一言でエンジニアといってもその業務内容は様々。システムエンジニアやプログラマーはよく聞く言葉ですが、少し調べるとインフラエンジニアやフロントエンドエンジニアなど聞きなれないエンジニアの名前が出てきて混乱しますよね。

本記事では、IT業界に関わるエンジニア20種類を網羅し、それぞれのエンジニアがどんな仕事をしているのかを説明させていただきます。

システムエンジニア

システムエンジニアは、どんなシステムを作るのかを考える職種です。

なんとなく画面と格闘しているイメージを抱かれがちですが、実際の仕事内容はお客様がどんなものを作りたいかを聞き出すところから、どうやって作るかまでを考え、設計書を書いてプログラマーへ指示をするところまでです。そして、出来上がったものが実際に設計した通りになっているかのテストもSEが行うことが多いです。

家づくりに例えるなら、家を建てたいと考えている人に対して、どんな家に住みたいかを聞き出して、どんな機能が必要なのかを考え、設計図にするまでが仕事ということですね。もちろん、出来上がった家が設計図通りにできているかもチェックします。

開発に関する幅広い知識はもちろん、お客様のニーズを探っていく接客的な能力も必要になる職業です。

システムエンジニアについて詳しく知りたい方は以下の記事も御覧ください。

SE (システムエンジニア) とは一体何か?わかりやすく解説!

システムエンジニアからの発展系

プロジェクトマネージャー

基本的にはシステムエンジニアの上位職と言われることが多く、システムエンジニアとして経験を積んだ方が、さらに広範囲のマネジメントを担当することでプロジェクトマネージャーと呼ばれる職種になります。

プロジェクトに対して、予算や人員の選定を行い、プロジェクト全体を管理していきます。一般企業でいう課長や係長クラスの管理職となっています。

システムエンジニアとしての経験はもちろん、より広い範囲を見る視野と強い責任感、そして開発現場の環境改善も求められます。

プロジェクトリーダー

プロジェクトマネージャーと混乱しがちなのがこのプロジェクトリーダーです。

基本的にはシステムエンジニアの上位職と言われることが多く、プロジェクトマネージャーよりはより開発現場寄りの立場といえます。プロジェクトマネージャーが開発プロジェクトを「管理する」職種なのに対し、プロジェクトリーダーは「先導する」イメージです。

プロジェクトリーダーとプロジェクトマネージャーの上下関係に関しては企業によって差異があり、必ずしもどちらが上とはいえない部分がありますが、一般的にはプロジェクトマネージャーが上位職と言われることが多いです。

ブリッジSE(ブリッジエンジニア)

ブリッジSEとは、海外と国内の開発現場の橋渡し役を担うエンジニアです。

近年の国内におけるエンジニアの不足や人件費高騰に対応するため、オフショア開発、つまり海外の人材を扱い、現地で開発を行う企業も増えてきました。しかし、単純に海外の開発会社に依頼するだけでは、システムの品質に問題が出たり、意思疎通が上手くいかず思うように開発が進まないことも多く発生します。

そこで、システムエンジニアとしての能力に加え、両国のビジネス観や習慣、言語能力を身に着けたエンジニアがブリッジSEとして現地へ赴き国内との橋渡し役を担うことで問題を解決しています。

開発エンジニア

プログラマー

プログラマは、システムエンジニアが作成した設計書を元に、プログラミング言語を使って実際にシステムを組む作業 (コーディング) を行う人達の総称で、家造りで例えると大工さんのポジションです。PC画面と格闘する姿は、みなさんが思い描く「エンジニア」のイメージに最も近いかもしれません。

作成された設計書に対してどのようなものが完成するか、どのくらいの時間で完成するのかはプログラマーの実力に左右され、より完成度の高いものを素早く完成させる姿はまさに技術職といった雰囲気ですね。

バグやエラーを発生させず、より完成度の高いものを納期内で作り上げる仕事ですので、正確性と集中力が求められます。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、webサイトの中でもユーザーから見える範囲を扱うことに特化したエンジニアです。反対に、見えない範囲を扱うエンジニアをバックエンドエンジニアと呼びます。

WEBサイトの見た目や、サイト上でのアニメーション再生など、みなさんがwebサイトを閲覧している際に体験することは概ねフロントエンドエンジニアの業務範囲となっています。近年はWEBサイトをスマートフォンから閲覧するユーザーが急激に増加しているため、サイトをスマートフォン表示に対応させるためフロントエンドエンジニアの需要も急増中です。

PHPや、JavaScriptといったwebに特化したプログラミング言語を扱うことが多く、技術力に加えてUIに関する知識やデザインセンスも求めらています。

組み込みエンジニア(エンベデッドエンジニア)

組み込みエンジニアは、車や家電製品などの機械に直接プログラムを組み込んでいくエンジニアです。

例えば炊飯器にも、「炊飯ボタンを押されて何分で炊飯を終了する」などのプログラムが組み込まれていますね。それだけ聞くと一見簡単そうにも感じますが、組み込み系のプログラムは、web上で動かすものと違い基本的には「後から直す」ということができないので、あらゆる状況を想定してプログラムを作成しなければいけないという難しさがあります。

大変な仕事ですが、「自分が開発したものが商品として世に出ている姿を目にする機会が多い」、「ITやインターネットと関わりが少ない人にも影響を与えられる」などの喜びが感じられます。

あらゆる状況を想定する能力に加え、車にプログラムを組み込むなら車に関する知識が要求されるなど、扱うハードに関する知識も求められます。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、データベースエンジニアやサーバーエンジニア、ネットワークエンジニアなど、システムの基盤を扱うエンジニアの総称です。インフラエンジニアの中で、得意分野によって名前がついているイメージですね。

総じてシステムの裏側や土台を扱っていく職種ですので、縁の下の力持ちタイプの方には非常に向いている職種でしょう。また、大人数での仕事になることも多く、人とコミュニケーションをとりながら仕事をするのが好きな人にもおすすめです。

インフラに関する幅広い知識を身に着けてから、興味のある分野に特化していく方が多いようです。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、web上でやり取りされる情報の通り道を専門に扱うエンジニアです。

道路を作るのと同じように、多くの情報がやり取りされそうであれば通り道を広くしておいたり、事故が起こってデータがやり取りできなくなった際に別の通り道からやり取りができるように作っておく、といった仕事を行っています。もちろん、すでに作ってある通り道に穴が空いていたりしないかをチェックしたり、壊れた部分を直すのもネットワークエンジニアの仕事です。また、ネットワークから不正なアクセスができるような穴が空けられていないか等も監視しています。

ルーターやスイッチといった専用の機材を扱うことが多く、非常に専門的な知識を求められます。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、web上のサービスを提供する装置である「サーバー」の扱いに特化したエンジニアです。

サーバーは、何も設定しなければただの箱なので、サーバーエンジニアがどんな機能や役割を与えるかに応じてOSやアプリケーションをインストールして設定を行い、サーバーを物理的に設置するところまで行います。サーバーの設定が終わっても、正常に稼働しているか、外部から攻撃を受けていないかなどを常に監視、運用するのも大切な仕事です。

OSやセキュリティに関する知識はもちろん、近年ではサーバーをクラウド上に置く企業も増えてきたため、クラウドに関する知識も必要になってきました。非常に正確な仕事が求められる職人気質なエンジニアです。

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、インターネット上でのデータを保管、管理している「データベース」の扱いに特化したエンジニアです。

データベースとは、データを補完する巨大な倉庫のようなものです。このデータベースを、常に整理され、必要なデータがすぐに見つかるように構築、運用するのがデータベースエンジニアの仕事です。近年は、「ビッグデータ」と呼ばれる膨大なデータをビジネスに利用することが注目されており、データの扱いに特化したデータベースエンジニアの能力は需要が高まっています。

SQLという、データベースとやり取りするための特殊な言語を扱う必要があり、「Oracle」などのデータベース製品に関する知識が求められます。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、その名の通り情報セキュリティに特化したエンジニアです。

日々進化していくサイバー攻撃に対応するため、サーバーやネットワークに関するセキュリティを熟知したまさにスペシャリストです。セキュリティに関する知識だけではなく、常にインターネットに関する最新の情報を仕入れてサイバー攻撃の被害にあうことを未然に防ぐ必要があります。

ネットワークやサーバーの知識に加え、強い責任感や情報収集能力が求められる専門性の高い仕事です。

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、データなどをインターネット上で保管する「クラウドコンピューティング」の技術に精通したエンジニアです。

クラウド上でデータを扱うことによって、複数の端末で同じデータを扱うことができるだけでなく、サーバーなどの機材を社内に置く必要もなくなるため、近年非常に需要を伸ばしている技術です。

クラウドに関する知識はもちろん、ネットワークやサーバーに関する知識も必要なため、すでにエンジニアとして仕事をしている方がクラウドの知識を身に着けてクラウドエンジニアになることが多いようです。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアとは、フロントエンドエンジニアと逆、つまり、webサイトの中でも、サーバーやデータベースといった、「ユーザーに見えない部分」を担当しているエンジニアです。

後述するサーバーエンジニアやデータベースエンジニアと業務内容としては重複する部分がありますが、その中でも「webに特化している」という点で差別化がされている場合が多いようです。

webサイトの裏側をまとめて担当する場合が多いため、データベースやサーバーの知識はもちろん、プログラミングの知識も幅広く必要になる仕事です。

その他のエンジニア

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、エンジニアとしての技術を持ちながら、営業の役割も兼ねるエンジニアです。

技術者として、製品の専門的な部分を理解しつつ、営業としてわかりやすく説明しながら売り込んでいくという両面のポジションです。自社製品を導入した企業のアフターフォローを行う場合もあり、その場合は後述するフィールドエンジニアの職務も兼ねることになります。

技術者のなかでも、よりクライアントに近い立場で仕事がしたい方や、コミュニケーションスキルに長けた方がセールスエンジニアに転身するパターンが多いようです。

webデザイナー

webデザイナーは、その名の通りwebサイトのデザインを担当する人です。

フロントエンジニアとも少し近い職種になりますが、よりデザインの能力に特化した職種がwebデザイナーです。使用するのも、「Photoshop」や「Illustrator」などのデザインソフトがメインになっており、プログラミングを行うことは多くはありません。

クライアントの脳内のイメージをデザインに起こしつつ、配色や配置などを専門的な知見からアドバイスしてデザインを仕上げていきます。デザインの知識やセンスはもちろん、コミュニケーションの能力も必要です。

マークアップエンジニア

マークアップエンジニアは、主にHTMLとCSSといったマークアップ言語と呼ばれる言語を扱い、webサイトの文章や画像の配置を行うエンジニアです。

ユーザーにとって読みやすい文章とデザイン性のバランスをとりつつ、企業によっては検索エンジンへの最適化 (SEO) もマークアップエンジニアが行う場合があります。直接プログラミングを行うことはあまりありませんが、業務の特性上フロントエンドエンジニアと連携する機会も多いため、webサイトの制作に使われるプログラミング言語であるPHPやJavaScriptの知識は持っていることが望ましいです。

ユーザーにとって読みやすい文章を書く文章力はもちろん、SEOやプログラミング言語などの幅広い知識も求められる職業です。

テストエンジニア

システム開発において、製品の品質を守るために様々なテストを行うエンジニアです。

システムの最終確認であるテスト業務はシステムエンジニアが行うことも多いですが、昨今はより品質の高い製品を作るため第三者検証が注目されており、テスト行程のプロフェッショナルであるテストエンジニアも合わせて注目を集め始めています。構築を行うわけではないため、初心者が最初に割り当てられられることも多い仕事ですが、経験が伸びてきてコードの修正ができたり、テスト行程の仕様書がかけるようになればテストエンジニアのままでもかなり待遇を上げることも可能です。

最終確認である以上、あらゆる部分を抜けもれなく確認する必要があるため、物事を正確に行うことはもちろん、細かなことでもしっかりと報告する必要があります。

フィールドエンジニア(サービスエンジニア)

フィールドエンジニアは、自社の製品や業務システムを購入、使用しているお客様に対して技術的なサポートを行うエンジニアです。

多くの場合、お客様先をまわりながら困りごとやリクエストをヒアリングし、必要であれば製品のメンテナンスを行ったり、業務システムを修正したりします。

お客様と直接接するポジションですので、良好な関係を保ちつづけるための営業能力と、自社製品に対する深い理解が必要な職種です。

社内SE

社内で起こる技術的な困り事に幅広く対応し、社内のIT環境やシステムの改善を行っているのが社内SEです。社内の困り事への対応のみを行う場合は「ヘルプデスク」と呼ばれますが、こちらはプログラミングなどは基本的に行いません。

社内SEは、社内で使っているシステムや運用しているデータなどを、より使いやすく効率的なものに改善し続けたり、時には新しくシステムを作り上げる場合もあります。基本的にお客様から厳しい納期を設定されることもないので、エンジニアの中でも残業などは少ない傾向にあります。

特定のスキルを持つエンジニアを指すわけではないため、幅広く知識を持っていることが求められます。また、社内の多くの部署とコミュニケーションを取り、どんなものを必要としているかを常に把握していなけらばならないため、社内の様々な人と頻繁にコミュニケーションをとる必要があります。

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