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GEEK JOB編集部
未経験からプログラマーになろうと求人サイトを見ている方の中には、未経験歓迎と書かれているけど本当に未経験でも採用されるのか、本当に自分はプログラマーになることができるのか、と不安に感じている方も多いと思います。
実際に、未経験からプログラマーになるにあたって、何を考えなければならないのかがわからず、転職活動がうまくいっていない人も採用の場で数多く見てきました。
そこで、年間500件以上の面接に携わってきた立場から、未経験からプログラマーになる上で求められていることや、やっておきたいことを全力で解説させていただきます。
※あくまで、プログラミング未経験者がプログラマーとして採用されるために必要なポイントを、採用側目線で書き記している点をご了承ください。
※本記事は、2015年12月3日に執筆したものに加筆修正を行っております。
目次
プログラミング未経験であってもプログラマーになることは可能です。
なぜなら、未経験のプログラマーを採用している多くの採用担当者は、プログラミングスキルをそれほど重視していないためです。
下記の記事では、当社とつながりのある採用担当者から伺った、未経験者を採用する基準をまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。
こちらの記事は、実際にプログラマーの採用に関わる127名の面接官に対して、未経験者の採用を行う際に最も重視するポイントを伺ったものですが、プログラミングスキルがあるかどうかを求めているのは全体の3%ほどという結果でした。
とはいえ、誰でもすぐにプログラマーになれるというわけではありません。
未経験からプログラマーを目指すのであれば、下記のことは前提として理解しておきましょう。
プログラミングができるようになればプログラマーになれる、と考えている方も少なくないかと思いますが、プログラマーにとってプログラミングは仕事の一部でしかなく、他にも大切なことがたくさんあります。
仕事を進めていく中は、チームのメンバーと連携していかなければなりませんし、お客さんとも関わることもあります。
課題の本質を突き詰めて問題を解決する、物事をわかりやすく相手に伝える、自分の考えを持って提案を行う、段取りを組んでプロジェクトを進めていく、といったいわゆるビジネススキルや人間力といった、他の仕事でも大切な能力はプログラマーといえど必ず必要になってきます。
プログラマーになるにあたっては、このような能力も身に付けていかなければならないことを理解しておきましょう。
当たり前のことですが、プログラマーとして長く働くやる気と覚悟があることはとても重要です。
プログラマーという職は、専門性が必要かつ求められる技術レベルも高いため、未経験から転職してゼロから勉強しても一人前に働けるようになるには時間がかかります。
そのため、未経験者採用の場合は、プログラマーとして働き続ける気や覚悟が本当にあるのかどうかが重視されます。
例えば、「プログラミングの本を読みました」や「勉強会に参加しました」というのは誰でもできてしまうので、本当にやる気や覚悟があるのかは疑問が残りますが、「実際にアプリケーション作ってみました」というように、ある程度根気が求められることをやり切った人は「やる気や覚悟がありそうだ」と判断されやすいです。
やる気と覚悟を言葉で伝えるのももちろん大切ですが、根拠となるアウトプットも必要になることは意識しておきましょう。
プログラミングスキルを求められてはいないとしても、経験があるに越したことはありません。
例えば、
といったものです。
上記のような方々は、採用担当者としては「少しプログラミングの素地はありそうだな」と判断しやすいため、面接などでは有利になることがあります。
ただし、プログラマーとしては未経験であることには変わりないので、プログラミングの勉強も怠らないようにしましょう。
また、未経験歓迎と書いてある求人だとしても、プログラミングを全くやったことがなければ選考を通過するのは難しいでしょう。
実務経験は不問ですが、プログラミング自体をやったことがないというのは「やる気がない」というイメージを与えてしまうので、選考を受ける前に必ずプログラミングはやっておきましょう!
下記の記事では、無料で利用できるプログラミング学習サービスを紹介しています。
今すぐ始められるものも多いので、どうやって勉強すればいいか迷っている方は、まず下記のようなサービスから始めてみましょう!
未経験者採用の場合、年齢も大きな影響を及ぼします。
未経験者の採用を行う場合、入社後にスキルを伸ばしていく必要があるので、なるべく若い人材を採用したいというのが正直なところです。
若ければ若いほど選考は通過しやすく、26歳前後までであれば年齢を理由に不採用になることは少ないでしょう。
ボーダーラインになってくるのは28歳といわれています。
28歳を超えた場合は、前職の経験やなんらかの特化した能力で実務経験の不足をカバーする必要が出てきます。
採用担当側からしても、28歳以上のプログラミング未経験者を採用するなら「新卒採用のほうがいいんじゃない?」となります。
ただし逆に言えば、それまでの人生で身につけた強みをしっかりとアピールできれば、28歳以上でも採用される可能性は十分にあります。
とはいえ、早ければ早いほど良いとうことには変わりありませんので、本気でプログラマーに転職したいと考えている人はできるだけ早く行動に移すことをオススメします。
下記の記事でも、年齢とプログラマーへの転職についての関係性について述べられていますので、ぜひご参考にしてみてください。
プログラマー未経験者を採用する際に担当者が見ていることを大きく分けると、
という2つになります。
「未経験者」という前提のため、プログラミングスキルについては基礎的な部分がある程度習得できていれば、そこまで厳しく見られることはありません。
そこで、なぜ上記の2点を見られるのかを説明させていただきます。
採用担当者が、プログラマーとして働いたことがない人を選考する場合、プログラミングスキルが高いかどうかよりも、今後プログラマーとして伸びしろがあるかどうかを見ていることが多いです。
即戦力として働くことはできない前提のため、教育をすればするほど伸びていく、もしくは根気よく続けてくれる人を採用したいと考えています。
では、採用担当者はどんな部分をみてプログラマーとしての伸びしろがありそうだと判断しているのでしょうか?
今回は、代表的な2点について説明します。
プログラミングが好きになると、自ら進んで新しい情報を取り入れたり、積極的に勉強するようになるなど、良い循環が生まれます。
「ソースコードを書いているのが楽しい」、「ロジックを考えるのが楽しい」、「実際に動くのが楽しい」等、何でも構いませんので、プログラミングを好きになってみてください。
面接の際に、プログラミングをやっていてどんな時が楽しいのかを具体的に話すことができれば、面接官からもかなりの好印象を抱かれるでしょう。
プログラミングをまだ始めていない人は、「ドットインストール」や「挫折知らずのプログラミング学習webサービス6選」に記載しているオンライン学習サービスを利用してみるといいかと思います。
実際、当社で運営している「GEEK JOB キャンプ」では、プログラミングを楽しめている人が学習を継続的に続けられており、プログラマーへの転職を成功させている傾向にあります。
「僕はこういう作品がすごいと思ったからプログラミングを始めたんだ」という話を人から聞くとモチベーションが上がる、とキャンプ生同士で話してました。
自分の場合は、プログラミングで一番最初にできることはWebかなって思っていて、自分で書いたプログラムを動かしたいとも思っていることでモチベーション保てていますね。
「フロントもサーバサイドも「全部やってみる」|未経験プログラマーとしての強み」より
技術は日進月歩で進化しており、数年前までは主流だった技術が今では全く使われないということも珍しくありません。
プログラマーになるためにはもちろんいろんなことを勉強する必要がありますが、プログラマーとして採用されるまでにやっている学習よりも、プログラマーとして働き始めてからのほうが圧倒的に学習量が多くなります。
また、実際にプログラマーとして仕事を始めた後は学校のように授業があるわけではないので、新しい技術は仕事の中で吸収するか、自分で勉強して身につけていく必要があります。
そのため、日々自発的に学習する習慣を身に付けられていると、採用担当者から「積極的に技術を習得してくれそう」「入社後に大きく成長してくれそう」という評価を頂くことになります。
興味のある分野を見つけ、自分で目標を定めて勉強したエピソードを話すことができれば面接の際も好印象でしょう。
もちろん一度学習したことを定期的に復習することも大切です。
復習の大切さは、GEEK JOB キャンプに通っていた方がお話ししてくれています。
ー わからないことがわからない状態って復習し始めてから変わりました?
全然変わりましたね。本当に、改めてこれは思います。まず引数がきわどかったので。本当になんとなく、ぽかんとしてるって。
復習はじめた瞬間に、ただ変数書いてるだけじゃつまらないなとか、コマンドラインとか単純に値をいれて、例えばターミナル上に3ってやったから奇数ってでるみたいな。
「復習で理解度が圧倒的に高まる|未経験からプログラマーへの就職を目指すキャンプ生」より
伸びしろと同じレベルで大切にされているのが、「一緒に仕事がしたいと思えるか」。
プログラマーという職業は黙々と働いているイメージの方が多いので、一緒に仕事がしたいと思えるかという視点は見落とされがちなのですが、とても大切な視点です。
例えば、あなたがサッカーチームに所属している時に、下記の2名がチームに入れてほしいと言ってきた場合、どちらと一緒に野球がしたいと思いますか?
多くの人は後者の人をチームに加えたいと考えるかと思います。
会社の採用においても似たところがあり、どれだけプログラミングができても一緒に仕事はしたくないな、と思う人はほぼ採用はしません。
もちろんこれは、会社のフェーズによって変化することがありますし、周りとの連携は一旦無視して、とにかくスキルの高いエンジニアが採用したいというケースもあるでしょう。
しかし、未経験者の採用においてはスキルよりもどれだけ会社の一員として馴染んでもらえそうかが大切です。
では、どうすれば採用担当者に「一緒に仕事がしたい」と思わせることができるのでしょうか。
今回は「一緒に仕事がしたい」と思わせるためにおさえておきたいポイントをご紹介します。
プログラマーの仕事は、単にプログラムを書いているだけではありません。
チームと連携して仕事を進めていくことや、スケジュール管理、仕様書の作成、お客さんとの打合せ、上司やチームメンバーとの情報共有、報連相等、数えだしたらキリがありません。
また、マナーや勤怠管理などもとても大事です。
社会人経験がある方であれば問題ないかと思いますが、今まで社会人経験のない方は、採用担当者から「社会人としての振る舞いができるのかな?」と心配されることもあるので、学生時代やアルバイトの経験を交えて自身の立ち振る舞いを伝えておくと良いでしょう。
「貢献できるか」という言葉だと難しく聞こえますが、入社前も入社後も会社に対してどれだけ熱意を持ってくれるのかを見ている採用担当者は少なくありません。
また言葉で伝えるだけでなく、「貢献してくれそうだ」という姿勢が少しでも垣間見えれば、「この人なら会社に貢献してくれるかも」というイメージを採用担当者に与えることができます。
例えば、下記のキャンプ生からは仕事に対する熱意が伝わってきます。
何でも挑戦するというか、なんでもがっつりやっていきたいなっていう人がいる会社に入りたいなとは思っています。
どんな会社であれ、身に付けられることはあるし、人脈だって広げられることができるはずだ、と考えています。
「日々挑戦できることが自分にとっての楽しみ|未経験プログラマーとしての強み」より
他にも、初心者からプログラマーへの転職を成功させた人々の声を記載しているので、ぜひご覧ください。
今までは、「採用してもいいかな」と思わせるためにやるべきことのお話でしたが、ここからは採用担当者に「おっ!」と言わせ、採用される確率をさらに上げるためにやっておきたいことをご説明します。
最も効果的なのは、プログラミングで成果物を作ることです。
プログラミングの実績を作る=プログラミングで何かWebアプリなどを作って見せることで、飛躍的に採用される確率が上がります。
これがあるのかないのかでは、書類選考の段階から通過率が大きく変わってきます。
成果物を作ることによって、自分自身のプログラミングスキル、自主的に成果物を作る熱意、形にするところまでやり切る今季など様々な要素を同時にアピールすることができます。
これは当社の「GEEK JOB キャンプ」でもとても大切にしていることです。
どれだけ「プログラミングの勉強しています」「○○まで理解しています」等と伝えても、実際に制作したWebアプリを見せた際の説得力にはかないません。
「作って学ぼう!0から始めるJavaプログラミング入門①」なども参考にして、実際にWebアプリを作ってみましょう。
私も他社の採用担当者の方に会った時、必ずと言っていいほど「実際に作ったものがみたい」「どんなソースコードを書くのかを見て確かめたい」との要望をいただきます。
それほど、採用担当者はプログラミングでの制作実績を求めています。
採用担当者が面接時に聞く質問は、そのままの意味もあれば裏の意図もあります。
その裏の意図までも理解したうえで、自分自身の言葉で語れるようにしておきましょう。
そこで今回は、面接時に特に良く聞かれる質問とその意図をご紹介します。
質問の意図:プログラマーとして働くことが本人の中で動機づけされているか
未経験からプログラマーへ就職を考えている方には、ほぼ100%聞かれる質問です。
プログラマーになりたいと思ったきっかけは些細なことかもしれませんが、プログラマーを目指すというアクションを起こしているのであれば、さらに強い動機が何かあるはずです。
採用担当者は、プログラマーとして採用してもすぐにはやめないかどうかを判断しています。
質問の意図:採用したい人のイメージと合っているか
採用を行う以上、どんな人を採用するかをどの会社でも決めているはずです。
そこで、どんなことをやっていきたいのかを聞くことで、採用したい人のイメージに合っているかを判断しています。
質問の意図:会社に対して熱意があるか
会社の選考を受ける以上、少なくとも会社を調べてきているだろうと採用担当者は考えています。
そこでもし、会社が何をやっていてどこに共感したのかを伝えられれば、その会社に入りたい熱意を伝えることができます。
質問の意図:知識や技術の吸収力があるか
プログラミング未経験者を採用する側は本人の伸びしろを見るため、吸収力があるかどうかは把握しておきたいポイントです。
ささいなポイントでも構いませんので、なるべくたくさんお話ししておきましょう。
「特に何も学べなかった」は、どこに行っても何も学べない人だと思われるのでNGです。
質問の意図:会社に対して興味関心があるか
意外と見落とされがちな質問ですが、ここでたくさん質問ができれば会社や仕事に対して興味関心があると思ってもらえます。
事前に会社を調べた中で気になったポイントをいくつか質問しておきましょう。
ただし、雇用時の条件についての質問ばかりするのは控えましょう。
仕事にはあまり興味ないのかな?と思われてしまいます。
面接の際には、自分自身の将来のビジョンや目標を聞かれることが多々あります。
これは、入社した後にも向上心を持って仕事に取り組んでくれるのか、会社とその人自身のビジョンがマッチしているのかを確かめています。
その会社でできる仕事内容と将来像がマッチしていなければ、長く働くことはもちろん難しいでしょう。
目標自体がない場合は、入社後に本当に勉強してくれるか疑問に思われてしまう可能性もあります。
未経験からプログラマーを目指す以上、将来どうなりたいという目標は必ずあるはず。
また、目標達成のために現在行っているアクションなども合わせて伝えられると良いでしょう。
採用担当者から「この人は成長しそうだ」という印象を感じさせるためにも、具体的なイメージを用意しておきたいですね。
プログラマーを目指す時に意外と見落としがちなのが、IT業界について理解しておくということ。
ITに関わる技術職はプログラマー以外にも、システムエンジニア(SE)やインフラエンジニアなどがあります。
その中で、プログラマーの仕事は一体なんなのかを理解した上で、なぜプログラマーになりたいのかを説明できると良いでしょう。
また「ウォーターフォール型」や「アジャイル型」と呼ばれる開発手法や「要件定義」、「テスト」など開発に関わる用語もある程度理解しておく必要があります。
そういったIT業界、開発の流れの全体像を理解した上で面接に臨めば、「この人は自分の仕事を具体的にイメージできているんだな」という評価を受けることができます。
IT業界については、下記の記事でも詳しく書いていますので、参考にしてみてください。
求人を探すだけではなく、プログラマー未経験者でも3か月でプログラマーとして就職できる方法も合わせてご紹介します。
※求人の探し方について詳しくは『効率的に求人を探す!プログラマー未経験者がとるべき手段』で説明していますのでご覧ください。
最近では実際にメンターがつき、プログラミングだけでなくプログラマーとして働く上で大切な動き方や考え方なども学べ、約1ヶ月~3か月で就職できるプログラミングスクールが増えてきています。
デメリットとしては、学習する期間をある程度確保できる人でないと参加が難しいという点ですが、期間を確保できるのであれば見逃すことのできないものとなっています。
就職支援を兼ねたプログラミングスクールは、『LIKE IT』や『プログラマカレッジ』、また当社が運営している『GEEK JOB プログラミングキャンプ』があります。
当社では、プログラミングキャンプ内部を見ることができる『GEEK JOBプログラミングキャンプの内部風景レポート』もありますので是非ご覧ください。
プログラミング未経験者のプログラマーへの就職は、プログラミングスキルだけでなく、人間力のようなスキルを身につけておくだけでも選択肢を広げることができます。
決して不可能な挑戦ではありませんので、ぜひプログラマーへの就職を考えているかたはあきらめず内定獲得を目指していきましょう。