「プログラマーになることを考えてるけど、自分は向いているんだろうか?」

そう考える人は少なくないことでしょう。

接客業や事務、営業などと比べて馴染みがなくどんなパーソナリティを求められるのかわかりづらい職業ですから、そう思う人が多いのかもしれません。

そこで今回は、「どんな人がプログラマーに向いているのか」について解説していきたいと思います。

プログラマーに向いている適性、性格などを知りたい方はぜひご覧ください。

プログラマーになるために必要な4つの適性

まず、プログラマーにとって大切な素養を紹介していきます。

どんなことを経験しているとプログラマーとして成長しやすいのか?どんなことができるとプログラマーになりやすいのか?自分に合っているかどうか考えてみてください。

プログラミングが好きである

なんの仕事でもそうですが、その仕事が好きでないと長続きしませんし、成長スピードも遅くなってしまいます。

特にプログラマーは技術職ですので、就職後も常日頃から勉強やスキルアップが必要な職種です。

楽器が嫌いな演奏者がいないように、「プログラミングが嫌い」という人がプログラマーを目指すのは難しいでしょう。

逆にプログラミングが現状まだ得意でなくても、プログラミングが好きであればプログラマーとしての適性は十分です。

就職するまでは、「プログラミングが得意かどうか」よりも「プログラミングが好きかどうか」で適性を考えるとよいでしょう。

就職前にプログラミングの好き嫌いを知るためにはやってみるのが一番。

プログラミングスクールに通ったり、無料でプログラミング学習ができるサイトを利用したりするのがオススメです。

論理的な思考ができる

物事を進める時に、どうすれば効率がいいか、どうすれば目的を達成できるか、を順序立てて考えられる人はプログラマーにとても向いています。

「文系よりも理系の方がプログラマーに向いている」と言われることが多いのはこのためですが、実際には文系でも論理的思考が得意な人はたくさんいますし、今苦手な人でもプログラミングを学んでいく上で論理的思考を養うことが可能です。

「プログラミングが好きかどうか」と同じように、得意不得意よりも「論理的に考えるのが好きかどうか」で適性を判断するのがオススメです。

たくさんの解決方法が思い浮かぶ

何かの課題を解決しようとした時に、1つではなく色々な解決方法が思い浮かぶ人もプログラマーに向いています。

別にプログラミングに関わることでなくても構わないので、普段から積極的に解決のためのアイデアを出すように心がけましょう。

たくさんの選択肢の中から最適な処理方法を選ぶのもプログラマーの仕事です。

何かを練習した経験がある

プログラマーは技術職なので、日々技術の向上をする必要があります。

楽器でも絵でも運動でも、自己研鑽をした経験がある人は向いているでしょう。

特に楽器など、まともな形になるまで時間がかかるものを練習した人は特に向いているはずです。

IT業界はその進歩の速さをたとえて「ドッグイヤー(の業界)」と呼ばれます。

就職したからといって日々の勉強や情報のキャッチアップを怠っていると、あっという間に他のプログラマーに置いていかれてしまうでしょう。

何かを努力した、練習した経験がある人はプログラマーとして生きていく中で大切な素質を持っていると言えます。

プログラマー向きの性格5選

適正に加えて、「プログラマー向きの性格」というものもあります。

今回は全部で5つを紹介。

実際に現役のプログラマーに会って話をしてみると分かると思いますが、結構「あるある」なんですよ。

面倒くさがり屋

「めんどくさいなあ」「効率悪いなあ」など、日々の生活の中で面倒くささを感じることが多い人はプログラマーに向いています。

なぜなら、プログラミング開発の多くが「面倒くさいことを効率化する」ためにあるからです。

ラリー・ウォールという有名なプログラマーが残した言葉に、「プログラマーの三代美徳」があります。

これは『プログラマーには、怠惰、短気、傲慢の3つが必要である。』というもので、この中でも特に「怠惰であること」が重要だとしています。

常日頃から、「面倒くさいな」と思ったことをメモしておくように心がけましょう。

そこから新しいサービスのアイデアが浮かんでくるかもしれませんよ。

好奇心が旺盛

常に新しい技術や経験のないスキルを習得することが求められるプログラマー。

言われて勉強するのではなく、自分から興味を持って勉強できる人はプログラマーに向いています。

IT業界では、常に新しいサービス・技術が発表されています。

新しい情報を毎日キャッチアップしたり、自分が知らない技術を勉強したりする必要があるため、就職後の勉強時間が他の職種に比べて多くなりがちです。

プログラマーになった場合、いくらかはプライベートの時間を削ってでも勉強しなければいけない、ということは覚悟しておきましょう。

しかし、好奇心が旺盛な人ほど「自然と」スキルアップすることができます。

気になったらすぐ検索したり、本を読んだりする癖をつけましょう。

「学ぶこと自体が楽しい」と思えるようになればプログラマーとしての素養はバッチリです。

何かに没頭しやすい

プログラミング業務をするにもスキルアップの勉強をするにも、「没頭しやすい」集中力が大切になってきます。

人は集中している時ほどいい考えが浮かんだりするものですから、アイデア出しの際にも大切になってくる能力です。

労働環境的な話でいうと、無駄な残業をしないためにも集中しやすい性格であるといいですね。

納期が近いと残業が増える可能性もありますが、ガッと集中できれば早く帰れるかもしれません。

「やり始めたら他のことが見えなくなる」くらい没頭しやすいと素晴らしいです!

コミュニケーションが好き

コミュニケーション能力もある程度は必要になってきます。

意外かもしれませんが、プログラマーの仕事の中に「一人で進める仕事」はほとんどありません。

周りのプログラマーとうまく協調を取れるかどうかも大切です。

プログラマーの真髄は「チーム開発」です。

コミュニケーション不足によってミスが起きたり作業が遅れたりといったことも十分考えられるので、とりあえず最低限のコミュニケーションは取れるようにしておきましょう。

コミュニケーションが好きならベストです。

とはいえ、営業職や販売職のようにコミュニケーション能力が成果に直結するわけではありません。

コミュニケーションが苦手な方でも、とりあえず普通に話したりできればOKです。

整理整頓が好き

整理整頓が好きな人は、プログラミングのコードを綺麗に書くことに喜びを感じる人が多いです。

プログラマーの間では「汚いコードをみると発狂する」などというネタが使われることもあるくらい、綺麗にコードを書く能力というのは重要になってきます。

綺麗に動作するコード、保守性の高いコードというのは得てして綺麗にまとまっているものです。

チーム開発ならば、チームのプログラマー全員が簡単に読み解けるようにするという意味でも綺麗なコードを書く能力は大切です。

ただし、初心者のうちはコードを綺麗に書くことはなかなか難しいでしょう。

綺麗にコードを書く方法は勉強するうちに習得していけばいいので、「なるべく綺麗に書くぞ」という意識を持ちながら学習することが大切です。

まずはプログラミングをやってみよう

さて、記事冒頭で「プログラミングが好きなことが一番大切です」と紹介しました。

プログラミングを楽しめるか?仕事としてやっていけそうか?を知るため、就職活動をする前に必ずプログラミング学習をやっておきましょう。

プログラミング学習をするのにオススメのサイトや手段を紹介します。

無料で使えるプログラミングサービス

最もお手軽なのは、インターネット上で無料で利用できるプログラミングサービスを使ってみることです。

最近ではかなり多くの学習サイトが出てきていますが、今回はその中でもオススメの3つのサイトを紹介していきたいと思います。

Progate

Progate(プロゲート)は、プログラミング超初心者向けのプログラミング学習サービスです。

プログラミングというと真っ黒な画面でコーディングしているというイメージを持つ人が多いかもしれませんが、Progateならいつも利用しているWebブラウザ上でプログラミングを体験することが可能です。

Progateの特徴は、プログラミング初心者がつまづきやすいポイントを徹底して排除している点にあります。

Progateを学んだだけで実戦レベルの力がつくかと言われるとNOなのですが、「自分にプログラミングがあっているか?」をとりあえず確かめるには最適のサイトと言えるでしょう。

Progateを一通りやってみて、「なんだか楽しそうだ」と思えたら、さらなるスキルアップのため他のサイトや体験会に行ってみることをオススメします(もちろん、最初からスクールや体験会に行ってもOKです)。

ドットインストール

Progateでプログラミングの感覚をなんとなく掴めた人にチャレンジしてもらいたいのがドットインストールです。

ドットインストールは3分動画でプログラミングを勉強できるサイトで、有料の動画もありますが初心者向けのほとんどの動画は無料で見ることが可能です。

Progateと比べると、手取り足取り教えてくれる感じではない(動画内で普通にプログラミング用語が飛び交ったりします)ですが、その分Progateよりも深い内容を学ぶことができます。

動画内でわからない単語等があったら、積極的にググってみましょう。

「ググる力」はプログラマーにとって重要な能力のひとつですので、これを養う練習にもなります。

ドットインストールなら、環境構築(自分のPCをプログラミングができる状態にセッティングすること。

Progateではこの工程が省かれている)なども学べます。

いざプログラミングをしていきたいという場合には必ず通っておきたいサイトです。

paiza

paiza(パイザ)は、ドットインストールと同じく動画形式でプログラミングを学べるサイトで、有料会員に登録するとプログラマーへの質問ができるようになるのが特徴です。

わからないところがあったら誰かに聞きたい!という気持ちが強い人はpaizaを利用してみましょう。

ただし、「わからないからすぐ聞く」ではなく自分で調べたり、聞き方を考えたりすることも大切です。

「聞く能力」を育てておけば、就職後に先輩プログラマーに質問するときにも役立ちます。

プログラミングの体験会に行ってみる

無料学習サイトで独学するのもいいですが、プログラミングの体験会、というのもあちこちで開催されています。

初心者、未経験者でも参加できるものが多いのでぜひ参加してみましょう。

体験会を探すのにオススメのサイトは「compass」です。

GEEK JOBでも初心者・未経験者向けの体験会を毎週開催しているので、興味のある方はぜひいらしてみてください。

未経験からプログラマーを目指すなら

大学や専門学校でプログラミングを学んだことがない人がプログラマーを目指すにはどうしたらいいのか解説していきます。

今回紹介するのは3種類。

未経験からプログラマーになる人はどんどん増えてきていますが、大抵はこの3つのうちのどれかです。

独学で成果物を作ってから就職活動する

独学で成果物を作り、それを持って自分で就職活動を進めていく方法です。

最初から最後まで自分でやらなければいけないため、正直ハードルは高いです。

成果物を作れるレベルとなると、先ほど紹介した無料サイトの他にも書籍を何冊か購入したりする必要が出てくるかなと思います。

スクールに通ってから就職活動する

プログラミングスクールでプログラミングの勉強をしたり成果物を作ったりしたのち、自分で就職活動を進めていく方法です。

プログラミングスクールで成果物を作れるのが非常に大きく、また体系的にプログラミングを学べるため「我流」になりづらい点が特徴です。

チーム開発では我流のコードなどは嫌われる傾向にあるため、コードレビューをしてくれる環境で勉強できるのはとても大きいと言えるでしょう。

勉強と就職活動を同時に行う

もう一つおすすめなのは、就職支援付きのプログラミングスクールに入学してしまう方法です。

ブラック企業を避けやすくなったり、スクールで学んだプログラミング言語をメインで使用している会社に入りやすくなったりとメリットが盛りだくさんです。

GEEK JOBはこちらのタイプ。

プログラミングを学び、それを活かせる職場を紹介しています。

プログラミング体験会も随時開催していますので、ぜひ足を運んでみてください!

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