【2022卒就活生】IT業界の社会人との交流会&プログラミング体験会|4/23(日)特別開催!【無料】
GEEK JOB編集部
メジャーデビューを目指してバンド活動をしていたものの、バンドが解散してしまい、楽器店でフリーター生活を送っていたHさん。プログラマーを目指し転職活動をすると、なんと連戦連勝!その秘訣とは...。
名前 | H・K |
年齢 | 24歳 |
前職 | 職歴なし(フリーター) |
プログラミング経験 | アルバイトでHTML、JavaScript、CSSなどに触れたことがあり。 |
今回、お話しをお伺いしたのはバンド活動で高みを目指していたところからバンドが解散してしまい、フリーターから正社員プログラマーとしての転職を成功させたHさんです。
Hさんは、大手企業で多く採用されている基幹業務システムに関するコンサルティングを行う会社に、プログラマーとして転職しました。
就職先の会社は、まずプログラマーとして働き、次にシステムエンジニアとなるところまではIT業界で一般的なパスと同じですが、最終的にはコンサルタントになることを目指すことになります。
Hさんの経歴を軽くご紹介すると、フリーターになる前は、精力的にバンド活動を行いながら上位国公立大学に通う大学生でした。
Hさんのバンドはレーベル(出資企業)に所属して、CDを出すまでに至っており、Hさんはバンドマンとしての夢を追うために在学中に就職活動は行いませんでした。
しかし、結果的にはメンバーの脱退があったことからバンドは解散してしまいます。
それからはバンド活動の繋がりで紹介してもらった楽器店でアルバイトをしていました。
Hさんがアルバイトで働いていた楽器店は、実店舗を持たずインターネットを介して販売を行う形態を取っていました。
そのため、Hさんは販売サイトを改善できるようにするために、アルバイトで電話対応や楽器のメンテナンスを行いながら、販売サイトを改善するための学習を独学で行いました。
Webサイト制作ができるまでの技術が身に付いたところで、販売サイトをよりお客様に合った形へと改善した結果、月間アクセス数が30倍以上にまで昇ります。
実は、Hさんの転職活動の面接戦績は「不合格なし」で、5社以上の会社から内定をいただいていたのですが、その理由の一つとしてはプログラマーに近い業務を行って成果を上げた実績があったことがあります。
「実際の業務で役立ちそうだ。」と面接担当者に想像させやすかったことは転職成功要因の一つになりました。
内定を複数持っていたHさんですが、最終的に入社を決めたのは業務システムのコンサルティングを行う会社です。
つまり、Web制作とは全く関連がない業界だったのです。
Hさんの就職先の採用担当者によると、Hさんの評価ポイントは「第一にコミュニケーション能力、そして礼節を持つ態度や身だしなみも良好。」ということです。
コンサルタントになることを想定すると「お客様対応ができるか」という点も重要になってきます。
その場合はWeb制作の経験よりも、Hさんのように身だしなみも内面も相手に好印象を抱かれやすい人が採用されやすい傾向があるようです。
Hさんが語るには、「最初はWeb関連の技術を使っている会社を志望していました。実際にそういう道を選ぶこともできましたが、転職活動をしているうちに考えが変わったのです。」
「プログラミングは手段のひとつなのだということに気づきました。だから、『技術を突き詰めるだけが道じゃない』と感じて、自分の価値が一番発揮できる仕事をしたいと思いました。」とのことです。
Hさんの転職を支援していたキャリアアドバイザーも、次のように話していました。
「Hさんであればどこでもやっていけると思います。それこそプログラミングの道を究めていくこともできたかもしれません。しかし、Hさんは対人能力など他のところでも力を発揮してくれることが期待できるので、Hさんが転職先を開発内容だけで判断しなかったことには頷けます。」
とはいいうものの、実際にHさんがコンサルタントの会社へ入社を決めた際には、キャリアアドバイザーも少々驚いたそうです。
他のWeb制作会社からも複数内定をもらっていたタイミングでの選考でもあり、Hさんが希望する開発内容ではない会社に転職を決めるとは、少々予想外なようでした。
ではなぜHさんにコンサルタントの会社を紹介したかというと、「Hさんが力を発揮できる会社のひとつとして、可能性を広げてあげたかったからだ」と話しています。
転職活動をしていく中で、自分が本当にやりたいことが見えてくることもあります。
実際に、最後の最後でHさんはコンサルタントになる道を選びました。
多くの選択肢を得たHさんが、「自らが価値を発揮できる場所」と選んだ仕事での、今後の活躍が期待されます。