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月間6,700万人が利用するグルメメディア「favy」や飲食店を運営する食マーケティング総合企業の株式会社favy。本記事では、同社でiOSエンジニアを務める松本 隆(まつもと たかし)氏へ、同社で働く魅力や、エンジニアを目指したきっかけを伺ってきました。

現在について

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– まずfavyという会社が何をしているのか教えていただいても良いでしょうか?

favyは「飲食店が簡単に潰れない世界を創る」というビジョンのもとに、グルメメディアサイトの「favy」を軸にして飲食に関わるサービスを幅広く運営しています。

実際に飲食店の店舗も持っていて、「coffee mafia(コーヒーマフィア)」という月額定額制のコーヒースタンドを3店舗、完全会員制の焼かない焼肉屋「29ON(ニクオン)」が4店舗、老舗ごまメーカーとタイアップして原宿に作った超特濃ごまアイス専門店の「GOMAYA KUKI(ゴマヤ クキ)」、あとは”恋”を呼ぶ!? ”濃い”ソフトクリーム専門店「coisof(コイソフ)」を運営しています。

そして、シェフのためのコワーキングスペース「re:Dine GINZA」を1月に銀座にオープンしました。

あとは、名前も住所も非公開ですが、「その人専用のコースを出す」という、簡単に言うとビストロSMAPのようなお店も運営しています。

世界でひとつだけ!星付きシェフが「あなた専用のコース」をつくる会員制レストラン

– すごい、本当に幅広くやっているんですね。その中で松本さまはどのような部分に携わっているのでしょうか?

私は、グルメメディア「favy」のアプリ版の開発に携わっています。

coffee mafiaの会員券として使える機能や自分の現在地に近いお店の記事を表示するような機能、そしてfavy Payという電子マネーの機能も持っています。

アプリ内でのキャンペーンも行っていまして、忘年会の時期には「忘年会ジャンボ」というイベントを開催して、飲食店に行って写真を撮って投稿するだけで最大10万円が当たるというイベントを行いました。

こちらも、当選したらその場でfavy Payにお金がチャージされるようになっていて、favy Payでの支払いに対応しているお店であればその場で支払いにも使えてしまうという。

– アプリの機能をフル活用したキャンペーンですね

そうですね。忘年会のキャンペーンが好評だったので、引き続き「ゴチくじ」というキャンペーンを行ってるので、是非応募してみてください!

– アプリの開発はどのような体制で行っているのですか?

主には自分とパートナー会社の2名体制で開発をしています。マーケティングのメンバーと一緒にアイデアを出し合うところから、実際にコーディングをしてリリースするところまで自分で担当しています。

– すごい、全部ですね。その中でやりがいに感じるのはどんな部分でしょうか?

マーケティングの部分から関わっているので、こんな機能を追加したらユーザー数が増えるんじゃないかとか、こういう見せ方にしたら定着率が上がるんじゃないかという予測が当たって、数値としてサービスの成長を感じるときはやりがいを感じます。

もともとはエンジニアになる予定ではなかった

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– もう少し松本さまについてお聞きしたいのですが、松本さまは最初エンジニアになる予定ではなかったとお聞きしています

そうなんです (笑)

新卒で入社した会社には営業として入ったんですよ。

– そこから営業の仕事を?

そのはずだったのですが、新卒のメンバーで自社サービスを立ち上げるプロジェクトが立ち上がったことをきっかけに、いつの間にかエンジニアになっていました (笑)

– どういうことですか!?もう少し詳しく聞かせてください

入社前の研修でアイデアソンを行って、優勝したチームのビジネス案を会社化するというものだったんです。

僕が所属していたチームは優勝したわけではないのですが、優勝したチームのアイデアがとても面白そうで、上司にお願いして参加させてもらいました。

当然、サービスの開発もそのメンバーで行わなければいけないので、必要に駆られてエンジニアというポジションに就きました。

– すごい!もともとプログラミングの経験はあったんですか?

大学も文系だったので、学んだことはありませんでした。

唯一、入社前の研修で「プログラミングに触ってみよう」というものがあって、そこで初めてプログラミングをやってみて、その時すごく面白かったんです。

なので、プログラミング自体には興味はありました。学生の頃の経験から、もともとIT系のスキルを身に付けたいという気持ちもあったので、エンジニアとして働くことにも特に抵抗は感じていませんでした。

– 興味があったとしても、その経緯でエンジニアになるというのはすごいですね

本当に全く経験がなかったので、チームのメンバーでひたすら勉強していました。

初心者用の本をひたすら読んだり、とにかく検索して調べたり、すごく時間もかかりましたし、今考えたら効率の悪いやり方だったかもしれませんが、その時はもう必死でした。

本当に、今調べたら5分でわかるようなことを徹夜して調べたり、徹夜して調べたのに結局わからないなんてこともあったりして (笑)

– その時の苦労は今も活きていると思いますか?

そうですね。

自分ではわからない問題や、新しい知識が必要になることは今でもあるのですが、その解決策を探すのにはすごく活きていると思います。

結局、そのチームでは3つのアプリをリリースしたのですが、そこでの経験の中で、開発のスキルだけではなくビジネスアイデアの段階からサービスを作って実装するまでの全てを経験できたのは非常に今活きていると感じています。

好きなことを仕事にしたいから、favyを選んだ

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– そこから、一体どんな経緯で現在至るのでしょうか?

今話したプロジェクトは、やりがいや楽しさももちろんあったのですが、やっぱりすごくハードで辛くて、10ヶ月ほどしたところで会社を辞めてしまったんです。

その時は「もう二度とコードなんか書きたくない」くらいの気持ちで、当時の社長、といっても同じ新卒なんですけれども、その人に退職を願い出たんです。

– がむしゃらに作り続けたけど、一度はプログラミングが嫌いになってしまったんですね

はい、そしたら「プログラミングを初めて10ヶ月でここまでできたのはすごいことだから、別のところでもう一度エンジニアをやったほうがいい」と言われて、それならと思い、ほかのスタートアップの会社を紹介してもらいました。

そのまま紹介してもらった会社に入社したのですが、そこで「10ヶ月にしてはすごくよくできるね」という言葉をいただいたんです。

その時、「自分はエンジニアになれていたんだ」とあらためて実感して、またエンジニアの仕事が楽しくなったんです。それならこれからもエンジニアとして生きていこうという決心もそこでつきました。

– すごく良い話ですね。そこからなぜfavyへの転職を選んだのでしょうか?

ネガティブな原因は全くないんです。

その会社はファッション系のサービスを運営していて、すごく良い会社だったし、社員の人も本当にファッションが好きで、ものすごい熱量を持って働いていました。

ただ、そういった姿をかっこいいと思う反面、同じような熱量を自分が持てていないことにも気づきました。理由は簡単で、私はあまりファッションに興味がなかったんです… (笑)

– 良い会社な分、他のメンバーと自分の熱意の差もすごく感じたんですね

そうです。

熱意を持って働くメンバーを見てすごく羨ましいと思っていて、自分もこれだけの熱意を注げるとしたら何があるんだろうと考えた時に、私は食べることがすごく好きだったので、食に関わるサービスなら熱量を持てると考えたんです。

そこで、食に関わるサービスを運営していて、自分がエンジニアとして関わることができそうな会社を考えた時に、favyが思い浮かび、そのまま応募したという形です。

– favyのことはもともとご存知だったんですか?

はい。記事もよく読んでいました。サービスとしてfavyが好きだったことも、ここで働くことを決めたきっかけです。

事業を作っていく楽しさがfavyの魅力

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– そこからfavyで働いてきて、あらためてfavyの魅力はどんなところだと思いますか?

たとえエンジニアであっても、職種にとらわれずに「サービスをどうやって成長させるか」というところから関わっていけるところは非常に魅力的だと思います。

私自身も、マーケティングのメンバーと一緒になってサービスの方向性を決めるところの議論から参加していますし。誰でも意見を言える社風になっています。

– 会社としてはフラットな組織になっているのでしょうか?

そうですね。だれの意見が優先ということはなく、みんなで意見を言い合いながら決めています。

わからないことがあればいつでも相談できますし、メンバーもみんなすごく仲がいいです。

– 素敵ですね。もう一つ質問なのですが、これから入ってくるならどんな人ならfavyに合うと思いますか?

能動的に動いていける方は非常に合うと思います。

全員が「サービスをどうやって成長させるか」というところから関わっていけるぶん、favyでは「これをやっといて」といったような指示はほとんどありません。

なので「どうしたらサービスが成長するのか」「そのために自分は何をするのか」といったことを自分から考えてどんどん行動できるような方だととても働きやすいと思います。

– 言われたことをその通りにやるだけでは楽しくない、という人には非常に合いそうですね

そうだと思います。

そして、「食」がすごく好きなメンバーが集まっているので、そこには興味を持っていて欲しいです。

その上で。favyが掲げている「飲食店が簡単に潰れない世界を創る」というビジョンに共感していただけるととてもいいと思います。

– まずはいろいろな方法を試してみる

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– 最後の質問になるのですが、これからプログラミングを勉強しよう、エンジニアになろうと考えている方へ、今すぐ始められるアクションを一つ教えていただければと思います

あまり考えすぎずに、明日からいろんな方法でプログラミングを勉強してみたらいいと思います。

人にはそれぞれ自分に合う勉強方法があると思っています。私の場合は、本を読むのがすごく嫌いなんですよ (笑)

– たしかにそうですね。ちなみに松本さまはどんな方法が自分に合っていると思うのでしょうか?

私の場合、とにかく作るものを決めて、作りながらわからないところをどんな方法でも調べる。そしてとにかく作るというのが性に合っていました。

でも、うちには本を読んで勉強するのが好きというメンバーもいますし、本当に人それぞれなんですよね。

– 逆に言えば、ひとつの勉強方法が嫌いだからといってプログラミング自体がダメとは限らない

その通りです。

なので、本を読むもよし、とりあえずわからないまま作ってみるもよし、ネットで動画をみるもよし。

今言ったのは独学の方法ですが、人に教わるのももちろんいいと思います。今はスクール系のサービスや学習支援のサービスもたくさんあるので、そういったサービスをとにかく色々試してみるのもいいと思います。未経験でも入れる会社にいきなり入ってしまうのもいい。

その中で、自分が一番楽しく学べる方法を最初に見つけると、後がとても楽になると思います。

どんな方法でも何も知らないとこから勉強するのは、どんな方法でも大変だとは思いますが、ひとつのやり方がダメだったからと言って諦める必要は全くないと思います。

– 非常に励みになるお言葉ですね…!ありがとうございました!

ありがとうございました!

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