今回は、当社の正社員エンジニアとして働くS・Jさんに、プログラマーという仕事の実態や、開発現場の雰囲気、プログラミング未経験者が入社した際に求められることを座談会形式でお話いただきました。

プログラマーっていったいどんな仕事をしているんだろうか、未経験から働くときにどんなことを求められているんだろうか、と考えている方はぜひ読んでみてください。

プロフィール

名前 S・J
年齢  27歳
経歴 業務系アプリケーションの開発やECサイトの開発を経験し、現在ではソーシャルゲームを開発・運営する会社でプログラマーとして参画中。

プログラマーという仕事の魅力は「すぐに結果が目に見える」こと

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ー 「この仕事をやっててよかったな」ってことはありますか?

ソーシャルゲーム開発をやっていて、プランナーさんから「この機能つくってほしい」って言われて実装するじゃないですか。

結構苦労して実装したことだと、プランナーさんから「助かったよ、よかったよ」って言われるのがうれしいですし。

リリースするとユーザの反応ってすぐ見れて、掲示板とかみてて「この機能ありがとう」とかいわれると、身に染みてやっててよかったなって思いますね。

実際にプログラムとか面白いのは、実装したらすぐ結果が目に見れるじゃないですか。それってその時点ですごく楽しいですし。

やっぱり、実際にお客さんとかユーザーさんに使ってもらうとうれしいし。そこってやっぱりうまみなのかなって。

 

ー 他にもプログラマーならではの良さってありますか?

いろいろこの業界やっているとですね、プログラム以外にももしかしたら携わることがあって・・・

データセンターとかってわかります?お客さんのシステムって、パソコンがあって、必ずサーバーとかあって。デスクトップパソコンを使ってるとでかい箱あるじゃないですか。あれがサーバーです。

当然システムを動かすのにサーバーが必要なのですけど、そのサーバーを安全に保管しておくところが「データセンター」というところなんですよね。

データセンターにいくとですね、厳重にセキュリティがあってゲートがあるんですよ。空港のゲートを思い浮かべればわかるんですけど、凄い大きいマネージャーの方がいて、ゲートに入れなくて荷物用のゲートから入っていたりとかそういう経験は面白かったですね。

データセンターに行くといろいろなサーバーとかが動いていて、まあなんかあの空間は心地いいといったら変態ですけど(笑)、なかなか貴重な経験をさせていただきましたね。

 

ー ソーシャルゲームの開発をされているとおっしゃっていましたが、そこでの良かったことはありますか?

例えば、ちょうどリリース間近のゲームとかがあったりすると社員の皆さんで一斉テストとかして、そうするとやっぱりまだ世に出てないゲームをできるのは優越感とかもあったり。

プログラミング以外にもそういうのがあって、やっておいて損はないというか、そういう案件に携われるようにいろいろ結びつけられるといいなと思いますね。

 

ソースコードよりも日本語を書いている時間が長い

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ー リリース間近はやっぱり時間とか関係なくなるんですか?

あー結構夜までやってしまうとか?

 

ー そうですね、あまり寝てなくて夜までやって作業効率が悪くなるんじゃないかなと思ったりします。

基本的にはそれはなるべくやらないようにしていますね。リリース間近に直しておかなければまずいものが出てきた場合、朝まではいかないですけど、極力少し残ってやるようにしておきます。

ただ、本当にすごい残業があるというよりは、基本的に間に合うようにスケジュールが引かれているので、なるべくそこで終わらせるようにしています。

基本的にリリース間近であれやりたいこれやりたいとか言われてもできないんですよ、作業量が多いんで(笑)。

そこは、むしろ、マネジャーの方が、「これはダメで」ってお客さんと話してからやるので。プログラマーとしてはしっかり、こちらの作業量をマネージャーに教えてあげれば、お客さんに伝えてもらえるんで。

だからリリース間近で凄いあたふたするときもありますけど、そんなに残るとかはないです。まあ「ただ現場にいる」というときもありますね。(笑)

残業については最近は20年前にくらべてかなり減っていますね。

 

ー ITって聞くと見た目は華やかだけど、実はバーっと並んでるところでプログラムを書いてるみたいなイメージです(笑)

ずっと書いてるみたいな感じではないですね。たぶんプログラム書いてるときって英語書いてるって思われるんですけど、日本語書いているときのほうが圧倒的に多いです。

 

ー そうなんですね!(笑)

たぶんそれって、ドキュメントを落としているっていうのもありますし。いわゆる電子媒体で手順を残しているっていうのもありますが。

英語で書いていても日本語でソースを書いて、チェックしていかないといけないので、残していかないといけないっていうのもあって。なので、どちらかっていうと英語で書いているというより日本語ですね。

ただ、本当にもうバリバリで書いている人はひたすら書いてますけど、本当にライブラリー系書いてる人ですよね。ただそれも会社によるって感じですよね、現場というよりは。

やっぱり、何かしらのメモとか、自分でわからない事ってみなさん必ず何かしらまとめていると思うんですけど。で、それって必ず日本語で書きますし、英語で書く人いませんよね(笑)

比率で見ると圧倒的に日本語で書いてると思いますよ。

 

ー 今の職場の雰囲気はどうなんでしょうか?

「ホウレンソウ」につながるんですけど、やっぱり人と話していることが多いと思いますよ。

たぶん仕様書とか、みなさんだと課題ですかね。なんかしら課題を与えられて、それを見てその課題をこなすということやってますけど。それがそのまま仕事になった場合、設計書を見て、その設計書通りに行動して。

で、設計書でほんとに分からない部分がでてきたら、それを設計者とはなして、っていうフローが発生するんで。やっぱりそうときは話、「コミュニケーションをとる」っていうのがすごく大きな部分ですね。

 

ー そのイメージあんまりなかったですね。黙々とやってることが多いと思ってました。

そうですね。工程として必ず開発をしたあとに、テストをするんですけど、開発フェーズというところでは、黙々と書いているところはあります。

ただ、わかんない部分を設計者と話したりはしています。となると、半々くらいですね。ずーっとがっつりかいてるってわけではないです。

・・・たまにめちゃくちゃ雑談飛び交いますけど(笑)どーでもいい話で30分くらい話したりしてますね。

 

ー 結構ゲームの話とかしますか?

ソーシャルゲームの会社なんで、やっぱり結構ゲームの話しますよ。

 

あとすぐ後ろの席では新しいゲームをリリースして、めちゃくちゃゲーム音鳴ってたりとか。後ろで一斉テストとかやってて、雰囲気としてにぎやかなところはあります。

黙々としてやってるところもあるんですけど、雑談も飛び交っているので、そんなに堅いところではないですね。

なのでちょっとだんだんみなさんで、むしろ今のキャンプの雰囲気とかいいとおもうんですけど、みなさんも結構話していますよね。こういう雰囲気のまま、延長で仕事であるかもしれないと考えていただければと思います。

 

わからないことをどんどん聞く人は伸びていく

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ー 自分の下に人がつく時、仕事に対してどういう姿勢を持った人がくると良いですか?

もちろん、黙々とやる子でも良いんですけど、なんでも聞いてくれるひとがいいですね。

新卒の方とかは特に、わからないことをそのまんま自分の中に放置していると、たぶんどっかで爆発しちゃって、本当にわからないままで終わっちゃいますし。

それで、やっぱりチームで動いてますから、そこで迷惑かかっちゃうんですね。チームでやっていくので、それは意識しなくてはいけないかんっていうところですね。

本当に、わからないことは今のうちに訊いちゃったほうがいいです。今のうちっていうか、現場に入ってからもドンドン聞いちゃったほうがいい。自分のなかに抱え込むのは絶対にだめです。

 

ー 色々な人がいる中で、伸び率の高い人とそうじゃない人っているじゃないですか?その違いって何なんですかね。

そうですね、さっきも言ったんですけど、どんどんわからないことを言ってきてくれる人はすごい覚えが早いですね。

もちろん、システムの仕様を覚えるっていう面もあるんですけど、すごい自分のスキル向上、向上じゃないんですけど、すごい吸収率が高いっていうイメージはありますね。

なんで、ほんとに逆に抱え込んじゃってる人って、できあがってというか納期ぎりぎりになって、「どうなってるの」って訊いてから、「実はこれが出来てないんですよ」っていうのが出てきたりとかするので、たぶんそういう方は、なかなかチーム開発に向いていないような気がします。

今キャンプの色々な質問をしているんですけども、それをそのまんま現場に活かしていけばたぶん問題はないと思いますね。

 

ー 私たちみたいなプログラミング初心者の需要とかはあるんですか?

結果としてはあると思います。例えば学生のときからプログラミングやっていた人でも、実際に新卒で現場に入ると、職場の人はそんなに期待してはいないんですよ。

何を期待しているかっていうと、そこで学んでほしいんですね。ちゃんとスキルを身に付ければいければ、たぶん実際に現場にでてみないとわからないことって多いんですね。

別にここで学んだことは無駄ではないんですけど、現場に出ると全然違う形のものなので、それは現場でしっかり学んでいただければいいことで。

はじめての方はそんなに期待されていないので、しっかりキーマンとなるかたを見つけて、どんどんきいていっちゃったほうが良いですね。

それで自分のスキルとして身につけてもらえれば。別に今すごいできないから悲観的になるのではなくて、今は今で学んでいただいて、あとは現場で学んでいただければ。

 

ー 基本的に、会社がその人を採用するってことは、「この人は一生懸命がんばってどんどん伸びてくれるかな」っているのを見ているんですかね。全然経験がないとかっていうのは向こうもわかっていて、わかっているけど、その人に可能性を見ているってことでしょうか。

例えば、面談では自分が苦労したところとか、工夫したところとか聞かれますよね?あれって最終的に自分でちゃんと考えて、動いてるかとかそういうところを見たかったんですよ。

そういう方を採用すれば、現場でもやっていけるだろうなっていう判断になるんですね。自分の考えですけど、たぶんそうだと思うんですよ。

そういう方のほうがむしろ取りたい。とって、今はできなくても覚えてもらえばいい。っていう感じです。

みなさん、今できなくて頭を抱えていても、それはそれでしっかり悩んでいただいて。しっかりせっかく優秀なメンターがいるんで、どんどん自分から聞いていってアウトプットをしていくということを覚えていただければいいかなと。

最初のホウレンソウというところに戻るんですけど、そういうところをやっていってください。

 

チームで働く上でのコミュニケーションができる人と働きたい

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ー チームって、どれくらいの人数でやるんですか?

そうですね。これも案件によるんですけど、例えばわたしが携わった案件だと、一番大きかったのが、プログラマーが20何名体制でやって、設計チーム10名ちょっとテストチームで10人近くいたかな?

一番小さいものだと、自分ひとりでやった案件とかも実はあったりとかして、1名に加えてマネージャの方1名っていう感じでやったのものあります

あと一般的には10名以内のプログラマーでやることが多いですね。

また、設計も2,3人のプロジェクトが多いですかね。こじんまりとしたところとかもあってりして、そこはみなさん話しやすくなったりとかしますね。チームとして団結力はあります。

 

ー どういう人と一緒に仕事したいですか?

そうですね。「雑談できるひと」ですかね。

あとは、しっかりお客さんとお話しできるマネージャーさんとか。あとはチーム間でコミュニケーションとれる、そういう人たちとやりたいかなと。

やっぱりどうしても、意思疎通ができないとかなり支障がでるので。

 

ー いろいろプログラムをやってきた上で、何が一番大切だと思いましたか?

プログラマーとしてやっていく上で、やっぱ設計者もいたり、もちろんプログラムだけをやる人がいたり、あるいはテストをやる人もいたり、それが1つとなってチームとしてやっていく訳なんですよ。

そうした上で、多分このキャンプでも言われているかもしれないんですけど、「報連相」、つまり、報告・連絡・相談ですね。

プログラミング技術云々よりも、これができないとまず何もできない。いわゆるプログラミングがいくらできていても、それを進めていて、実際に設計者、あるいはお客さんとかでもいいんですけど、意見の違いだとかが出てしまう場合があると思うんですよね。

そういうのって報連相がしっかりしていれば、「今こういう機能を実装しています」とかお互いにわかりますし、もし違っていたらそこで修正できます。

自分がプログラミングしていった物がいわゆる「商品」になるんですが、その「商品」の品質が上がっていくので、それが結果的にプログラミング云々の話はありますけど、まずは報連相をしっかりやりましょうというのというのはすごく言っておきたいです。

後は技術的なことを言うと、この業界っていろいろと勉強することが多いので、それはいろいろと皆さんが興味を持ったものをやっていければなと思います。

 

ー ありがとうございました。

今聞けなかったけど、作業とかしている中で聞いてみたいことが出てきたら声かけてきいてみてください。全然関係ないことでも大丈夫なのでよろしくお願いします。

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