マルチタスクは非効率!生産性の高い仕事をする5つのポイント
GEEK JOB編集部
株式会社スカウティでエンジニアとして活躍する翁 華宏氏へ、同社で働く魅力ややりがい、エンジニアを目指したきっかけなどを伺って来ました。
日本初のAIヘッドハンティングサービス「scouty(スカウティ)」を運営する株式会社scouty (以下、スカウティ)。本記事では、同社でエンジニアとして活躍する翁 華宏(おきな かひろ)氏へ、同社で働く魅力ややりがい、エンジニアを目指したきっかけなどを伺って来ました。
よろしくお願いします。
scoutyは、「世の中のミスマッチをなくす」という当社のミッションを実現するために作られたサービスで、簡単にいうとAIを使って企業とエンジニアさんをマッチングさせるサービスです。
エンジニアさんって、SNSやQiitaで情報を発信していたり、イベントに登壇したりして沢山アウトプットを出している方が多いので、そういったエンジニアさんが発信している情報をscoutyがWeb上から収集して、エンジニアさんの能力を分析し、ポートフォリオを自動生成しています。
そこにはエンジニアさんそれぞれが得意とするスキルはもちろん、潜在的な好みの部分まで数値化されて反映されているので、その情報をもとに、企業さんは「この人は絶対に自社に合う!」というエンジニアさんへスカウトメールを送ることができます。
一例ですが、ゲームの制作会社さんが、自社で作っているゲームをプレイしているエンジニアを採用したいとします。その場合、自社のゲームタイトルで検索すると、そのゲームが好きなエンジニアさんをピンポイントで探し当てることができます。
そこには、そのエンジニアさんが得意とする技術や興味を持っている分野も記載されているので、それを見て「この人だ!」と思えばその人へ直接スカウトを送ることができます。
私はscoutyのサービスの中でもフロントエンド、つまりユーザーさんが触るWebアプリケーションの画面側を開発しています。UI/UXといった部分がメインになりますね。
私はスカウティのミッションにとても共感していますし、scoutyというサービス自体も好きなので、そこの開発に携われているだけで楽しいと思っています。
技術的にもとてもモダンなものを使っていますし、このサービスが世界中の人を幸せにできると胸を張って言えるサービスなので。
その中で強いていうなら、サービスをどんどん強化していく時はやりがいを感じます。例えば今回作った「転職予測グラフ」というものがあるんですが、これは機械学習チームが作ったデータをもとに、スカウトしたいエンジニアさんが転職しやすいとか、返事をもらいやすいタイミングを予測できるというものです。
例えばAという企業から人が転職するのは在職何年目の人が多いのか、また、転職先はどんなところが多いのかとか、その人の周りの環境の変化であったりといった、scoutyが集めてきた膨大なデータをもとに、機械学習を活用して分析し、どのタイミングが一番スカウトメールを送るのに適しているかを可視化します。
この機能によって世の中のミスマッチをさらに少なくすることができると思っているので、これを作っているときは最近で一番楽しかったですね。
私はわりと小さい頃から、それこそ中学生くらいのころからエンジニアになりたいとは思っていました。
結構漫画…「BLOODY MONDAY」*1とかを読んで、ハッカーってかっこいいなと思ったのがきっかけでした (笑)
はい (笑)
なんとなくかっこいいイメージを持って憧れていました。他にも運送業とかバーテンダーとか、色んなアルバイトはしてみたんですけど、一生続けたいのはなんだろうと考えた時に、私自身ものづくりもコンピューターも好きでしたし、小さい頃からの憧れもあってエンジニアになることを決めました。
ただ、どうやってエンジニアになればいいのかっていうのは全然わかっていなくて、結果的に私は専門学校に通うという手段を取ったのですが、今思えば大学に行くとか、他にも色んな方法があったなとは思っていますね。
そうですね。もともとゲームをするのが好きで、じゃあゲームをつくるのも好きだろうと思って、そこからプログラミングを勉強し始めました。そこで色々つくってみたりしていたんですけど、最終的に新卒ではWeb系の会社に入りました。
気軽に多くの人が触れるというのが魅力に感じたんです。ゲームって、どうしてもインストールしてもらったり、ソフトを読み込んでもらったりするコストがあるので、あまり気軽に触ってもらうことができない。その点Webはインターネットにさえ繋がっていれば誰でも気軽に触ることができるのがすごく魅力的でした。
あと、ゲームはやっぱりつくるよりプレイする方が好きでしたね (笑)
きっかけはちょっと特殊で、昨年「TechCrunch Tokyo2017」というイベントがあったんですけれど、私が見ていたドラマでTechCrunchがすごく面白いおかしく表現されていて、ちょっと興味があって参加してみたんです。
「TechCrunch Tokyo2017」には、スタートアップ企業がローンチしたサービスについてのプレゼンを行う「スタートアップバトル」というコンテンツがあるんですが、そこでちょうどスカウティが発表していたんです。
発表されたサービス自体も素晴らしいと感じていたのですが、私がぜひ入社したいと思ったのはその後で、発表後に審査員の方から「私の企業の従業員がscouty経由で転職してしまっては困ってしまうので、データベースから従業員を消してくれないか」みたいな質問をされていた時に、それに対して代表の島田が「ミスマッチを解消するというスカウティのミッションに反するのでそれはできません。スカウトメールを読んで転職してしまったのなら、その方と企業の間でミスマッチがあったということです。エンジニアがより良い環境に移るのを妨げるべきではない」とはっきり言っていたんですね。
そのミッションを貫き通す姿勢をすごく魅力的で、ぜひ一度島田と話してみたいと思い、ネットで島田を検索して連絡を取ってみたらお返事をくれて、その後実際にお会いして、ご縁があり入社という形になりました。
想像通りすごく魅力的な方でした。島田はスカウティのミッションとか、実現したい世の中を伝えるのがすごくうまいんです。
社風としては、すごくオープンでフラットなところは魅力です。社員のプライベートに関すること以外、例えば会社の残高や全員が関わっている仕事内容であったりとか、そういった情報は全てオープンにされていますし、上下関係もなくとてもフラットです。
そして徹底したアンチ労働集約でして、大人数だとランチの予約をするのも大変だからといって、ランチ行く人を募集すると人数に応じて自動的にチーム分けしてくれるようなものをSlackに連携させて作ったりしてます (笑)
そうです。これ、自然言語処理とかも入っていて実はすごいんですよ (笑)
そうですね。このホラクラシーの制度についても、私はとても肯定的な印象を持っています。
よくあるピラミッド構造、いわゆるヒエラルキーの会社だと、Aという件について相談したかったら、まずは上司に相談して、その上司がまたその上司に相談して、といった非常に面倒なフローをとると思うんですが、スカウティの場合はそれがありません。
みんなが何を得意としているのか、どんな仕事をしているのか、そして何を誰に相談すればいいかは全て可視化されていて、それぞれのメンバーがはっきりとした役割と決定権を持っているんです。例えば、バリスタという、会社で買うコーヒーの豆を決める役割を持っている人もいます。
そうです。私の場合はフロントエンドメンテナンスという役割を持っているので、フロントエンド面での問題点を改善していく責任と役割を与えられています。
もちろん新しい課題や、今まで誰が決めるのかふわっとしていたよね、みたいなことはどんどん出て来るので、その度に新しい役割を作って、誰がその役割を担うのかを決めています。こうすることで、相談や連絡のコストは下がり、意思決定の速度が上がり、プロダクトの改善サイクルは圧倒的に早くなります。
これをしっかりと実現できているというのもとても魅力的な部分です。
本当に一切触ったことが無いなら、人に聞くのが一番早いと思うので、初心者向けのハンズオンに参加してみるといいと思います。
今は「connpass」のようなイベントプラットフォームに初心者向けの「まずはプログラミングに触れてみよう」みたいなイベントがたくさん載っているので、楽しそうなやつを見つけてまずは触ってみる。
それである程度わかったとか、すでにちょっと触ったことがあるよっていう人は、公式のPythonチュートリアルなんかを触りながら、何かしら目標を立てて作ってみる。最初は簡単なものでいいと思います。例えばタイピングゲームとかアクションゲームとか、私の場合はゲームになっちゃいますけど (笑)
他にも効率化とかが好きな人なら計算を自動化するツールを作ってみるとか、やってみれば少しずつ出来上がっていって楽しいと思いますし。やり終わってみれば意外と簡単だったなっていうこともあると思うので、とりあえずチャレンジしてみてほしいなと思いますね。
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