【内定者インタビュー】「システムのエラーを自分で直したい」自社HPの改修がきっかけ|建設業事務員からエンジニアへ
GEEK JOB編集部
SEになりたいけど、プログラミングができないといけないの?面接で何を話せばいい?未経験でも採用してる?そんな疑問を持つ方に向けて、SEになれるのはどんな人か、どうすれば未経験からSEになれるのかをGEEK JOBが徹底解説します。
ついに小学生のなりたい職業1位を獲得したエンジニア。
IT業界の成長に合わせて需要が増加し続けるSE(システムエンジニア)に憧れる人も増えてきています。
でも、SEになりたいと思ってもそもそもSEになれるのか、なるためにはどうすればいいのか分からないという人も多いですよね。
特に、IT業界やプログラミングに触れたことが無い人にとっては非常に遠い職業に感じるのではないでしょうか?
本記事では、そんなあなたのために、600人以上の方のエンジニアへの就職をサポートし続けたGEEK JOBが「未経験からSEを目指す方法」お答えします。
本記事は、2018年5月17日に執筆した記事に加筆・修正をおこなったものです。
そもそも理系出身でもない未経験の人がSEになれるのか?という不安がありますよね。
結論から言ってしまうと、未経験からでもSEを目指すことはできます。完全に理系職のイメージなのに、なぜそんなことができるのか?その要因となる3つの要素を本項目でお話します。
現代社会の急速なIT化伴ってエンジニアの需要は増え続け、どの企業もエンジニア不足に頭を抱えています。2020年には30万人のエンジニアが不足するとも言われ、その求人倍率は現在の7.7倍となっています。
求人倍率とは、1人の求職者に対していくつの求人があるのかという指標です。求人倍率が7.7倍ということは、1人のエンジニアを7社以上が取り合っているということになります。
そこで現在では、競争率の高い経験者のエンジニアを取り合うのではなく、自社で育成することを前提に未経験の方の中途採用を行う企業が急速に増えてきています。
つまり、熱意がある人であれば経験が無くても採用されるチャンスがあるということ。これが、未経験の方でもSEになれる大きな要因の一つです。
未経験からSEを目指すのであれば、なるべく早く行動を始めたほうが良いでしょう。
未経験からエンジニアを育成していこうという企業は、できるだけ若手の人材を採用したいという気持ちがあります。
同じ年齢でも早く始めた人のほうが経験が長くなるので、できるだけ早い段階で育成を始めたいということですね。
それに加えて、スタートが遅くなるほど同じ年齢層のエンジニアと比べて技術的な差が生まれるため、そうなった場合に本人が感じるストレスを気にしているケースも多いです。
実際に未経験のエンジニアを雇用する場合、30歳が書類審査を通すボーダーラインだという採用担当は非常に多いです。
資格などを事前に取得していることは持っていることはもちろんプラスですが、資格を取るのに1年費やすより、1年早く就職活動を始めるほうが未経験からエンジニアになれる可能性は高くなります。
さらに、エンジニアとして転職活動を行う際も資格よりも実務経験が重視される傾向があるので、早めにエンジニアになっておいて損はありません。
エンジニアになることを考えるのであれば、少しでも早く就職活動を始めることをおすすめします。
理系出身でないことを気にされる方も多いですが、あまり気にしすぎることはありません。
もちろん理系出身者であれば採用されやすくなるのは事実ですが、未経験者の採用を行っている企業の多くは文理不問となっています。
これは、未経験のエンジニアを採用しようという企業が選考を行う際、今までやってきたことではなく、入社後どれだけ頑張って技術を習得するのかを大切にしていることが理由です。
実際に選考を行う際にどんな点を重視しているのかは下記の記事で詳しくご紹介しています。
入社後にどれだけ頑張れるかを見ているので、就職活動中や活動前に独学で何か勉強した経験などは非常に好印象です。
SEを目指すのであれば、今すぐにでもプログラミングの勉強は始めておきましょう。
上記では未経験からでもSEを目指すことができると書きましたが、完全未経験の方がいきなりSEとして就職することは多くありません。
その理由は、システム開発の工程でSEが担当する業務範囲にあります。
SEは、システム開発という大きな流れの中で「上流工程」と呼ばれる部分を担当することが多いです。
これは開発の全体や詳細を設計していくポジションになるので、基本的にはある程度プログラマーとして経験を積んだ人がアサインされます。
アジャイル型と呼ばれる開発手法を採用している企業の場合は、設計から実装、調整の流れを非常に早く細かく行うため、SEとプログラマーを明確に分けないことも多くなっています。
SEの仕事内容については下記の記事でも詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
ここまで読んだ方の中には、SEとプログラマーの何が違うのかが気になっている方もいらっしゃると思います。
簡単に言えばSEはシステム開発の前半、プログラマーは後半を担当していると思ってください。
「こんなものが作りたい」「こんな問題を解決したい」という人に対して、「こうやって作ればよさそうだ」というところまでを考えるのがSE。
そして、実際にコードを書いてそれを形にしていくのがプログラマーです。
SEとプログラマーの違いに関しては、下記の記事でも詳しく解説しています。
前述したとおり、実際にコードを書いていく工程はプログラマーが担当するため、SEが直接コードを書く機会はそれほど多くありません。
しかし、プログラマーがコーディングを行いやすい設計書を作るためにはプログラミングの知識が必須になりますし、状況によってはSEがコーディングを行うこともあります。
もし、あなたが直接SEを目指す場合でも、プログラミングの勉強はしておいたほうがよいでしょう。
SEは技術職なので、仕事をしていく中で身につけた知識やノウハウは全て自分自身に蓄積されていきます。「どの企業に属していたか」ということよりも「何ができるのか」が大切になる職種です。
しかも、前述の通りエンジニアの求人倍率は7.7倍。
その中でも実務経験を積んだエンジニアの市場価値は非常に高く、数ある職種の中でもSEを含むIT技術職が転職をしやすい職業と言われる要因もここにあります。
もちろん、企業に属さず個人で仕事を受注していくような生き方も可能です。
SEに転職して経験を積めば、企業に依存しない市場価値を自分に蓄積することができるので、企業の安定性や規模とは違った安定を得ることができます。
変化の激しい今の時代において、自分自身の市場価値を大幅に高めることができるのは非常に魅力的ですね。
IT社会と呼ばれる現代において、エンジニアが作り上げたシステムは欠かせないものになっています。
エンジニアが一斉にいなくなれば、今みなさんが使っているスマートフォンアプリやwebサイトも瞬く間に使えなくなっていきます。
今当たり前の用に世界で使われているメール、SNS、電車の乗換案内も全てエンジニアが作り上げ、そして常に正常に機能しつづけるように監視、運用しています。
ITに依存しているとも言える現代社会の中で、システムを作り上げるSEは今や世の中に無くてはならない社会的意義の非常に高い職業です。
SEは平均年収が高いことでも有名です。
SEの平均年収は547万円と、全職種をあわせた一般的な平均年収454万円を大幅に超えており、社会人の中では高額な部類に入ります。さらに、先程もお話したように自分自身に価値が蓄積される職業なので、身につけた能力は多くの企業で活かすことができ、転職をした場合でも年収が下がりづらいという利点もあります。
さらに、SEは常に不足しており、経験を積んだSEの需要は今後も伸びていくため、平均年収も上昇傾向にあります。
年齢別で言うと、20代の平均年収が358万円、30代で403万円と上がっていき、ピークを迎える50代で796万円となっています。また、経験年数に加え、資格取得など技術の習得によって年収が上がりやすいのも一つの特徴です。
また、トレンドのプログラミング言語を習得したり、先端技術を使ったプロジェクトに関わることによっても、収入を一気に引き上げることが可能です。
一般的に高単価の仕事が多いので、企業に属さずフリーランスとして生きていく場合にも高収入になりやすいのも魅力ですね。
SEの給与については下記の記事でも詳しく解説しています。
10年前には全く一般的でなかったAIが、今では当たり前のように様々なアプリに搭載されています。
IT業界は技術の進歩が非常に早く、今まで主流だった技術や知識が急に過去のものになることも珍しくありません。
その中でお客様やユーザーの要望に応えていくためにも、SEは常に最新の知識を仕入れていく必要があります。
逆に言えば、普段から新しいものや流行り物を気にしている人には非常に向いています。
自分の好きなもの、例えば映画やゲーム、音楽の情報サイトなどを定期的に徘徊する癖がある人などにはSEの適正があると言えるでしょう。
選考を受ける際にも、今どんな技術に興味があるかを自分の言葉で伝えることができれば、技術のトレンドに興味がある点が評価され、採用される確率も上がります。
SEは黙々とPCと格闘していると思われがちですが、その業務はお客様がどんなシステムを欲しているのかをヒアリングしていくような仕事や、プログラマーがプログラミングしやすいような設計書を書いたりなど、人とのコミュニケーションやわかりやすい説明が求められる仕事がメインになっています。
エンジニア以外の職種と関わることも多いですし、お客様やユーザーがITとは全く無縁の世界で生きていることもあります。
営業職や接客業などは一見SEとはかけ離れた職種に見えますが、コミュニケーション能力に長けた人は実はとても歓迎されます。
プログラミングやITの知識は勉強すれば身につくので、コミュニケーションを円滑にとる能力の方が大切という企業も少なくありません。
サービス業などを経験していた方は、そこで身につけたコミュニケーション能力を積極的にアピールすると良いでしょう。
こちらも、SEが黙々とPCに向かっているイメージを持っている方にとっては意外な特徴ですね。
仕事してエンジニアになった場合、開発を一人で行うということは非常に少なく、多くの場合はプロジェクトごとにチームを組んで開発を進めていくことになります。
その中で、開発メンバー全員とコミュニケーションをとりながら、いかに開発がスムーズに進むようにするかを考えたり、どのプログラマーにどこを任せるかなどを考えたりなどをしていくので、最初から最後まで一人で完結したい人よりも、チームで何かをなし遂げるのが好きという人にも向いているでしょう。
SEになるために、必ず取得しなければならない資格などは特にないため、今すぐにでも選考を受けることは可能です。
人材が不足している職種ということもあり、熱意を持って挑めば面接が入ることもあるでしょう。
とはいえ、しっかりとポイントを押さえられていないと、どれだけ選考を受けても採用に至らないというケースが発生します。もしあなたが未経験からSEを目指すのであれば、少なくとも以下のポイントは押さえておくようにしましょう。
SEになるためには、プログラミングの知識や技術を先に勉強しておくことが一番大切だと考えている人が多いですが、一番見られているのは社会人としての立ち振る舞いや人間性です。
これは、SEに限らず全ての職種に共通しており、SEを始めとした技術職のみ例外ということはありません、。
特に未経験からSEを目指す場合は技術に関してはあまり見ないという企業も多く、社会人としてマナーが身についているか、しっかりとした受け答えができるかといった部分が大切です。
特に中途採用の場合、前職で社会人スキルは身についている前提です。
ここがしっかりできていなければ、プログラミングスキル以前の問題ということは忘れないようにしましょう。
では、社会人経験が無い場合はここで諦めるしか無いのかというと、そうではありません。
社会人としての立ち振舞いやビジネスマナーは後からでも身につけることができます。
ビジネスマナーに特化したスクールなども存在しますし、わかりやすく解説した書籍などもあります。
企業に属したことが無いからといって、自分には無いものだと諦めることはありません。
知識よりも社会人マナーが大切だとお話しましたが、最低限の業界知識は身につけておく必要はあります。
未経験からSEになった場合、実際に自分がエンジニアとして働いたと時にどういう仕事をしていくのか、どんな働き方になるのかを知っていないと、いざ働き始めた時に「想像と違う…」となってしまい退職してしまう可能性もあります。
採用担当の方からすれば、せっかく採用したのに退職してしまうというリスクは極力避けたいので、業界全体の仕組みや、どんな働き方になるのかくらいはしっかり知っている人を採用したいですよね。
IT業界の全体像やトレンドの技術まで理解した上で、自分が将来どんなエンジニアになりたいのか、そのためにどんな技術を身に着けたいのかまで話しことができれば、採用確率はぐっと上がるはずです。
SEはお客様へのヒアリングや説明、プログラマーに向けた設計書作成がメインの業務なので、自分でプログラミングをすることは多くありません。しかし、どうやってプログラムが組まれていくのかを知らなければプログラマーにわかりやすい設計書は作れず、お客様に技術的な説明もできません。
この点からも、一度プログラマーを経由してからSEを目指すというパターンが王道と言われています。
そのため、SEを目指す場合でもプログラミングの勉強をすることは必須と考えておきましょう。未経験から目指す場合でも、簡単なwebサイトくらいは作れるくらいの知識は身につけておきたいところです。
プログラマーを経由することが一般的と書きましたが、プログラミングの知識がある程度ついていて、なおかつコミュニケーション能力が優れている場合などは、最初からSEとして雇用されることもあります。
とはいっても、社会人マナーやプログラミングの知識、加えて業界の知識を全て独学で身につけた上で就職活動をするというのはとても骨が折れますし、どこまでできれば企業から見て十分なのかもわからないですよね。
そんな時は、エンジニアへの就職、転職を支援しているサービスを利用してみてはいかがでしょうか?
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