、同社の魅力やエンジニアとしてのやりがい、そして現在に至るまでの経緯を伺って来ました。

文系からエンジニアを目指したのは、時代の変化がきっかけ

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– 早速ですが、岡田様は現在PLAIDにおいてどのような形で開発に携わっているのでしょうか?

今は、KARTE上で使える「Datahub」という新機能の開発に携わっています。すでにベータ版としてお客様には提供を始めているのですが、プラグインとしてはかなり大きなものになります。

簡単に言うと、企業に貯まっている顧客に関わるデータとKARTEで取得するサイト内データを組み合わせて、今まで使えていなかったデータをどんどん活用できるようにしていくようなものです。僕は、そのプロジェクトの中でデータベースをはじめとした裏側の部分の開発を担当しています。

– 岡田様自身は、エンジニアとしてはバックエンドの開発を行うことが多いのでしょうか?

今のところはバックエンドがメインですね。

– ちなみに、岡田様は文系学部の出身お聞きしているのですが

そうです。 経済学部出身です。

– なぜそこからエンジニアになろうと思ったんでしょうか?

そこは結構ふわっと始まっています。

大学時代、経済学部の勉強の一環として漠然と新聞やニュースで政治経済の流れを追うことが多かったんですが、その頃Google、Amazon、Facebookなどのテック企業の話題を耳にすることが多く、そういう企業がこれからの時代を引っ張っていくんだろうな、と思ったのがテクノロジーに興味を持ったきっかけです。

– きっかけは時代の変化だったんですね

ニュースを追う中でAIとかIoTといった技術系のワードが頻繁に出てくるんですけど、それが何なのか調べてもあまりわからない。でもそういう技術の存在感が世界でどんどん大きくなっているのを感じていたので、それに対するリテラシーがあったほうがこれから先有利なんじゃないかと思いました。それと同時に技術を知らないと時代に置いて行かれるんじゃないかという怖さも感じていました。

それから就職活動の時期になり、どんな職についてどういう人生を生きようか考えたときに、営業のようないわゆる文系職に就いて生きていく他にも、技術を使って時代を引っ張っていく側へチャレンジしてみる道などもあるのかなと思ったんです。そのあたりがエンジニアを目指し始めたきっかけですね。

– そこからどのようにしてプログラミングを習得したんですか?

最初はWeb上から無料で見られるサービスとかでHTMLを触ってみることから始めました。そこでやってみてわかったのが「なるほど、よくわからない」っていうことだったんですね (笑)

このまま一人で学習していても何も進まないと思って、とりあえずインターンを始めてみようということで参加したのがPLAIDのインターンでした。

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– インターンを始めてみてどうでしたか?

最初の数カ月は、当時業務委託で来てくださっていた人にごりごりしごかれていました。その頃の話はいまだにネタにされています(笑)

本当に何もわからなかったですし、つらいこともあったんですが、自分の知らないことをたくさん知れる。忙しいけれど、毎日成長している感じがあったので、つらくもあり楽しくもあり、といった感じでした。

– 実際入社しようというのはどのタイミングで決めたんでしょうか?

インターンを始めて半年くらいだったと思います。あまり人に言ってないんですけど、エンジニアになりたいっていうのが明確に決まった瞬間があって。

– どんな瞬間かお聞きしても良いですか?

インターンの途中でCTOの柴山に技術的な相談をしに行ったことがあったんですが、その時、僕が悩んでいる部分を「こうしたらできるんじゃないかなー」と言いながら目の前でキーボードをカタカタ打って、「できた!!」って、ニコって笑ったのを見た時に本当に楽しそうだなと思ったんですよ。

それを見て、自分も技術を楽しめるエンジニアになりたいなって思って、そこで決まりました。

– 柴山さんの笑顔にやられてしまったんですね

そういうことになりますね (笑)

– そこからエンジニアとして生きていくにあたって、PLAID以外の選択肢は考えなかったのでしょうか?

そうですね。あまり考えませんでした。というのも、僕自身KARTEのサービスがすごく好きだったんです。

学生時代のアルバイトの経験とかから「お客様に素晴らしい体験を提供する」といったことが好きで、インターンにPLAIDを選んだのも、KARTEのサービスがまさにそういったサービスだったからなんです。

そこからインターンとしてKARTEに関わっていく中で、自分たちが作ったものが社会に与える影響の大きさも感じて、そこも面白いと思っていましたし、自分が怖いと感じていた新しい時代をつくっている感覚があると思ったんです。なので、働くならここがいいと思っていました。

– そこから今PLAIDで働いていて、どんなときが一番楽しいですか?

さっき言ったように僕はKARTEが好きなので、これからKARTEをどうしていきたいかとか、KARTEの可能性みたいなことを話しているときは、ワクワクして楽しいなと思います。それを実現するためにはどうしたらいいかを考えるときも楽しいです。

– 未来の話をする時ですね

そうですね。今自分が携わっているところも、KARTEの幅を大きく広げることができる機能だと思っているので、毎日楽しいです。

KARTEというサービスに関われることが最大の魅力

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– 岡田様が思うPLAIDの魅力ってどんなところでしょうか?

色々あるんですが、やはりサービスとしてKARTEが魅力的だというのが一番だと思います。

Webやアプリ上に訪れているユーザーさんが今どんな状態なのかを可視化できて、かつそこに対して働きかけができるというのは本当に面白いサービスだと思います。

今まで対面でしかできなかったような接客をWeb上で実現させ、さらにそこにWeb上だからこそできる強みを加えた、社会を変えていけるようなプロダクトの開発に関われるというのはすごく魅力ですね。

– 組織としてはどういうところが魅力だと思いますか?

エンジニア視点だと、自由度が非常に高いところは魅力だと思っています。

PLAIDはプロダクトをエンジニア主体でプロダクトアウトにつくっている部分があるので、エンジニアサイドからもこういうものを作っていきたいという意見が言いやすいんです。

– プロダクトはエンジニア側からの発案でスタートすることの方が多いんでしょうか?

どっちもありますね。お互い得意分野が違うので、どっちからスタートすることもあります。そもそもどっちの視点が優先っていう考えがない感じです。

– お互いの得意分野を活かし合って、という感じなんですね

そうですね。

あとはモニターや椅子、書籍購入なども含めて、働く人と環境への投資も積極的です。生産性を高めるために、良いと思ったことは当然のように取り入れていく会社です。

– 聞いていると理想的な環境ですね

本当にそう思います。学習に対するコストも惜しまないので、海外の新しいSaaSサービスでも参考に触ってみたいという要望があればどんどん導入していますし、将来に向けたR&D (研究開発) のようなことも、社内の有志がやっています。

能動的なトライ&エラーができる人と働きたい

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– 岡田さんから見て、どんな人がPLAIDに合うと思いますか?

とりあえずアクションできる人。トライ&エラーができる人というか、失敗を恐れない人。あとは、自主性がある人ですね。

PLAIDのエンジニアは、上から言われたものをつくるより、何をどうつくるのか自分たちで考えることの方が多いので、色々考えてとりあえずつくってみることができて、その上でどんどん改善を繰り返して行けるような人は合うと思います。

– 自分からどんどん意見を出していきたい人にはすごく面白そうですね

そうですね。

ワンプロダクトでやっている会社だと、このくらいの人数になるともう運用段階に入っていてスタートアップ感が薄くなっていると考える人もいると思うんですけど、全然そんなことはないです。

今回僕が携わっている機能も含めて作るものはたくさんあるので、能動的に色々やってみたい人の方が合うと思います。

– 岡田様が携わっている機能はかなり大きな機能なんですよね

そうですね。

KARTEのプラットフォームを使って新規事業をやっているようなイメージです。

今後もこういった大きな機能は作っていく予定ですし、その時もこのスピード感は維持していくと思います。

理解できなくても良いから、手を動かしてみる

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– 最後に、これからプログラミングを勉強しよう、エンジニアになろうと考えている方へ、今すぐ始められるアクションを一つ教えていただければと思います。

完全に何もやったことが無いなら、今はオンラインで学習できるサービスがいっぱいあるのでそれを試してみて、理解できなくてもとりあえず触ってみることをおすすめしたいです。

僕は「ドットインストール」を使っていましたが、やってみて理解できたのかって言えば全然できなくて、でもなんとなく面白い気がしたんです。だから理解するためにインターンしてみるみたいな感じだったので。

まずは自分がどう感じるのかを知るためにも、何でも良いので手を動かしてみると良いと思います。

– 好きかどうか試してみればいいと

はい。全然面白くないんだったら辞めても良いと思います (笑)

あとは、少しスキルアップ寄りの話になってしまうのですが、自分の知らないことを知る機会を増やすっていうのもおすすめです。

– 知らないことを知る?

自分が習得したことや興味のある技術に関して発信しているエンジニアって多いので、TwitterやQiitaを見てとにかくインプットを増やすような感じですね。

最初はどの記事を見ても知らない言葉ばかりが並んでいると思うんですが、それでも読んでみて、全部を理解できなくてもいいから単語を調べながら何を言われているのかを考えてみるんです。

それをやっていくと頭の中で「点の知識」が増えていって、大体1年くらい続けるとそれが繋がって線になっていくんです。その頃には自分の中の引き出しが相当増えているはずなので、それを使って色々作ってみると、かなり力もつくと思います。

– 自分の力がついていることを実感できると、それはそれで楽しいですよね

大事なのは、始める時もスキルを上げたい時もとりあえず気長にやるっていうところですね。

そんなに切羽詰まる必要もないと思うので、急ぎすぎず、楽しめる範囲で気長にやって、気付いたらできていたくらいのほうがエンジニアっていう仕事を好きになれる気がします。

– ありがとうございました!

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