「勤勉さ」「真面目さ」を感じられるか。株式会社リ・バース・古川様が大事にする人材採用の流儀
GEEK JOB編集部
※こちらの記事の続きとなります。まだ読んでいなければこちらもご覧ください!
「エンジニアがなかなか採用できない」
そんな企業担当者の方に、2回に分けて株式会社リバース・古川様のインタビューをお届けしています。
4年間で50名以上採用した背景には、どのような考えがあるのか。前回は、採用の際に重視するポイントをお聞きしました。
今回は、エンジニアが活躍するための会社経営についてお伝えします。
目次
株式会社リ・バース 代表取締役 古川様
ー プログラム以外の教育とかは貴社で何かされてるんですか。
そうですね。考え方とか、あとは何だろう…極端なところで挨拶の仕方がなってないとか(笑)いうようなことまで教育しています。
ー 考え方っていうのは、どういった教育のされ方をするんですか。
一つは、経験者の先輩社員にレクチャーしてもらっています。
すごくお客さんから評価もよくて、実績も抜群にいいという社員が何人かいるので、その社員たちに資料を作ってもらって、SEとしての心構えとは何かとか、自分が新人だった頃はどういう考え方をしていて、どんなことをやってたのかっていうのを話してもらっています。
それを自覚させて、そのあとに懇親会やったりしてます。
ー 活躍してる先輩からそのまま学ぶっていうやり方ですよね。
そうなんです。そういう人たちは、どういう考え方に基づいて、実際にどういう行動をとってたのかっていうようなことですね。聞きたいことだと思うんで、そういうことを教えてあげたり。
ー そういう活躍されてる方に対して、古川様から直接何かフィードバックとか評価っていうのはされてたりするんですか。
表彰制度のようなものはないけど、活躍して評価が出ると給料を上げるようにはしてます。
ー 分かりやすいですね。どういうお客さんから評価を頂くことが多いですか。
当社ではお客様からの評価が低い人はいないですね。
まずはお客様と同じスタンスに立つっていうことを伝えています。
注意する側と注意される側とか、仕事をさせる側とさせられる側というのではなく、あくまで一緒に仕事をしてるんだというスタンスで臨むようにしてます。
イーブンイーブンになるように、そういうスタンスでみんな仕事をしています。
ー お客様から評価されてる方々に対して、お客様から何か言葉を頂くことはありますか?
それはよくあります。
「一生懸命やってくれてるよ」とか、「いいね」といった言葉をいただくことが多いですね。
ただ、仕事が長く続く方が大事で、お客様からの受注量が増えたりとか、結果的にそうなってくれた方がいいですよね。
仕事が続いてるっていうことは、そういうことなんだろうと思います。
ー なるほど。
他の会社より、うちを良いと思ってもらえるかですよね。リ・バースをいいと思って使ってもらえる状況を作るのが一番いいと思います。
金額を下げてまで当社にまかせてもらうということはやってもしょうがないので。
それで弊社がいらないって言われるんだったらそれまででいいかと思っています。
ただ、うちは大手さんも入っていますし、そのへんは大丈夫じゃないかなと。
ー これからこの採用を続けていく上で当社に対して何かご要望とか、もっとこうしてほしいみたいなのってあったりします?
そうですね、1つ挙げるなら、紹介してくださる方の客観的な評価をよりわかりやすくしてほしいですね。研修をしていらっしゃるトレーナーの方が評価して、まとめてくださってますよね。
例えば、納期に対する考え方はどうなのか、研修に対する考え方はどうだったかということをグラフ化して、相対的な評価を出してくださると助かりますね。
ー なるほど。ありがとうございます。実はまさに古川さんから言われたことを、かなり仕組化してやろうと考えているんです。
しかも、それをなるべく工数を掛けずに、満足いただけるような形で。グラフとかで見えるようにっていうのを、まさにOが取り組んでるところでです。
あまりモタモタしてるとうちのほうが先にやっちゃうよ(笑)
ー そうですよね(笑)GEEK JOBから提供できるよう全力で進めていきます。
ー ところで、先日あるメディアの記事を頂いたじゃないですか。それを拝見して、貴社に軸みたいなものがあると感じたんですが、それはどのようにしてできたんですか?
それは、この仕事は「人」がほとんどで、人以外に関わるものってほとんどないですよね。
ー だから、人が財産っていう。
そうですね。だから例えば、同じ100人の社員を抱えてたとしても、経営者によって、その会社の色って変わると思うんです。
ー そうですね。
つまり、そこの会社にいる100人の能力がどれだけ発揮できるかっていうことも、経営者で決まっちゃうわけですよ。
だから事業って、人の持ってる能力を、どこまで最大限発揮させて、顧客サービスを最大化して、最大の利益を生んで、最大の対価を払ってもらうかっていうゲームみたいなものですよね。
人の能力をどこまで発揮させられるかは経営側の問題。だから、人を大事にするというか、いかに能力を発揮してあげられるかっていうことを考えています。
やる気になってやろうと思ってやってるか、やらされてると思ってやってるのか、同じことをやってても全然違うでしょう。
ー そうなんですよね。
それは気持ちの問題のところが大きいですからね。
ー 本人がいかにやる気になるか。
そうです。やろうと思ってやる人の生産性と、やらされてるなと思いながらやる人の生産性って全然違うわけです。いかにやる気になる状況を作れるかですね。
ー なるほど、わかりました!本日は、お時間いただきありがとうございました。
「社員が最大限能力を発揮できる環境を作ることが経営者の仕事」
このようにおっしゃる古川様の言葉から、会社の経営方針、そして前回お伝えした人材採用に関する「軸」を感じることができました。
これからも、リバース様の軸を大事にしながら、人材採用のお手伝いをいたします。
古川様、貴重なお時間ありがとうございました!