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「不動産マーケットに、スマートな常識を打ち建てる。」というビジョンを掲げ、空き家再生や、ファンド型クラウドファンディングなどを通じて社会課題の解決に取組むFANTAS technology株式会社

今回は、全くの異業種からエンジニアへ転身し、現在同社でCTOを務める橋本 広歩氏へ、エンジニアを目指したきっかけや同社の魅力を伺ってきました。

現在について

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– まず、FANTAS technologyとはどんなことをしている会社なのでしょうか?

FANTAS technologyは、「FANTAS platform/ファンタスプラットフォーム」という投資用不動産とユーザーをマッチングするプラットフォームを展開しています。

例えば、1万円から投資できるクラウドファンディングサービス(「FANTAS funding / ファンタスファンディング」)を運営して、社会課題になっている空き家を再生するプロジェクトを作ったり、自社で持っている複数のメディアを通じて資産運用に関する情報を発信したり、AIを使ってクライアントが持っている不動産の価値を見える化したり(「FANTAS check / ファンタスチェック」)、不動産投資のエントリーからイグジットまでワンストップで完結するようなサービスです

これまでは遠い世界と思われていた不動産投資を、テクノロジーを使って仕組み化したり、ユーザーデータと不動産データを組み合わせることで、新しい価値を作っているという感じでしょうか。

– その中で、橋本さまを始めとした開発チームはどのような役割を担っているのでしょうか?

開発チームの役割は大きく分けて2つあります。

ひとつは運営しているtoCのサービス開発、もうひとつが社内の業務改善です。

サービスの利便性を上げたり、新しい仕掛けの企画・実装をしたり行うとともに、社内の業務を効率化して、チームが実績を出しやすい環境を準備することも非常に大きなミッションです。

– CTOとしてはどのような役割で動くのでしょうか?

私の役割はなかなか広く、会社としてどういった技術を使っていくかはもちろん、中長期的な事業の戦略立案ですとか、PR、IRの部分にも関わっています。

– PR、IRにも関わるというのは珍しいですね

とはいえ、私もそこの専門家ではないので、経営企画や財務中心でのディスカッションに参加している形です。

テック企業への過渡期

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– FANTAS technologyへは、最初からCTOという形で入社したのでしょうか?

そうです。FANTAS technologyのテクノロジーに関わる部分全てを担当するために入社しました。

– 入社当初のFANTAS technologyはどのような雰囲気でしたか?

私が入社した時点では、FANTAS technologyが「これからテクノロジー化を加速していくぞ」となったタイミングで、まだエンジニアも1人しかいませんでした。

– 社名も変わっていますよね

そうですね。企業理念の「ファンになっていただける企業になる」のファンにテクノロジーを足すという意味合いが込められ、「FANTAS technology株式会社」という社名になっています。

– 実際にテック企業に変わってきているという実感はありますか?

あります。

私の前職は大手の人材会社でしたが、テクノロジーに対する投資額は前職と比較しても遜色ありません。

業務効率化という点で考えても、FANTAS technologyではかなりの部分を自動化できていますし、サービスにもモダンな技術を採用しています。

不動産業界の中では、かなりレベルは高いと思っています。

– 不動産業界は、テクノロジーから遠そうな業界の1つというイメージがあります

それはあると思います。

古くからある業界ですし、単価も高く、属人的な価値が発揮される分野でもあるので、全くテクノロジーを使えていない会社もたくさんあります。

実際に、私が入社した当初はFANTAS technologyにもアナログな部分が非常に多く、ここの改善には最優先で取り掛かりました。

– 例えばどのような部分でしょうか?

わかりやすいところだと、以前は建物の名前や住所を一つ一つExcelに打ち込んでいたんです。しかも部署間で共有もしていなかったので、各部署で同じ情報を何度も入力していました。

そこに物件情報や顧客を管理できるシステムを作るなどして、効率の悪い業務の改善から取り組んでいきました。

更に、紙やPDFの物件情報を画像認識技術で精度高く自動で取り込むシステムの開発も行い、会社全体で人の手を介さなくても良いものは日々システムへのリプレイスを推進しています。

– なかなか果てしない話ですね

改善点は多かったですが、その分改善するたびに目に見えて効率が上がっていくので、そこは楽しい部分です。

業務効率に大きく貢献し、工数削減から業績にまで繋がっています。

アパレル販売員からエンジニアへ

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– もう少し橋本さまについて深くお聞きしていきたいのですが、橋本さまはもともとエンジニアとは全く関係がない仕事をされていたんですよね?

そうです。ファッション系の専門学校を卒業して、アパレルの販売員として働いていました。

– なぜそこからエンジニアに興味を持ったのでしょうか?かなり遠い業種ですよね

きっかけは雑誌でした。

雑誌で、職種別のライフスタイル特集をやっていた時があったんですけど、そこにアパレル業界とIT業界の方それぞれの暮らしが掲載されていて。

– ライフスタイルの特集きっかけなんですね!

生活や志向のギャップが凄かったんですよね。

雑誌からありますが、掲載されていたIT業界の方のライフスタイルはオンオフ問わず魅力的で憧れを抱きました。

当時、未経験のエンジニアを募集している企業も多く、そこでチャンスをいただき、エンジニアのキャリアをスタートしました。

– すごく俗なきっかけなんですね、でも面白い

そうです (笑)

– 未経験からエンジニアになってみてどうでしたか?

それはもう大変でした。

エンジニアって、コードを書くのはもちろん、調べたり人に聞いたりといったことが大事だと思うんですが、まず調べる力が全くなかった。

できる人ならすぐに調べられることにものすごい時間がかかるので、そこが本当に苦労しました。

– 完全未経験から飛び込むと、最初はなかなか苦労しますよね。ちなみに、現在の仕事にアパレル販売員時代の経験が活きたと感じたことはありますか?

接客の経験ということで、コミュニケーションの部分には一番活きていると思います。

特にエンジニアと営業のメンバーの間でハブになるような動きができるのは大きいです。

– 余談ですが、今もファッションに興味はあるんですか?

今でも好きです。仕事に着てくる服はローテーションになっていますけど。

生活も変わり、アパレルで働いていた時よりも、ファッションを楽しめているなと感じます。

 

エンジニアが1つ改善すれば、大きなインパクトがある

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– 少し会社の話に戻らせていただくのですが、エンジニアにとって、FANTAS technologyで働く魅力はどのようなところでしょうか?

急速に成長しているということもあり、なにか1つでもサービスを改善したときに売上に与えるインパクトがとても大きいことです。自分が作ったものによって何かが大きく変わるというのは、ものづくりをする人にとっては醍醐味だと思います。

例えば、冒頭に紹介した「FANTAS funding」は、去年の6月に不動産クラウドファンディングに関する法令が変わって、電子契約が許可されたので、新しいサービスを開発したのですが、今では当社の事業構造を変える可能性すら出てきています。

不動産会社が大きな開発や不動産のリノベーションをしようとすると銀行から借入をするか、ファンドを作って投資家からお金を調達しないといけないわけですが、電子契約ができるようになる前は、契約書を見せながら対面で説明する必要がありました。

つまり、1,000人からお金を集めようと思ったら、1,000人と会わないといけない。当然、そんなことできませんから、不動産会社は、銀行からの借入や超大口の投資家に頼らざるを得ない。

特に当社でやっている空き家の再生は古い物件が多いので、銀行からもお金が借りにくく、事業としてはスケールしにくいんです。

この点、クラウドファンディングで資金を集めて、志あるユーザーと一緒にやっていけるようになったので、今では前向きにプロジェクトが組めて、一気に事業拡大が見えてきました。

今は、大手もクラウドファンディングを検討する時代ですから、業界構造そのものが変わる可能性だってあります。こういった大きなインパクトを与えられる部分は魅力だと思っています。

 

– となると、今あるものを運用していくというよりは、新しいものを作っていくことの方が多いのでしょうか?

そうですね。

ビジネス的な観点を持って、自分からインパクトを与えたいエンジニアにとっては非常に面白い環境です。

技術に関しての投資も非常に手厚いですし、新しいことに挑戦したい人にはぴったりだと思います。

まずは聞ける相手を探す

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– 最後に、これからプログラミングの勉強を始めよう、エンジニアを目指そうと思っている方々へ向けて、まずはこういうアクションから始めてみたらいいんじゃないかというのを教えていただければと思います

勉強自体はWebにいろんな学習サービスがあるので、それを使えばいいと思います。

大事なのは聞ける相手を探すこと。周りに詳しい人がいるのであれば、その人に相談してみるのが一番だと思います。

相談相手がいるのといないのとでは効率もモチベーションも全然変わってきますし、私自身、エンジニアになったときはそこで苦労しました。

– そういう人ってどうやって探せばいいのでしょうか?それこそ、アパレルや飲食業界だとなかなか周りにはいないですよね

「プログラミングを勉強してみようかな」というよりは、明確にエンジニアを目指している人向けになりますが、聞ける人が見つからない場合は、プログラミングスクールに通ってみるのが一番近道なのかなとは思います。

一番挫折しやすい時期を、周りからフィードバックを貰える環境で乗り越える事ができれば、あとは学んだことを応用していくことの繰り返しです。

もちろん教えてもらうだけではなく、自分で悪い部分を見つけて改善していく癖付けも必要ですが、最初の3ヶ月くらいはそういったスクールで伸びるということも十分にあると思います。

– ありがとうございました!

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