プロのエンジニア9人が徹底解説!おすすめのプログラミング言語9選
GEEK JOB編集部
提案から一気通貫のシステムや施工事業者向けの管理システムなどを提供するギグワークス株式会社。開発・インフラそれぞれに携わるお二人にエンジニアになったきっかけなどをお聞きしました。
目次
– 本日はよろしくお願いします。まず、お二人がどんなお仕事をしているのかをお伺いできますか?
貝田:
私は、社内の受託開発チームに所属しています。お客様とやりとりをしながら、要件定義から設計、コーディング、テストと一連の開発を行なっています。
– 上流から下流まで全て行っているのですね。
貝田:
そうですね。今までは小規模な案件が中心でしたが、今後は大規模案件も視野に入れて分業体制の構築を進めています。
– ありがとうございます。今プロジェクトとしてはどのような案件を実施しているのでしょうか?
貝田:
自社で開発しているソリューションの『Join-Repo』というパッケージがメインになります。これは電気工事事業者向けの工事作業報告システムなのですが、工事施工業者の一日の作業報告をベースに「安全」「施工」「稼働」「教育」「資材」など一連の流れをシステム化し、それぞれの状況を遠隔地から一括管理することが可能なシステムとなります。
他にはグループの他の部署で共有するものと独自で取ってきている外部の受託案件ですね。
– 全部でいくつぐらいのプロジェクトに関わっているんですか?
貝田:
現在進行形だと5、6つくらいです。
– ありがとうございます。高木さんは、今どのようなことをされているのでしょうか?
高木:
私はサーバやネットワークのインフラ構築を実施しています。主に、オンプレミス環境の要件定義から設計、構築、運用までを行ってきました。
– 具体的な案件としてはどんなものに関わっていらっしゃるんですか?
高木:
公共系や、銀行系が多いです。
– その他のプロジェクトとしては、どのようなことを行っているのかお伺いできますか?
高木:
例えば消費税が上がる時の、公共系のシステム開発を弊社が一手に引き受けて開発を実施しています。まさに今大きなプロジェクトとして動かしているのですが、提案から運用まで含めて全てを担っています。
– 消費税が上がるのに対応するシステムとは、主にどの様なものがあるのでしょうか?
貝田:
レジとかの販売機ですね。
– そうですね!レジは、消費税出さないといけないですもんね。
高木:
他には、弊社で住友電工情報システム様が開発している、超高速Webアプリケーションツールである「楽々Framework3」と電子承認・電子決裁システム「楽々WorkflowII」の販売代理であると共に、要件定義、開発、運用までを一貫してサービス提供しています。
– エンジニアとしては、インフラと開発で別ですが、今までやってきたことで一番達成感を得られたことや楽しかったことをお伺いできますでしょうか?
貝田:技術的に面白いということももちろんあるんですけれども、それ以上に自分たちが考えたビジネスがだんだんと形になってくるというのが面白いかなと思っています。現在実施していることの1つなのですが、飲食店向けのアプリ展開ということをやっています。
ただ、アプリを開発するというよりも、アプリそのものを飲食店に導入してもらうよう営業するための投稿管理システムを開発しています。
– 投稿管理システムというのは、どのようなことを行うのですか?
貝田:
販売促進部門に所属している営業メンバーを各地に派遣して、どんどん契約を取ってもらうために必要な業務管理ができるようにしています。
– 営業部隊が、効率良くどんどん契約をとっていけるようなシステムを開発したということでしょうか?
貝田:
そうです。弊社は1つの会社の中に、営業部隊とシステム開発部隊の両方を持っています。こういう会社はあまりないと思うのですが、このおかげで、営業の業務をシステムによって改善することができるわけです。
– 開発チームで営業部隊の業務フローの改善とかを提案していくってことですよね?
貝田:はい。そうですね。お客様のしたいビジネスに対して、こういう業務プロセスを組んで、こういうシステムで管理すれば実現できますよ、という提案をしています。それが面白いかなと思います。
– なるほど。受託開発の会社だと、システムを開発するところだけというイメージなのですが、お客様のサービスをうまくいかせるために、営業とかを一手に全部考えることができるんですね?
貝田:
そうです。普通の受託案件だと、既にビジネスが存在していて、そこにシステムを導入していくという流れになります。これはこれで面白いのですが、「ビジネスを作る」ところから入れると自由度が大きく、ユニークな提案を盛り込むこともできます。それぞれの案件の性格を考えながら作戦を練っているときが、一番楽しいと感じています。
– ありがとうございます。高木さんはどういう時が楽しいと感じられますか?
高木:
昔は作業改善を繰り返し、効率良くしていくことが楽しかったのですが、自分に力がついてくると、メンバーが増えていって、自分のチームができあがるというところに楽しみを覚えていきましたね。
今は提案を行っていくこともあるので、お客様の要望に対してより良いものをつくろうとか、インフラという観点から考えたセキュリティや可用性を高めるためにはどうしたらいいか考えたり、運用効率を考えたりするところが、楽しくなってきました。
– より良いものを提案するところが楽しいということですね。
高木:
そうですね。また、インフラとして今つくっているものが企業や社会の中でどういうものを担っているのかを考えると、そこにやりがいを覚えたりします。
– ありがとうございます。続いて、どういったところが御社の魅力なのかをお聞きできればと思います。いかがでしょうか?
高木:
最近よく働き方改革が話題になっていますが、弊社ではもっと前から取り組んでいます。例えば、ホワイト500を3年連続で取得しています。ホワイト500は、残業規則や有給取得促進、社員の健康管理にしっかり取り組み実行していることを示す認定となります。つまり、会社が社員を大切にしていることを感じられます。
また、弊社だけで見ると、社内受託のメンバーもいれば外部に常駐しているメンバーもいるのですが、全員を集めて年に2回、会社の状況報告や外部講師による研修を行うキックオフを行なっています。その他にも、レクレーション等を通して、横の繋がりを強くしていくことを行っています。会社が社員の成長や働きやすさに力を入れてくれている感じます。
あとは、いろいろなことにチャレンジしている会社だと思っています。自分がこうやりたいとか、こういう事業はどうだろうっていうことをチャレンジさせてくれるので、自分の可能性を広げられるところは魅力的なところなのかなと思っています。
– ありがとうございます。貝田さんはどういうところが魅力だと思いますか?
貝田:
やはり1つ大きいなと思うのは、親会社が上場企業であるということですね。ヒューマンウェアもそこそこ中規模な会社だと思いますが、それで上場企業並みの福利厚生が得られるというのは、大きいなと私は思っています。実際によく利用させてもらっています。
それから、IT業界は残業が多いという印象ってまだ強いのかな、と思います。実際、残業が避けられない状況は発生してしまうのですが、何のために残業するのかをちゃんと考え、無駄をなくして生産性を高めていこうという意識は持てていると思います。全社的に、日々の業務内容を常に見直して改善していこうという意識がありますね。
あとは、社員の中に大手企業へ10年以上入っているエキスパートなプログラマーがいるのも魅力かと思います。派遣という形態なので、受託メンバーとは場所的な隔たりがあるのですが、機会を作って技術的なことを教えてもらったり、相談に乗ってもらったりしています。
– 先ほどの大手企業に長く勤めている方がいらっしゃるとおっしゃっていましたけれども、その大手企業の案件をちゃんと持ってこれること自体も会社の強みでもあるというところなんですよね。
貝田:そうですね。
– ありがとうございます。お二人がエンジニアを目指したきっかけは、どういうところだったんですか?
貝田:
プログラムには昔から興味がありまして、自分のWebサイトを作ってみたり、簡単なゲームを作ってみたり、そういうことを趣味でやってました。
就活の時期になって、プログラムなら元々やっているから有利かな、と思ったんですね。他にこれを仕事にしたい、という職種もなかったので、システム開発系の会社を何社か回ってここに決めました。
– プログラム面白いと思ったのって、いつ頃なんですか?
貝田:
友達の父親がプログラマーをしていて、その家に子供用のパソコンがあったんです。小さい頃からその家に遊びに行ってよくパソコンゲームで遊んでいたんです。
– 友達もプログラミングをしていたんですか?
貝田:
そうです。小学生のうちにVBを始めていて、作ったアプリを見せてくれたりしていました。そんな感じで、周りにプログラムが当たり前のようにありましたね。
– それは結構特殊な環境ですね。
貝田:
あまり参考にならないかもしれないですけどね。(笑)
– ずっとやっているのを見て、楽しそうだなと思ってたんですか? 友達がやっているのとか、パソコンがいっぱいあるのを見て、自分もやってみようって思ったんですか?
貝田:
そうですね。最初はパソコンゲームが面白くて、そういうのが作れたら楽しいだろうなと思っていました。
– 高木さんはなぜインフラのほうに興味を持ったんですか?
高木:
漠然とこれからはパソコンを使って仕事をする流れになるって学生時代に思って、IT企業に入社しました。はじめの内はプログラマーを行っていましたが、当時そんなに大きなチームではなかったのでインフラ構築も併せて行っていました。
その中で、プログラムを乗せるベースにあるサーバたちが、セキュリティや可用性を考慮して配置・構成されていることを知り、興味を持ち始めました。
– ありがとうございます。これからプログラミングをやりたいとか、インフラを勉強している方に、それぞれどういうことから始めていったらいいかアドバイスいただけますでしょうか。
高木:
インフラに関しては、WindowsなりUNIXなり、OSの基本操作を覚えるとともに、ネットワーク周りの設定を覚えるのがスタートだと思います。会社に入ってから研修などで学んでいけますが、操作方法や動作の仕組みを把握しておくと、いいスタートをきれるんじゃないかなとは思います。
– そこの自分のパソコンを動かしてみるみたいなイメージでしょうか?
高木:
そうですね。パソコンに仮想環境を立てて、まずは自分でサーバを作成して触れてみるところからだと思います。
– ありがとうございます。プログラムでいうとどうだと思いますか?
貝田:
正直な話、ある程度ものになるまでは死に物狂いでやるしかないと思うんですよ。ひたすら手を動かして書きまくる、ということをやらないと、プログラムを書くための基礎体力が身につかないと思います。
できる人は1日に何千行でもソースを書いてくるわけです。そういう人と勝負していくのであれば、内容は別にしてもまず何千行でも書けるだけの体力が絶対に必要ですよね。
– 筋トレみたいな感じですかね。
貝田:
筋トレですね。やっぱり最低限の体力がないとスポーツも楽しめないですよね。それと同じことだと思うんです。書いたプログラムが思い通りに動いたら楽しいですけど、そこまでは地味な作業がずっと続くわけですね。その作業を日々こなせるようになるには、一度ひたすらやってみることが必要なんじゃないか、と思ってます。
– 試合でちゃんときれいにパフォーマンスを出すには、それまでにめちゃめちゃ練習しないといけないっていうのがありますもんね。
貝田:
この仕事をしているとイレギュラーな事態に遭遇することはよくあるので、そんな時に咄嗟に対応できるかも大事です。そのためにも、普段から場数を踏んでおくことは重要だと思います。
その上で、もう1つやってほしいのは、もっと根本的な、システムやコンピューターの作動原理を理解することです。コンピューターがどうやって動いているのか理解していなくても、ある程度プログラムは書けちゃうんですね。
しかし、内部でどういう動きをしているのかを知っていないと、ひとたびトラブルが起きたときに原因が絞れない。経験を積めば勘が働くようになりますが、大抵のトラブルは想定外の現象が発生しているので、経験だけで切り抜けるのは困難です。コンピューターのより深いところをイメージできるかどうかが、そういうところで差に繋がると思いますね。
– 最後に一言お願いします!
高木:
スキルの土台になるものは人間力だと考えています。予定通りに仕事をこなすことも大切ですが、お客様の立場に立ち、どうあるべきかを考え、より良いものを作成していく。そのためにも、日常的な挨拶から始まり、日々のコミュニケーションを通してお客様に寄り添い、課題を解決していくことが大切になると考えています。
また、弊社の目指す姿は、「お客様に最大価値をお届けする事を追求し、社員一人一人がプロフェッショナルの意識を持ち、自由闊達に仕事をしている会社」となっています。お客様に最大価値を提供するために、社員各々が日々の業務を通して自己ベストを更新し成長していくこと、失敗を恐れずにチャレンジしていくことに取り組んでいます。これに共感できる方はぜひ弊社に来ていただきたいですね。
– ありがとうございました。