働く環境を変えたくて、ネットワークエンジニアの求人に興味を持つひともいます。転職先の一つの選択肢として出てくることが多い「ネットワークエンジニア」について具体的にみてみましょう。いま人気の理由なども併せてお伝えします! 

ネットワークエンジニアとは?

ネットワークエンジニアは、「インフラエンジニア」と呼ばれている職種のうちの一つです。インフラエンジニアとは、ITエンジニアの中でもIT基盤の設計や構築を扱う職種で、IT基盤はサーバーとネットワークの2つに大きく別れています。ネットワークエンジニアは、この中でネットワークの扱いに長けたエンジニアのことを指しています。

インフラエンジニアについては下記の記事でご紹介していますので参考にしてみてください!

ネットワークとは?

ネットワークそのものについても説明させていただきます。ネットワークとは情報が流れる経路を指しています。そして、サーバーは流れてくる情報を処理したり、保管したりしています。

あなたがこの記事を読むことができるのも、あなたのPCやスマートフォンと、この記事が保管されているサーバーがネットワークで繋がっているからなんですね。そして、この接続を世界規模で行っているのがインターネットです。

ネットワークエンジニアの仕事内容

私たちがインターネットとして利用しているネットワークシステムの設計、構築、管理を行う職業がネットワークエンジニアです。PCを購入したり、オンラインゲームを楽しむ方は想像しやすいと思いますが、PCをインターネットに繋ぐためには自宅に回線を引いたり、無線LANの設定をしたりしますよね。

もっと簡単なものだと、スマートフォンをWi-Fiに繋いだ経験は皆さんあると思います。ざっくりと言えば、これらの設定を企業の規模で行うのがネットワークエンジニアの仕事です。

ネットワークエンジニアの仕事内容は主に3つの業務内容に分かれています。その内容を具体的に、そして混同しやすいサーバーエンジニアとの違いについて見ていきましょう。 

ネットワーク設計

ネットワーク設計は、要件定義や設計書の作成をしていく仕事です。下記が主な業務です。

・顧客からの提案をまとめて目的を明確にしていくこと
・ネットワーク機器の配置や設定を示す設計書を作成すること

設計を担当する場合、顧客の目的を満たすための専門知識や最新機器の情報について広範な知識を持つ人材(ゼネラリスト)である必要があります。また、顧客と直接ネットワーク環境について相談を行うので、コミュニケーション能力も必要とされます。

オンラインゲームを快適にプレイしようとした時に「どこの回線を契約しようかな…」「無線と有線どちらがいいかな…」「有線なら線はどこから繋ごうかな…」「費用はどのくらいかな…」というのを考えるのと同じようなイメージです。 

ネットワーク構築

ネットワーク構築では言葉通り、ネットワーク設計者の作った設計書をもとに、実際にネットワーク機器を配置するなどネットワークの構築を行うことです。また、作ったネットワークの動作確認も行うので専門知識、最新機器の情報は必要です。

また顧客の要望に対応するため、話し合う機会も増えます。構築をチームで行うことが多いので、設計業務よりもコミュニケーションが求められる業務です。これは日常でも同じですね。Wi-Fiの機器を置いたり、LANケーブルを接続するようなものです。

ネットワークの保守運用

保守運用は、設計と構築によって構築されたネットワークのメンテナンスや管理です。主な仕事は、「動作確認、トラブル対応、ネットワークの維持管理、正常に動作しているかチェック、ネットワークが故障したときの修理」など多岐にわたります。

保守運用では設計・構築ほど高い知識は必要ありません。IT業界が未経験だとこの段階から業務に携わり、経験を積んでいく人が多いです。 

労働環境と年収

業務内容については少し内容が掴めたと思います。いざ仕事にすることを考えると気になるのが働く環境について。ネットワークエンジニアの労働環境と平均年収についてみていきましょう。 

労働環境

労働環境や残業時間については、働いている企業や携わっているプロジェクトによってさまざまなので、一概には言えません。保守運用に関しては、24時間正常に機能し続けなければいけないという特性上、シフト制の勤務になるケースが多いようです。

また、大規模なアップデートなど、ネットワークを止めて作業をする場合は、企業の営業時間に支障がないよう夜間や土日に作業を行うケースもあるようです。

スマートフォンアプリのメンテナンスが、深夜から早朝といったユーザーが比較的少ない時間に行われていることが多いのと同じですね。ただ、土日に出勤する分は平日に休んでいたり、そもそも曜日によって担当が分かれていることがほとんどですので、休みが少なかったり、業務時間が長いということはほとんど無いようです。

休日日数も一般的な社会人より多く、残業時間についても平均より少ない傾向があります。もちろん、ネットワークに問題が起こった場合の緊急メンテナンスなどは、原因がわかるまで業務が終わらないケースもあるので突発的な残業は発生する可能性があります。

その分、トラブル対処までできるネットワークエンジニアは需要が高く、給料も比較的高い傾向にあります。詳しくは次の「平均年収」の項で見ていきましょう。 

[出典]よく解る!ネットワークエンジニア【職種図鑑】(はたらこねっと)

平均年収

平均年収は340万~786万と幅広く、これは企業や年齢により異なります。20~24歳だと年収は373.4万円、50~54歳の年収が786.0万円で最高となっています。企業内でキャリアを積むのではなく、フリーランスエンジニアとして活動している人の平均年収は360万~460万です。こうみてもネットワークエンジニアの年収は比較的高いといえます。

エンジニアは寿命が短いと言われることもありますが、50歳以上の年齢でも年収が高いのはそれだけ経験と高いスキルが必要になるからです。裏を返すと、スキルを身に付ければ長い期間第一線で働けるということでもあります。 

もちろんスキルを磨いて大きな案件を取れるようになるとその分年収は上がります。転職などでも評価され、年収が大幅に増えることもよくあります。

[出典]平均年収.jp

代表的な資格はコレ!

ここでは、ネットワークエンジニアになる人が取っておきたい資格を紹介します。資格があるとスキルの証明にもなり、就職や転職の際にも有利に働くので、ぜひ挑戦してみてください。

CISCO技術者認定

まずは「CISCO(シスコ)技術者認定」の紹介です。これは、世界最大手のネットワーク関連機器メーカー「シスコシステムズ合同会社」が実施している世界基準の認定試験です。認定試験のレベルは、エントリー(CCENT と CCT)、アソシエイト(CCNA)、プロフェショナル(CCNP)、エキスパート(CCIE)4つに分かれています。

 試験で問われるのは、「ネットワークの基礎」や「セキュリティの概念」など抽象的で誰もが使う知識や「脅威に対する防御」などの具体的な内容。

シスコシステムズ合同会社のホームページで練習問題に取り組めるので、一度挑戦してみてください。なお、この認定試験は、2020年2月24日から認定とトレーニングプログラムが一新されることになっています。

[出典]シスコ技術者認定

その他の資格

他にも3種類、「ネットワーク スペシャリスト試験」と「情報セキュリティスペシャリスト試験」は取っておくといい資格です。

ネットワーク スペシャリスト試験:主にネットワークの設計担当者や管理責任者となるネットワークエンジニアが対象とされた試験。CCIEと並んで最難関の試験ですが、構築や設計に携わりたいなら頑張って取得したい資格。 

情報セキュリティスペシャリスト試験:情報システムのリスク分析、情報セキュリティ対策の基本的な技術が問われる試験。

ITパスポート試験:経済産業省の独立行政法人が認定する国家資格のひとつ。ITに関する基本的な知識の試験です。エンジニアだけでなく、IT業界すべての人々を対象とされています。経営戦略やマーケティング、プロジェクトマネジメントまでを含めた、総合的なITの知識が問われます。 

ITパスポートは、専門性は高くありませんが、業種を問わずこの資格を評価する企業は多く、取っておいて損はありません。

どれも選択式と記述式の問題が出題されます。ネットワークスペシャリストと、情報セキュリティスペシャリストの合格率は15%ほどの難関資格ですが、自分の意欲を充分にアピールできる資格です。頑張って勉強する価値はあります。 

[出典]情報処理技術試験・情報処理安全確保支援試験
[出典]平成 30 年秋期 ネットワークスペシャリスト試験合格発表

 必要なのは4つの能力

資格とは別に、ネットワークエンジニアに必要な4つの能力を紹介します。どれも先天的に持って要る必要はありません。しかし、キャリアを積んでいくためには必要なので、向いているかどうかを判断するためにも確認しておきましょう。 

コツコツ進められる力

エンジニアは、膨大なコードを組立てていきます。ネットワークの設計・構築でも機器の組み合わせを一日中考えたりすることが仕事となります。

またエンジニアではエラーの解消をする時間がとても長いです。そのエラー解消のために論理的に考えて一つ一つ問題を解決する力が求められます。

IT関係の情報収集能力

IT関係の情報収集も大切。ネットワークエンジニアは、基本的なネットワーク知識だけでなく設計や構築の段階で使う最新機器についても知る必要があります。新しい技術について勉強し続けることや、情報収集能力がネットワークエンジニアの必須スキルになります。 

コミュニケーション能力

顧客との意思疎通が図れていない状態では、どんなネットワークを作ればよいかわからなくなってしまいます。また、一緒に開発を進めるチームのメンバーともコミュニケーションをとる必要があります。ネットワークを管理する下流工程では、比較的コミュニケーションをとる場面は少なくなります。 

マネジメント能力

構築や設計段階になると、自分一人でプロジェクトを進めるのではなくチームに伝える必要が出てきます。納期通りに仕事を完遂させる能力が不可欠になります。そのためにもスケジュールの管理やお客さんとの対応、チームのモチベーション管理なども必要になってきます。 

ネットワークエンジニアは目指しやすい職種

未経験でもネットワークエンジニアへの転職を目指せるようになっています。その理由を3つご紹介します。エンジニアはこれからどんどん需要が高まる仕事なので、若いなら挑戦して損しない職種です。 

エンジニアは人手不足が進行中

経済産業省が出しているデータによると、今年2019年をピークにIT系人材は不足すると言われています。予測される不足数は2020年で36.9万人、2030年になると78.9万人。

 このような状況のためエンジニアの求人数は増加しています。しかし、「いくら求人が多くても、未経験なら働けないのでは?」という疑問を持つ方もいると思います。未経験でもネットワークエンジニアになれる理由を解説していきますね。

[出典]IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果について

 経験がなくても目指しやすい

経済産業省の『IT人材白書 2017』では、20代のIT企業に従事するIT技術者のうち40.2%が理系大学出身でないことがわかります。このデータからわかるのは、エンジニアは理系専門の職種ではなく未経験でも働けるということです。 

未経験からネットワークエンジニアになる場合、多くが保守・運用・監視からキャリアをスタートして知識を得ていきます。スキルがつくと、構築や設計の段階の仕事に携われるようになります。未経験からでもしっかりとキャリアが作れるようになっています。 

[出典]経済産業省の『IT人材白書 2017』

 研修制度が充実している企業が多い

また、研修制度やインターンなど働きながら学べる会社もあります。このような制度を利用して、未経験からエンジニアになっている人も多くいます。自分のレベルを知りながら、スキルを身に着けられるので、一人前までスキルアップを目指せます。 

これは、企業の方針が「はじめから優秀な人材を確保する」よりも、「自社内で人材を育てて貢献してもらう」へと変化した背景があります。このように企業に育ててもらってエンジニアになることもできるのです。 

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ここまで読んで、ネットワークエンジニアに興味を持った方。「書いてあることはわかったけど、まだ具体的なイメージが湧かない」という方は一度GEEK JOBに遊びに来てみてください!毎週開催している無料体験では、インフラの技術やプログラミングを体験していただくことができます!

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