「仕事は自分で取りに行くもの。前のめりに生きて初めて得られる経験がある。」pring株式会社 荻原 充彦氏
GEEK JOB編集部
国内有数のFintech企業として、オンラインオフライン問わず各種決済代行サービスを運営し、早くから国内のキャッシュレス化を進める株式会社メタップスペイメント(以下、メタップスペイメント)。
本記事では、同社でエンジニアを務めるホリチャビリコ氏へ、同社の魅力やエンジニアを目指したきっかけを伺ってきました。
当社は、テクノロジーでお金や経済のあり方を変えるべく、金融という領域の中で様々な事業を展開しています。
特に決済代行会社として長く事業をしており、店舗やECでのクレジット決済や電子マネー決済といった各種決済サービスなどを提供しています。
また昨今は、「チケットペイ」、「イベントペイ」、「会費ペイ」など、様々な場面でお金の流れをスムーズにする特化型のサービスも提供しています。
これらの背景から、決済に関わる案件の受託開発も行ったりすることもありますね。
簡単に言うと、世の中のキャッシュレス化を進めている会社です。
先進国の中では一番遅れていると感じています。
決済に関してだけで言うと、クレジットカードのような現金以外の方法が使われる比率は日本ではたった20%くらい。
他の先進国だと、アメリカは50%、中国は60%。最もキャッシュレス化が進んでいると言われる韓国では80%以上という現状があり、先進国の中で日本は突出してキャッシュレス化が進んでいません。
そうですね。
メタップスペイメントでは、「テクノロジーでお金と経済のあり方を変える」という当社のミッションに沿って日々事業の拡大のため、取り組んでいます。
お金に関わるサービスは信用と信頼が不可欠だと考えており、スピード感を持って進め過ぎてもユーザーの理解を得られず、不安を生んでしまうこともあると考えています。
メタップスペイメントでは、サービスをしっかり理解いただき、安心して導入・利用してもらえるように、営業はもちろん開発側もユーザー視点を持ち、日頃からクライアントと密にコミュニケーションをしております。
現在は、メタップスペイメントのフロントシステムの開発部門の責任者を務めています。
メンバーのマネジメントはもちろんですが、時には要件定義、時にはプログラミング、時にはUI/UXデザインとメンバーのサポートをしながら自ら動くこともあります。
私自身、現在は50個くらいのプロジェクトに関わっています。
多くのプロジェクトに関り大変な面もありますが、それ以上に学ぶものが多くあるので日々発見と成長だなと感じています。
自社サービスと受託案件に加えて、自社の基幹システムの開発にも関わっているので、どうしてもそのくらいの数にはなってしまいますね。
数は多いですが、全てのプロジェクトが大規模なわけではないので、手が回らないということはありませんよ。
お客様の悩みを解決して感謝の言葉をいただけた時ですね。
実際に現場に行って、お客様がこんなことに悩んでいるんだというのを見て聞いて知って、それを解決するためのものを精一杯、試行錯誤して自分たちで作って届ける。
そして課題が解決した時にお客様からいただく感謝や感動の言葉が一番の励みになります。
本当に嬉しいことなので、日々そのためだけにがむしゃらに仕事をしている感じですね (笑)。
そうです。国籍は中国なのですが、その中の内モンゴル自治区というところが出身です。
大学時代です。大学は向こうの内モンゴル大学の日本語学部に入学したのですが、3年生のときに日本の姉妹校に編入する機会があって、そこで日本に来ました。
いえ、経済学部でした。完全に文系学部ですね (笑)
はい。エンジニアを目指そうと思ったのは大学を卒業してからなんです。
日本で大学を卒業して、このまま帰るか、もう少し何か勉強していくか悩んでいたときに、大学の先生からITの勉強をしてみることを勧められたんです。
「じゃあ勉強してみようかな」と始めは軽い気持ちで考えていました。そこから、ITを学ぶために神戸情報大学院大学というITの学校へ。
最初は、ITの技術を身につければどこに行っても使えるし、グローバルスキルが身につきそうだなとなんとなく勉強していたのです。
その中でソフトウェア開発を学んでいくうちに、こんな事がやりたいと考えたことが、プログラムを書くことで画面上に実現されるという体験を通じて、これはすごく楽しいと感じたんです。
そうです。やってみたらすごく面白かったんです (笑)
新卒で入社した会社ではお店やサービスの予約システムを作っていたのですが、作っているうちに、もっと決済の部分に関わるサービスを作ってみたいという気持ちになっていったんです。
お店側に一番貢献できる部分であり、まだまだテクノロジーが発達していない領域だったのでやりがいがありそうだと思いました。
これから世の中のキャッシュレス化が進んでいくのは間違いないと思っていました。
しかし、まだまだ日本では事業として推進しているところは少なく、テクノロジーを活用した決済をやっている会社に行きたいと考えていたところ、メタップスペイメントを見つけて、ここだと思い飛び込みました。
もう4年になります。
技術力や働く環境はもちろん素晴らしいのですが、私が一番魅力に感じているのはお客様との距離感です。
そうです。
そもそも、当社のような決済代行会社が受託案件の開発をすることも珍しいと思うのですが、その中でもさらにお客様と開発の距離が近い。
私は営業開発密着型と呼んでいるのですが、本当に営業の人と開発が一緒になって動いて、お客様の生の声を聞いて、一体何に悩んでいるのかというのを直に感じることができるのは、開発者としてとても魅力的だと思います。
そうです。
最近は営業と開発の間でもノウハウの共有がしっかりできているので、エンジニアが直接出向く必要が無い場面も増えてきたので、少しずつ減ってきてはいますが、クライアント同行には前向きな社風です。
はい。
事前に営業と打ち合わせをして、きっとこんな質問が来るだろうとか、ここは説明したほうがいいなどをお互い話し合い、当日までに準備をしています。
また、当社はプロトタイプ開発手法を使っているので、デモ画面を用意して、デモ画面を見ながら様々な質問や仮説を立てています。
おっしゃる通りです。
お客様が一体何を感じるか、どういうことを求めているのかをエンジニアもリアルに掴むことができる。
お客様との距離が近いというのが、メタップスペイメントの魅力なんです。
ありがとうございます(笑)
Webアプリケーション開発に興味があってコミュニケーションが好きというのは大前提ですが、私自身はロジカルな思考ができる人と一緒に働きたいなと思っています。
そうです。理系的な考え方というよりは、問題解決のための順序立てた考え方という意味ですね。
お客様から「こういう機能がほしい」と言われたときに、どうやってそれを作るかではなく、「なぜその機能が必要なのか」という捉え方・考え方ができることがとても大事だと考えているからです。
一体何を解決するための機能なのかというところまで考え、「それだったらこういう解決方法もありますよ」という提案ができるかどうかが大切なことなんです。
ただの開発屋ではない、問題解決屋、クライアントの企業成長のための一役を担いたいと考えています。
それって技術的な素養とはまた別の能力なのですが、私としてはその考え方の部分がいちばん大切だと思って日々仕事をしています。
私の場合は、仕事をしていく中で身についていったと考えています。
きっかけは、言葉の壁かもしれません。日本語って曖昧な表現が多いので、日本語を勉強していたとはいえ、外国から来た私にとっては理解しにくい面が多くありました。
なので、こんなものを作って欲しいと言われて作っていても「本当にこれで大丈夫なんだろうか?」「自分はクライアントのニーズを理解しているであろうか?」という不安を常に感じていました。
そこで、これは一体何を解決するためのものなのかという部分までさかのぼって考えることで、しっかり根本の部分を掴んでから取り組むようになったんです。
はい。
そこから派生して、ITリテラシーの高くない人にも伝わるような画面構成であったり、どうすれば伝わりやすいのかといった考え方も身につけることができたのではないかなと思っています。
不自由を感じているからこその強みですね。
エンジニアたちのブログを色々読んでみることをお勧めします。
まずは何か作ってみろという考え方もあるかもしれませんが、どんな言語にどんな特徴があって、何をするのが自分に合いそうかを、たくさん読んでみると良いんじゃないかなと思います。
そうです。
すごく技術寄りのブログもあれば、初心者向けのブログもありますし、専門知識をわかりやすい表現で書いているようなものもあります。1人の意見だけじゃなく、いろんな人がどんなことを言っているのかをたくさんキャッチアップしてみると良いです。
Qiitaで色々漁ってみるのが良いと思います。
たくさん面白い記事が転がっています。AIとか、自分の興味のある記事を見つけて色々読んでみてください。
そこで、やってみたいことが見つかったら手を動かすことを始めればいいと思います。
こちらこそありがとうございました!
この記事を読んだ方と一緒に仕事ができる日を楽しみにしています!
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