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国内最大級の恋愛・婚活マッチングアプリ「Pairs」を運営する株式会社エウレカ(以下、エウレカ)。本記事では、同社でCTOを務める金子 慎太郎(かねこ しんたろう)氏へ、ここまでの経緯や同社の魅力を伺ってきました。

エウレカとは

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エウレカは、「Pairs」というオンラインデーティングサービス、いわゆるマッチングアプリを中心に事業を展開しています。

エウレカでは「かけがえのない人との出会いを生み出し、日本、アジアにデーティングサービス文化を定着させる。」というビジョンを掲げていて、「Pairs」によってより多くの人が大切なパートナーと出会える機会を増やし、自分の望む人生を手に入れることができる社会を作っていきたいと考えています。

– マッチングアプリもここ数年でずいぶん印象が変わりましたよね

以前は「出会い系」と呼ばれて、ネガティブなイメージをお持ちの方も多かったと思いますが、3年前くらいからかなり世間的なイメージは変わってきたと思います。

今ではPairsを使っていることをオープンにしている方もずいぶん多くなり、僕自身も友達からPairsを使っていると言ってもらえることが増えました。

– イメージを変えるためにエウレカとしても何かしたのでしょうか?

そういったプロモーションももちろん行っていますが、まずはサービスを絶対的にクリアなものとして作っています。

目的外利用のユーザーを排除して、かけがえのない人に出会えるように、誠実なサービスとして運営しています。

「出会い」を利用して儲けるのではなく、サービスの先にいるユーザーさんを幸せにするという軸をブラさずにやってきたというところも大きいと思います。

現在について

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– その中で、金子さまは現在どのように開発に携わっているのでしょうか?

現在僕はCTOという役割を持っていて、エンジニアとしてコードを書くというよりは、事業戦略や組織戦略をもとに、どういった技術を使ってそれを実現するのかというのを考えています。

また、Pairsにはたくさんのデータが集まるので、そのデータをどのように整理、蓄積していくか、そしてデータをどのように活用していくかといったデータ戦略を考えるのも僕の仕事です。

そういった戦略的な部分を考えるのに半分くらいの時間を使っていて、残りの半分をエンジニアの採用や、エンジニアにとってより成長できる環境を考えるといった、エンジニア組織のマネジメントに費やしています。

– 金子さまにとってのやりがいはどんなところなのでしょうか?

技術者としてのやりがいとCTOとしてのやりがいは変わってくるのですが、まずCTOとしてのやりがいからお話すると、やはりエンジニアチームの成長を感じる時がやりがいに感じます。

エウレカでは、社内表彰制度があるのですが、エンジニアチームからMVPに選ばれた時は非常に嬉しいです。直属のメンバーが受賞した場合は僕がコメントを読むのですが、嬉しすぎてコメントの原稿を書く段階で泣いていました(笑)

– 泣くほどに!それは本当に嬉しいんですね

すごく涙もろいんです。

結局コメントを読んでいる時も泣いてしまって、代表が代わりに読んでくれました(笑)

– 逆に、技術者としてはどんなところにやりがいを感じていたのでしょうか?

頭の中でイメージしたものが想像どおりに動いた時です。

ユーザーさんの目線になって「何かひっかかるな…」と感じた点に対して、一体何が問題なのかを洗い出してどんどん潰していき、自分の納得いく形まで仕上げたときには、すごくやりがいというか、満足感があります。

居酒屋で不採用、そしてエウレカへ

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– 次は、金子さまが現在に到るまでの過程を聞きしたいのですが、なぜエウレカに入社しようと思ったのでしょうか?

エウレカは僕にとって2社目にあたります。

僕は前職を辞めたあとカナダへ留学して、そこから戻ってきてしばらくニート生活をしていたんですが、ある日流石に仕事をしなければと思い、最初は居酒屋のアルバイトにエントリーしました(笑)

– まさかの居酒屋なんですね

大学時代に居酒屋でアルバイトをしていたのですが、当時とても楽しかったので、またやってみたいなと。

でも結局不採用というか、面接の連絡さえ来なくて(笑)

それでちゃんと就職先を探そう!と思い、「Green」を使っていろんな企業を見ていたところ、目についたのがエウレカでした。

– どんなところが目にとまったのでしょうか?

掲載されていた求人のクリエイティブがとにかくかっこよかった。他の企業に比べてダントツにかっこいい求人だったんです。僕自身、デザインやUI/UXにはすごく興味があったので、そこに重きを置いている会社という部分にまず惹かれました。

その頃のエウレカではまだPairsの事業も始まっていなかったのですが、そこからエウレカを調べていくうちに、当時やっていたプロダクトや会社の環境も魅力に感じて「もうここしかない」という気持ちで応募しました。

そのあと実際にオフィスまで行ってみて、オフィスもかっこよかったし、働いている人も素晴らしいと思い、エンジニアとして入社しました。

とにかくオープンでフラットな社風

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– そこから実際にエウレカに入社してみて、どんなところが魅力的に感じましたか?

おおざっぱに言えば雰囲気が魅力的です。

具体的には、非常にフラットな組織体制になっていて、僕含め経営陣にも気軽に話すことができる仕組みや場を提供していたり、エンジニア含めみんなオープンなので、社内のコミュニケーションや連携は非常に取りやすいです。

コミュニケーションの機会というのは非常に大切にしていて、そのために社内に卓球台もあります(笑)

– オフィスも壁がなくて全体が見渡せるようになっていますね

そうですね。業種や役割で隔たりが生まれないよう、そこは意識しています。

あとは、やっぱりPairsという事業もすごく素敵です。

パートナーと引き合わせる、という人のライフステージを変えるサービスの運営に関わっていけるというのはとても魅力的な点ですね。

技術的にも人対人といったデータを取り扱わなければならないのと、トラフィックが多いのがデーティングサービスの面白いところです。エンジニアとしてこのような大規模サービスに携われる機会は稀なので、開発に関わるのは非常に楽しいと思います。

– エウレカのメンバーの皆さんにも、Pairsを使っている方はいるのでしょうか?

いますよ!

中にはそのまま結婚したメンバーもいます。

– そこも皆さんオープンなんですね!

そうですね。

加えてエンジニアの話で言えば、非常に優秀なエンジニアは多く在籍しているので、技術的なナレッジのシェアというのは手厚くできるのかなと思っています。

僕自身、勉強会を開いたり教えたりというのは好きなので、希望があればしっかりと教えます。

今だと外部のGoの勉強会などにも登壇していたりするので、Goに関してはかなり深いところまで教えることができるかと思います。

柱を持って自走できる人と働きたい

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– 次に、これからどんな人と一緒に働いていきたいとお考えでしょうか?

経験やスキルより、まずは僕たちのミッション / ビジョンに共感できるか?そして事業が好きかどうかが大事だと思っています。

ただ、事業だけが好きなだけだと、Pairsが上手くいかなくなった時はどうするのか?という話になってしまうので、それよりももっと根本、エウレカの掲げるミッション / ビジョンの部分へ共感していただける人。

その上で、言われたからではなく自分からどんどん行動を起こしていける人であれば、一緒に働いていく仲間としてぜひ力を貸していただきたいと思います。

– Pairsが上手くいかなくても、エウレカのビジョンを実現するために次は何をすればいいかを考えて行動が起こせるような方ということでしょうか

そうですね。

併せて、何かをやろうとなった時に、頭で長く考えて慎重にプランニングして…というよりは、まずはやり始めよう!という勢いを持って一緒に熱くなってくれるような人と一緒に働けると楽しいんじゃないかと思っています。

そして、自分のやりたいことを押し付けるだけではなく、周りのメンバーのことを尊重した上で「一緒にやろう」と巻き込んでいってくれるような方とはぜひ一緒に仕事をしたいです。

簡単なものを1つつくりきってみる

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– 最後に、これからプログラミングの勉強を始めよう、エンジニアを目指そうと思っている方々へ向けて、まずはこういうアクションから始めてみたらいいんじゃないかというのを教えていただければと思います

まずは簡単なものでいいので、とにかく1つアプリを作りきってみるということですね。

例えば、カップラーメン用のタイマーとか、そういった単純なものを、しっかり動くものとして作る。

– 形にすることが大切なのでしょうか?

そうですね。これはプログラミング以外のことにも言えますが、いきなり難しいものから入るとまず間違いなく挫折するので(笑)

今だとAIやブロックチェーンといった技術が話題になっていますが、そこから入ると本当に何も理解できなくて挫折すると思います。

– しっかりゴールすることが大事なんですね

何かを作り上げたという体験をすることが大切だと思っています。

動けばコードだって全然綺麗じゃなくていいと思いますし、そこから少しずつ改善していったり、読みやすいコードに直したり、もう少し機能の多いものを作ることに挑戦してみてもいいと思います。

– ありがとうございました!

ありがとうございました!

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