未経験からプログラマーへ転職したいと考えている方の中には、「未経験でプログラマーとして採用されるのはどんな人なのか」「未経験の場合は転職活動でどのようなポイントに気をつけたらいいのか」「どこまでプログラミングを勉強していれば大丈夫なのか」という疑問をお持ちの方も多いかと思います。

では、実際に未経験者がプログラマーとして採用されるには、何が基準になるのでしょうか?

当社では、プログラマーの採用を担当されている127名の面接官にヒアリングをしてみました。

Q「未経験でプログラマーを志望している人の採用基準を教えてください」
1「伸びしろがあるか」…55%
2「働き続けられるか / すぐに辞めないか」…17%
3「プログラマーとしての適性があるか」…17%
4「社会人マナーが身についているか」…8%
5「プログラミングスキルがあるか」…3%

意外にも、プログラミングスキルが身についているかはあまり重視していないという結果でした!

未経験でプログラマーを志望している人に対して、プログラミングスキルはあまり見られない傾向にあります。

これは、「いくら勉強でプログラミングスキルを身に着けても、実際の業務で使えるかは別の話」と考えている企業が多いからです。

それよりも、「将来、会社に対して貢献する伸びしろがあるのか」という将来性を重視した採用基準とすることのほうが多いのです。

当記事では、上記の調査結果をもとに、実際に面接官が語った未経験でプログラマーを志望している人の採用基準についてご紹介させていただきます。

この記事が、転職を成功させるためのヒントになれば幸いです。

 

伸びしろがあるか

未経験でプログラマーを志望する人は、将来的に会社への貢献度が高くなるかどうか、という「伸びしろ」を見られています。

即戦力を求められる経験者とは違い、実務未経験者は将来的にプログラマーとして成果を出してくれそうかという基準でみられているからです。

では、具体的にどのような点を採用基準として見ているかというと、

・自分が仕事で使う技術について「好奇心」を持てるか
・課題解決のための「行動力」があるか
・地頭がいいかどうか

この3点を見ています。

自分が仕事で使う技術について「好奇心」を持てるか

自分のプログラミングスキル向上はもちろんのこと、業務に関わりのある技術を身に着けようとする人を企業は採用したいと思っています。

なぜなら、現時点で技術力があるかどうかよりも、これから技術を身につけてくれそうかどうかを期待しているからです。

「どんなプログラミング言語を身についているか」よりも「仕事をする上で自分に必要なスキルを常に身につけようと努力できるか」が重要なのです。

〈面接官の声〉
「弊社ではエンジニア同士の勉強会を実施し、業務から得た知識や最新の技術の習得などができるような環境になっています。アンテナを広げて、業務の幅を広げようとする努力ができる人を採用していきたいです」
(30代男性 金融系システム開発企業 採用マネージャー)「最初は知らなくてもいいので、ちゃんと仕事で使う技術に興味を持ってほしい」(30代男性 Web系ベンチャー企業 代表取締役)
「自発的に動けるか、成長意欲があるかどうか、プログラミングを通してなにを実現したいかなどを採用基準として見ています」(30代女性 業務系システム開発企業 採用担当)

 

課題解決のための行動力がある。

プログラマーとして働く上で生じた課題に対して、自ら解決しようと考え、動ける人を企業は求めています。
わからないことを自分で学び、解決していける力や、課題を解決するために他の人に協力を仰げるかも重要になってきます。

〈面接官の声〉

「チームで開発するのに、一人でもくもくと進められても困るので、質問や報告ができるかは重視しています。面接では、『作業でつまずいたときにどう対応するか』という質問で、判断しています。」
(20代男性 販売管理システム開発企業 開発リーダー)

「自己学習能力を一番重視しています。そもそも現場では、付きっきりで教えられないので、ある程度自走してもらわないと教育担当の負担が多くなってしまいます。」
(20代女性 メーカー向けシステム開発企業 採用担当)

地頭が良い

地頭が良いというのは、プログラミングを含めた様々な手段を使って、論理的に段取りを組めるかということです。
実際には、面接だけで判断することが難しく適正試験をもうけて足切りをはかる企業が多くなってきています。

〈面接官の声〉

「適正試験でCABを使って地頭の良さを測っています。」(40代男性  業務系システム開発企業 代表取締役)
「面接だけでは地頭の良さを判断することが難しく、面接と適正試験の両方を実施しています。」(30代女性  業務系システム開発企業 中途採用担当者 )

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※当社調べ(2016年12月現在)

働き続けられるか

採用担当が未経験でプログラマーを志望している人を採用する上で、「働き続けられるか」は、重要な基準になります。

なぜなら、育てることが前提なのに、短期で離職されてしまうと、教育に費やした時間、採用にかかった費用と見合わなくなってしまうからです。

本来であれば、かかったコストより大きな利益を上げるために採用したいと思っているので、育て終わってからすぐに辞められたら意味がありません。
%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%95_%e9%9b%a2%e8%81%b7%e7%8e%87引用元:厚生労働省「平成27年雇用動向調査」 付属統計表2 産業別入職・離職状況

%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%95_%e6%97%a9%e6%9c%9f%e9%80%80%e8%81%b7                                                                ※当社調べ(2016年12月現在)

上記のデータから見ると、IT業界の全体的な離職率は10.7%と、高いわけではありません。

しかし、弊社が採用担当者127名にアンケートを取ったところ、約5割の担当者が、「採用した未経験プログラマーが早期離職した経験がある」と回答しました。

また、1年以内で早期離職してしまっている未経験プログラマーは約4割でした。

採用した未経験プログラマーが早期離職してしまうと、教育コストや、採用コストが無駄になってしまいます。面接官は早期離職を防ぐために、面接でリスクヘッジをしているのです。

また、実務未経験者は経験者とは違い、実務における短期間での貢献度は低いです。
そのため、長期的に貢献できる人を採用したいと企業は考えています。

長く働ける根拠があるか

心身ともに健康で、長い年数勤務してくれそうかということを見ています。
ただ、心身の疾患に関して聞くのはタブーなので、「前職の期間」「学生時代に部活動など続けていたことはあるか」という質問で判断するケースがあります。

〈面接官の声〉

「終身雇用とまではいかないが、できれば長く働いてほしい。教育コストがかかっているので、早期で離職されてしまうと無駄になってしまう。」
(20代男性 業務系Sier 中途採用担当)

「前職の勤務状況は、聞ける範囲で質問しています。続けられそうかどうかは、仕事以外の趣味や部活動やアルバイトなどの継続年数で判断する場合もあります。」
(30代女性 法人向けソフトウェア開発企業 人事部マネージャー)

転職回数が少ないかどうか

転職回数は「会社にどのくらい長く勤められそうか」の指標になります。
転職回数が多い、かつ、短期離職をしている人は「うちでも続かないのではないか」と採用担当者に思われてしまう可能性があるためです。

そうはいっても、過去の経歴は変えられないので、今までの転職回数が多い方は、退職 / 転職理由を明確にすることで、これからは長く働き続けられるというアピールをするといいでしょう。

〈面接官の声〉

「前職が短いと、うちの会社でもすぐに辞めそうだなと思って書類選考で落としています。」
(30代女性 組込ソフトウェア受託開発企業 中途採用担当)

「20代後半の方で3~4回転職している方は、プログラマーとしても続かないのではないか。とくに転職回数が多い方には退職理由を明確にしてほしい、なんとなく辞められると困る。」
(40代男性 アウトソーシング営業兼採用責任者)

プログラマーとしての適性がある

「プログラマーとしての適正があるかどうか」は、未経験でプログラマーを志望している人を採用する上で重要な基準になります。

プログラマーになったからといって、プログラミング以外のことをしなくてもいい、というわけではありません。プログラミングはあくまでも仕事の一部です。

未経験プログラマーの面接では、そもそも社会人として働けるのかを、以下のポイントを通して判断しています。

・プログラミングを「仕事」として捉えている
・スケジュールリングやタスク管理ができる
・ユーザー視点を持っている。

プログラミングを「仕事」として捉えている

プログラマーという職業は、プログラミングを「仕事」としてとらえることが重要になります。

職業としてプログラマーを名乗っている人たちは、自分の好きなものを好きなように作っているわけではありません。「様々な制約条件のもと、最適なシステムを開発」をしています。

そのため、求められるのは「いまの条件下で、いかに最良のものを生み出せるかを考えられる能力」と言えるでしょう。

はき違えたまま面接をしてしまうと、「うちの会社が求めている人とは違う」と思われてしまうので、ご注意ください。

〈面接官の声〉

「プログラミングが好きなのは良いことですが、自分が作りたいシステムを必ず実装できるとは限らないことは理解しておいてほしいです。」
(30代男性  業務系システム開発企業 人事責任者)

「面接時に『プログラミングが好き』と言っていたので採用したが、しばらくして『やっぱり合わない』と、やめてしまう人をたくさん見てきた。」
(40代男性 Webシステム開発企業 取締役)

スケジューリングやタスク管理ができる

スケジュールリングやタスク管理も、プログラマーにとって必要なスキルになります。

仕事には、必ず納期が設定されています。いくら質が良い仕事をしたところで、納期を逃してしまえばそれは仕事をしているとは言えません。

例えば、いくらキレイなソースコードを書こうとも、複雑なロジックで書こうとも、納期を外してユーザーが使えなければ、意味がありません。

〈面接官の声〉

「納期を意識した行動ができているのかを面接で聞いています。」
(30代 Webアプリ開発企業 中途採用担当者)

「自分一人で仕事をしているわけではなく、チームでの仕事をしているので、納期意識がないと困る。納期を外されると周りに迷惑がかかります」
(30代 業務系システム開発企業 人事責任者)

ユーザー視点を持っている

使ってくれるユーザーのことを考えながらプログラミングができると、システムの質が格段に良くなります。

そもそも、なぜシステムを開発するかというと、ユーザーに使ってもらうためです。

〈面接官の声〉

「ユーザーのことまで考えた発言があると良い印象を受けます。」
(30代男性 業務系システム 人事責任者)

「自分のことだけではなく、どんな人が使うシステムなのかを考えながらプログラミングができる人を採用したいと思っています。」
(20代女性 Web系システム開発企業 中途採用責任者)

社会人マナーがしっかりしている

社会人マナーがあるかどうかも重要な採用基準になります。

面接時には、身だしなみをチェックしていることも多く、身だしなみをおろそかにすると面接が始まる前の段階で印象が悪くなってしまいます。

また、社会人として会話ができることも重要で社会人としての基本となる「報・連・相」ができるかどうかもみています。

一人の社会人として会話ができる

社会人として会話ができるというのは、報告、連絡、相談ができるということと、相手が聞きたいと思っている内容を的確に答えられるということです。

仕事である以上、上司やお客様との打ち合わせ、対話が必ず発生します。

〈面接官の声〉

「いくらスキルが高くても何をしているかわからない人とは仕事をしたいと思わない」
(30代女性 業務系システム開発 中途採用担当者)

「こちらの質問に対して、求めていることを回答できる人を採用したい。例えば、リンゴは好きですか?と聞いたときに、果物は好きですと答えてしまうような人は、厳しいなと感じてしまう」
(20代女性 業務系システム 新卒・中途採用担当者)

清潔感がある

身だしなみもとても重要です。なぜなら、プログラマーはお客様先に出向いて仕事をすることが多いからです。

身だしなみが整っていないプログラマーがお客様先に行くと、相手にいい印象を与えず、自社の評価が下がってしまう可能性があります。

そのため、面接官は採用する人の身だしなみもチェックしているのです。

今一度、自分に清潔感があるかどうかを、客観的に見直してみるとよいでしょう。

具体的には、下記のことに気をつけるとよいです。

〈こんな身だしなみはNG!〉
・派手な色のスーツ・シャツ
・スーツのサイズが合っていない
・スーツのシワ・ヨレ
・髪色が明るすぎる
・髪型がボサボサ
・口臭・体臭・香水がきつい
・髭を剃っていない(男性)
・濃すぎるメイク・派手なネイルアート(女性)
・派手なアクセサリーをつけている

〈面接官の声〉

「身だしなみがしっかりしていないと、いくら良いことを言っていても、本当に大丈夫なのか?と疑問を抱いてしまう。」
(20代女性 業務系システム 新卒・中途採用担当者)

「仕事をする時もだらしないのではないかと思ってしまう。」
(20代女性 Web系システム開発企業 中途採用責任者)

まとめ

いかがでしょうか?

みなさんが想像していた採用基準とは、少し違っていたかと思います。

ぜひ、面接官が求めていることを理解した上で、面接にチャレンジしていきましょう!そして、プログラマーへの転職を成功させましょう!

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