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[ 金融を「サービス」として再発明する ]というミッションを掲げ、FinTech企業として「あすかぶ!」や「STREAM(ストリーム)」などの各種金融系サービスを展開する株式会社Finatext (フィナテキスト)、本記事では、同社でエンジニアを務める石橋 淳志(いしばし あつし)氏へ、同社で働く魅力や、エンジニアを目指したきっかけを伺ってきました。

Finatextとは?

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– まず、Finatextがどういった会社なのかお伺いしてもよろしいでしょうか?

Finatextは、次世代ウェルス・マネジメント・サービスを提供することを目指し設立された会社です。

リテール向けにモバイルサービスや投資関連のアルゴリズム等を提供するFinatextと、機関投資家向けにビッグデータ解析サービスを提供する Nowcast、次世代証券プラットフォームの確立と個人投資家のそれぞれのライフシーンで投資が可能なモバイル端末をメインとした証券会社スマートプラスの3社を軸に、国内外(台湾、ベトナム、イギリス)で事業を展開しています。

– 具体的にはどういった事業を展開されているのでしょうか?

投資ってすごくとっつきづらいというか、一部の人間にしか関わりのないサービスだというイメージが強いと思うんです。

僕らはそこのイメージを変えて、金融や投資という分野に対する心理的なハードルを下げていくための事業を展開しています。

例えば、「STREAM」というアプリでは個人のユーザーがより手軽に株式投資ができるように、手数料を0にしたり、SNS要素を取り入れたりして、誰でも簡単に株式投資を行えるようにしています。

– 確かに、投資って一部のお金持ちの人にしか関わりのないことのような印象がありますね

そうですよね。

なので、「あすかぶ!」では誰でも株価の予想に簡単に参加できるようにしてみたり、「かるFX」ではFXをよりゲーム感覚で楽しめるような形にしたりして、投資をより身近なものにしています。

現在について

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– その中で、石橋様は現在どのように開発に関わっているのでしょうか?

入社当初は、iOSアプリの開発を担当していたのですが、今は「STREAM」のサービス、その中でもインフラの構築やサーバーサイドの設計といったバックエンドの部分の開発を担当しています。

– 中でもやりがいを感じるのはどんな時ですか?

やはり、長い時間をかけてみんなで苦労しながら作ったものをリリースして、そこにユーザーさんからのリアクションをもらった時です。

良いリアクションがあればもちろん嬉しいですし、たとえネガティブなリアクションだったとしても、それだけの期待をしてくれているということなので、やりがいは感じます。

– 確かに、なんの期待もされていなかったらネガティブなコメントも来ないですよね

そうですね。

当社の運営しているサービスはSNSのようなコミュニティ要素があるものが多いので、ユーザーさんの発信する情報から、運営への要望をかなりリアルに拾うこともできます。

– なるほど、ユーザーさんのつぶやきの中に、機能に対する意見もあるんですね

あります。そういった意見を見て、できるところは極力改修していますし、ユーザーさんからのリクエストに対して運営チームが実際どのように取り組んでいるのかというのもユーザーさんから見えるような仕組みを用意しています。

あとは、月末にこのオフィスを使って、ユーザーさんも参加できるイベントを開催しているので、直接そこで意見をいただくこともあります。

– すごくユーザーさんとの距離が近いんですね

そうですね。

すいぶんと長くお付き合いさせていただいているユーザーさんもいます。

もともとエンジニアになりたいわけではなかった

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– 石橋様はどういったきっかけでエンジニアになりたいと考えたのでしょうか?

実は、もともとエンジニアという職種を目指していたわけではありませんでした。

僕は新卒としてFinatextの創業時から関わっているのですが、当時5人でこれから会社をやっていくとなった時に、自分が価値を発揮できるポジションはどこだろうと考えた結果、iOSアプリのフロントエンド部分のポジションがぽっかり空いていたので、自分がそこをやるしか無いなとなって、そこから取り組み始めました。

– プログラミング自体はもともと経験されていたのでしょうか?

大学で金融工学を選考していたので、数値計算などはR言語を使ってやってみたことはありましたが。いわゆるWebアプリケーションの開発というのは全くやったことが無かったです。

– では、自分の役割を認識してから勉強し始めたんですね

そうです。やってみたら楽しくて、そこからのめり込んでいきました。

– やってみてどういう部分が楽しかったんですか?

作ったものが自分の頭の中でシミュレーションした通りに動いた時や、バグが発生した時に「あれが原因じゃないかな」と予測した部分が上手く的中した時に楽しいなと感じました。

すぐに結果が出るのもプログラミングの楽しいところだと思います。

0→1のフェーズに多く関わることができる

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– 石橋様は何を魅力に感じてFinatextへ入社されたのでしょうか?

Finatextの創業メンバーの一人が大学の研究室の先輩でして、在学中に声をかけていただき、スタートアップの立ち上げに携われるのは面白いなと思って、最初はインターンとして参加しました。

その時点では、卒業後も関わっていくかまでは決めていなかったのですが、インターンとして関わっていくうちに、事業自体に市場での優位性もあると感じましたし、どんどん新しいことにチャレンジしていける環境に身を置くことで、自分自身の成長速度というのも最大限に上げることができそうだと感じるようになりました。

– スタートアップのスピード感も魅力だったんですね

はい。

それに、Finatextのメンバーと何か大きいことを成し遂げたいとも思っていたので、そのままFinatextで働くことを選びました。

– もともとスタートアップ企業を志望していたのでしょうか?

そういうわけではないですね。

ただ、やっていて非常に楽しいですし、今は選んで良かったと思っています。

– そこからFinatextで働いてきて、今はどんなところが魅力だと思っていますか?

やはりスタートアップ企業なので、事業やプロジェクトを0から1にするフェーズに関わる機会が非常に多いことは魅力だと思います。

新しい技術に触れる機会も多く、エンジニアとしてのスキルアップという点で考えても魅力的な環境です。

– なるほど

エンジニアに振られている裁量も多いです。プロジェクトごとにそれぞれがリードをとっていくようになっていて、どんな技術を使ってやっていくのかというのも、そこに関わるエンジニアが責任を持って決めてやっています。

もちろん質問などは答えますし、ある程度見たりはしますが、こちらからああしろこうしろと指示を出すようなことは基本的にしないです。

– 自分で考えながらやりたい人にはぴったりですね。ちなみに社内の雰囲気はどんな感じですか?

わいわいしていますね。オフィスもワンフロアで境界が無いようになっていますし、エンジニア同士も横と相談したりとか、活発にコミュニケーションを取っています。

– やはりコミュニケーションが取りやすいほうが上手くいきますか?

一時期フロアが分かれてしまっていた時期もあるのですが、1つのオフィスにまとまったことで、各個人が抱えている問題やプロジェクトの小さな滞りに気付ける機会はすごく増えました。

今までだと、解決できない問題が出たらわざわざミーティングを設けて質問をしたりしていたのですが、それってハードルも高いじゃないですか。

これが、全員が目に見える範囲にいて、活発にコミュニケーションを取るようになったことで素早く解決できるようになりました。

新しいことにポジティブに挑める人と一緒に働いていきたい

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– 今後はどんな人と一緒に働きたいとお考えですか?

会社としても、人数や事業に今後どんどん大きな変化があると思うので、そういった変化に対してポジティブに向き合っていけるようなマインドであったり、変化の多い環境に身を置くことを楽しめる人と働いていきたいなと思っています。

新しいことを始めたり大きな変化があることって、絶対にストレスはかかることだと思うのですが、そこを咀嚼した上で自分のエネルギーに変えられるととても良いと思います。

– 冒険をしたいような

そうですね。僕自身もそういうタイプなので (笑)

– 確かに、入社の時点からかなり冒険していますよね。ちなみに技術的にはどんな方がよいのでしょうか?

今だと、iOSやAndroidの開発や、バックエンドの採用を強化しているので、そのあたりに興味のある方だとうれしいです。

1から作らず、好きなようにいじるところからやってみれば

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– 最後に、これからプログラミングを勉強しよう、エンジニアになろうと考えている方へ、今すぐ始められるアクションを一つ教えていただければと思います

ネットで勉強の仕方を調べると「基礎から学べ」みたいなハードルを上げるようなことが書いてあったりしますが、学ぶ事自体を目的にしてしまうと自分のモチベーションとしてもかなり辛くなってしまうと思いますので、まずは自分が面白いと思えることから手を出すと良いと思います。

個人的にいいなと思っているのは、他の人が書いた、既に動くコードをまるごとコピーしてきて、そこに何か自分がいいと思う新機能を足してみるという方法です。

そうすると、自分が新機能を入れる周辺の部分はしっかり読む必要があるので、そこは自ずと理解できますし、それを繰り返していくと自分が理解している範囲も広がって、できることも増えていっていいかと。

「こういう動きをしたらゴール」というのも明確ですし、見る範囲も大きくならないのでモチベーションも維持しやすいと思います。

– ちなみに他人が書いたコードはどこから引っ張ってくるのでしょうか?

メインはGitHubから拾ってくると良いと思います。人気の機械学習やチャットボットも、そのまま動くコードがすでにたくさん公開されているので、色々いじってみると楽しいと思います。

– そういったコードがどんどん理解できるようになるだけでも楽しそうですね

そうですね。ある程度わかれば1から作るということもできるので。

– ありがとうございました!

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