[プログラマー] 「仕事は楽しく」がモットー<GEEK JOBからの就職実績あり・20代活躍中>
GEEK JOB編集部
「未経験でもプログラマーになりたい!」そう考えている人へ、就職に有利な資格や未経験でも取得できる資格を8つご紹介します。資格の内容や試験の難易度、おすすめ教材について詳しく解説。未経験からプログラマーを目指す人は必見です。
「IT系の企業に就職してプログラマーになりたい」
そうは思っても、エンジニアとしてのキャリアがなかったり、プログラミング未経験だったりすると何から始めていいのかわからないですよね。
また「プログラマーになるには何か資格が必要なのか?」、「どんな資格を持っていたら就職・転職に有利なのか?」というところが気になると思います。
そこで今回は、forGEEK編集部が厳選した、プログラミング未経験からでも取得が可能であり就職も有利になる資格を8つご紹介していきます!
目次
プログラマーは免許が必要な職種では無いので、資格がなくてもプログラマーに就職することは可能です。
また、プログラマーが最も重要視されるのはスキルの部分なので、プログラマーになるためには、資格よりもどれだけのスキルを身につけているかをアピールすることが大切です。
資格は主に知識を問うものですので、自分の技術のアピールとしてはそこまで強くありません。
資格を持っていることよりは、プログラミングのスキル自体がどの程度あるかが重視されるため、就職活動や転職活動において有効なのは、自分で1からコードを書いてそれをWeb上に公開し、ポートフォリオを作ってアピールすること。
企業側は成果物を見ることでこちらのスキルを具体的に知ることができるので、実務経験がなくても採用にはとても有利になります。
とりあえず成果物を作ってみようという方には、以下のページで初心者向けの学習サービスを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
自分で作った成果物でアピールするのが最も効果的なのは間違いないのですが、資格を取得することに意味がないというわけではありません。
資格を取るために時間をとって勉強したということは、それだけプログラマーになる気持ちが本気であるということ。
企業側も、そのやる気を汲んでくれます。
特に、未経験からプログラマーを目指す場合、本気度は非常に重要視される部分でもあるのです。
また資格を取得しているということは、基本的な知識や仕組みを正しく理解しているということでもあるため、採用においては十分プラスになります。
資格取得は就職活動・転職活動のときだけ有効なわけではありません。
企業によっては、持っている資格に応じて手当てが出たり待遇が変わったりする場合があります。
入社後に会社側から資格を取ることを奨励されることもありますので、あらかじめ取得しておけばその分有利になってきます。
あなたが今後、フリーランスのエンジニアとして独立したいと考えているなら、資格を持っていることがさらに活きてきます。
過去に手がけた仕事とともに、取得している資格をアピールすることができれば、スキルと知識双方が目に見えて評価され、よりレベルの高い依頼を受けやすくなるでしょう。
プログラマーになるためにとっておきたい資格ですが、さまざまな団体の認定試験があるため、どれを取るべきか迷うと思います。
そこでfor GEEKがおすすめする、プログラミング未経験の人でも取ることができる資格を4つご紹介します。
資格の概要や難易度、試験の時期だけでなく、どんな教材を使って勉強したらいいのかもお伝えしますので、ぜひ資格取得の参考にしてみてくださいね。
「ITのことはまったくわからないけどエンジニアを目指したい!」という方は、ITパスポートから受験してみてください。
基礎中の基礎とも言える資格ですので、エンジニアとして最低限知っておくべき知識を身につけることができます。
「情報処理の促進に関する法律」に基づいて、経済産業省が認定している国家試験「情報処理技術者試験」のひとつ。
職種問わず、ITに関わる人が最低限備えておくべき基礎知識を問われる試験です。
試験時間は120分で、CBT(Computer Based Testing)方式というパソコンを使った試験となっています。
受験料は5,700円(税込)です。
情報処理試験区分でもっともやさしいとされています。
IPAが公開している統計によれば、合格率は社会人・学生合わせた平均で50%前後となっていますので、ある程度知識があれば合格できると考えられます。
全国47都道府県で随時開催されています。
会場によっては月に複数回開催されるところも。
基本的には土日開催ですが、平日に行われる会場もあります。
最寄りの会場や日程は、ITパスポート試験ホームページから探してみてください。
受験資格に制限がありませんので、これから企業に就職しようと考えている学生や、入社したばかりの新入社員、ITに関わる可能性のある人すべてが対象です。
また「今後ITエンジニアを目指したいけれどまったく知識がない」という方も、今後の資格試験に向けて受験しておくのがおすすめ。
「ITエンジニアになりたい」と考えている人に受けてほしいのが、基本情報技術者試験です。
初心者向けの資格の中で難易度が少し高めで、この資格を取得することができればかなりレベルアップしたと考えていいでしょう。
情報技術に関する基礎知識が必要な試験ですので、今後他の資格を取る際にも勉強しておいて損はありません。
ITパスポートと同じく、経済産業省が認定している国家試験「情報処理技術者試験」のひとつです。
情報技術の戦略立案やシステム開発、ソフトウェア設計など、情報技術に関する業務を誰かの下について行うことができるレベルの知識が問われます。
応募者数は年間で15万人超。
平成31年度春期の応募者平均年齢は26.5歳です(平成30年度IPA統計情報より)。
試験時間は午前と午後それぞれ150分ずつの、多肢選択式となっています。受験料は5,700円(税込)です。
情報処理技術者試験の中では下から2つ目、レベル2に位置しています。
ただし、合格率は20〜30%となっており誰でも合格できるというわけではありません。
プログラミングに関する知識も問われますので、プログラム言語の学習をしておくのがおすすめです。
毎年、春期(4月第3日曜日)と秋期(10月第3日曜日)に行われます。
1年に2回しか開催されないので、取得を目指す場合はいつまでに勉強を終わらせる必要があるのか、しっかり計画を立てて挑みましょう。
これからIT業界でプログラマーやシステムエンジニアとして働きたい人や、IT系の企業に就職してこれからエンジニアとして働く人などが対象です。
アメリカにあるOracle社が実施しているJavaに関する知識・技術を問う試験が、「Oracle Certified Java Programmer」です。
Java言語を扱うのが初めてであれば、このBronzeから受験して基礎を身につけ、上位の試験へチャレンジする足がかりになると思いますよ。
Oracle Certified Java Programmerは簡単なレベルから順にBronze、Silver、Goldとランク分けされており、BronzeはJavaの考え方を基礎から学ぶ初心者向けの資格で、Silver以上は全世界共通の資格です。
Java言語の基本文法や、Javaでプログラミングする際の基本的な考え方について出題され、65分間で60問に答えます。
試験はCBT方式でオンライン受験が可能。
受験料は13,600円(税抜)です。
Javaのバージョンによって資格が異なるため、どのバージョンを受けるか決めてから申し込みましょう。
合格率は公開されていませんが、普段からJavaを使って仕事をしている人にとっては簡単な試験となります。
合格ラインは正答率60%であり、まったくの初心者でもテキストなどで勉強すれば合格できるレベルとされています。
オンライン受験が可能なので、自宅からいつでも好きなタイミングで試験を受けることができます。
これからJava言語を使ってプログラミングを始めたいと考えている人や、実務経験はないけどプログラマーを目指したいという人が対象です。
Java言語を使ったプログラマーを目指すなら、より実務的な試験であるJavaプログラミング能力認定試験がおすすめ。
受験資格が制限されておらず、等級もレベル別に分かれているため、初心者でも挑戦しやすい試験です。
サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催する試験で、Javaの基礎知識とプログラミング能力があることを認定する民間資格です。
難易度に応じて1級から3級まで設定されており、いずれも受験資格の制限はありません。
初心者向けの3級は試験時間60分で、受験料は5,100円(税込)となっています。
サーティファイ情報処理能力認定委員会が公開している合格率は、1〜3級合わせて平均65.3%(平成28年度)となっており、実務経験がある人にとっては難しくない試験となります。
1級はプログラムを作成する実技試験がありますが、2級と3級は筆記試験のみですので、初心者向けと言えます。
級によって年間の試験回数が異なります。
詳細なスケジュールはサーティファイ情報処理能力認定委員会のホームページで確認してみてください。
これからJavaを学び始め、実務で使えるようになりたいと考えている人が対象。
また基本情報技術者試験を受験しようと考えている人も、2級や3級をとっていると理解が進むのでおすすめです。
未経験で取得できる資格は、基本的な知識を問われるものが多いぶん、就職・転職のアピールとしてやや弱いのも事実です。
初級レベルの資格を取得して一定の知識が身についたら、その上のレベルの資格取得に挑戦しましょう。
プログラマーとしての実務経験がなくても基礎知識がしっかり身についていれば取得できるおすすめの資格を4つご紹介します。
IT業界未経験の方におすすめした、ITパスポートと基本情報技術者試験。
その上位資格として位置付けられるのが応用情報技術者試験です。
基礎を理解した上でITエンジニアとしての総合力が問われる試験なので、IT業界への転職において持っていると有利な資格といえます。
経済産業省が認定している国家試験「情報処理技術者試験」のひとつで、IPAが運営している試験です。
ソフトウェア開発技術者試験の後継とされており、自分でシステム設計・開発や問題解決、プロジェクトマネジメントができる力を必要とします。
試験は午前150分で四肢択一問題を80問、午後は150分で記述式問題11問中5問に答える形式です。
受験料は5,700円(税込)です。
情報処理技術者試験制度ではスキルレベル3に位置付けられており、ITエンジニアの総合的な知識を問う試験では最難関レベルです。
IPAが公開している合格率は20%前後ですが(IPA統計情報より)、受験申し込み者はエンジニア経験者が多いため、難易度は高いと言えるでしょう。
年に2回、春期(4月第3日曜日)と秋期(10月第3日曜日)に実施されます。
基本情報技術者試験に合格し、さらに高度で幅広い知識を身につけたい人が対象。
中堅エンジニア向けとも言えますが、IT業界へ転職したい人が企業へのアピールとして取得するのもおすすめです。
Oracle社が実施しているJavaに関する試験で、未経験から取得できる資格として紹介した「Oracle Certified Java Programmer Bronze」のひとつ上のランクとなります。
Silver以上は世界共通の認定資格ですので、就職・転職への影響を考えるならぜひ習得しておきたいところ。
Javaの基礎が問われる試験です。
基本的な文法とJavaプログラミングの考え方である「オブジェクト指向」を理解しているかどうかが問われます。
CBT方式で、150分間で77問に答える試験。
受験料は会場試験であれば26,600円(税抜)です。
SilverもBronze同様、Javaのバージョンによって資格が異なるので注意しましょう。
Oracle Certified Java Programmer試験の中で中間レベルの難易度であるSilverですが、初級プログラマー向けとなっています。
Javaを使ったプログラミング経験があれば取得は難しくはないレベルです。
全国にある試験会場で、随時行われています。
ピアソンVUEでアカウントを取得し、都合のいい場所・日時を予約して受験してください。
Java言語でのプログラミング初級者、もしくは多言語でのプログラミング経験があってJavaを習得したいと考えている人が対象。
受験条件は限定されていないので、Bronzeを取っていなくても受験可能です。
Rubyはプログラミング言語のひとつで、WebサイトやWebを使ったサービスなどを作ることができるため世界中で使われています。
初心者でも習得しやすく、より簡単にプログラミングできるよう「Ruby on Rails」というフレームワークが用意されていることから人気も高い言語。
そんなRubyのスキルがあることをアピールするためにも、ぜひRuby技術者認定試験を取得しましょう。
Ruby技術者認定試験は、非営利団体Ruby Associationによって運営されています。
Ruby技術者としてのスキルや知識を評価する試験で、SilverとGoldの2つのグレードに分かれています。
さらにその上のPlatinumというグレードも、設立が予定されています。
受験料は16,200円(税込)で、Silver・Goldともに90分で50問に答えます。
合格ラインは、正答率75%以上。
CBT方式で、パソコンを使って受験します。
受験したその日に合否がわかるのも特徴。
試験のグレードにSilverとGoldがありますので、Ruby初心者やこれからRubyを学ぼうとしている人はSilverがおすすめ。
プログラミング言語としても扱いやすいことから、プログラミングを始めたいと思っている初心者の人でも比較的取得しやすい試験です。
全国各地の試験会場で随時行われています。
プロメトリック株式会社のホームページから、近くの会場を探して予約をすれば受験可能です。
Rubyを使ってシステム設計などを行うエンジニアや、Rubyに関するコンサルタント、Rubyを教える講師などが対象です。
受験資格に制限はありませんので、これからRubyエンジニアになりたいと思っている人もSilverから受けてみるといいでしょう。
PHPは、私たちが普段よく見ているブログやSNS、インターネットショッピングサイトなどの開発に使われるプログラミング言語です。
プログラミング初心者でも理解しやすい言語と言われており、さまざまなWebサービスやWebアプリに使われるため人気があります。
スキル習得のためにも、PHP技術者認定試験を受けてみましょう。
一般社団法人PHP技術者認定機構が運営している民間資格。
設立は2011年2月です。
グレードが初級、上級、認定ウィザードと分かれていますが、認定ウィザードは論文を提出して審査を受けるという試験スタイルなので、通常は初級か上級を受けることになると思います。
試験会場でパソコンを使って受けるCBT方式の試験。
初級は受験料12,000円で、1時間で40問に答えます。
上級は受験料15,000円で、2時間で60問を答えることとなります。
合格率が初級は7割程度、上級が10%程度ということで、上級はかなり難易度が高くなっています。
しかし初心者向けである初級なら、PHPでのプログラミングをやったことがあるか、PHPに関する基礎知識を理解していれば合格できると思われます。
全国各地の試験会場で随時行われますので、ホームページから確認しましょう。
元々プロメトリックの試験会場で行われていましたが、2019年2月1日からオデッセイコミュニケーションズへ移行され、新会場での試験開始は2019年5月からとなっています。
(PHP技術者認定機構ホームページより)
PHPを使ったWebサイト構築などのエンジニアになりたい人や、すでにPHPを使っているエンジニアなどが対象。
初めてPHPに触れるという方は初級、PHP経験者なら転職時のアピールとして上級を取得するのがおすすめです。
プログラマーになる上で、資格取得は必須ではありません。
しかし、資格を取るために勉強をすることで企業側へ本気度のアピールもできますし、基礎知識を身につけるためにも役立ちます。
就職後の待遇や給与が上がる可能性もありますので、早めに取っておいて損はありません。
まずは簡単なレベルの資格から勉強し、基礎知識が身についたらぜひ上のレベルの資格にも挑戦してみましょう!