【受講生インタビュー】「接客の経験を活かしたエンジニアになりたい」| 未経験からエンジニアを目指すキャンプ生
GEEK JOB編集部
HRtech企業として、AIを活用した人事評価クラウド「コンピテンシークラウド®」を提供する株式会社あしたのチーム(以下、あしたのチーム)。今回は、同社でCTOを務める林田 幸一 (はやしだ こういち)氏へ、同社の魅力や入社に至った経緯を伺ってきました。
コンピテンシークラウド®は、人事評価制度の運用をサポートするシステムです。導入企業2,000社の実績から蓄積された人事評価のビッグデータを持ち、AIを使った評価者のスキルの可視化や各種分析機能によって、人財育成の高い効果を得ることができます。
これに合わせて、あしたのチームでは「ゼッタイ評価®」という人事評価制度そのものの構築、そして、その制度の導入から運用までをトータルサポートするサービスも提供しています。この二つを組み合わせて活用することによって、より明確で納得性のある評価を実現し、かつ会社の業績自体の向上させることができます。
「何をすればどう評価が変わるのか、評価が変わるとお給料はどう変わるのか」といったことを全て明確に決めて、社員にもその仕組みを公開します。
これによって、例えば「上司に気に入られていないと評価が上がらない」とか「目標が曖昧で、達成したのかどうかわからない」といった、社員からすると不透明かつ不満になりやすい部分を解消できるのです。
目標を達成したのにいまいちお給料が上がらないとか、逆になぜか給料が上がったというようなことは起こりえないようになっています。
そうですね。上司に好かれるための行動に労力を割いても業績は上がりません。
そこではなく成果を出すための行動目標を明確に決めて、それをどう達成したかで評価していくのが正しい形だと考えています。
成果を出すための行動改善に全員がフォーカスし、かつそれが達成されることでどうお給料が変わるかも全員わかっているのでコミットする。社員が目標を達成した結果として会社の業績は上がり、目標を達成したメンバーのお給料も上がるというロジックになっています。
ありがたいことに、導入してくださったほとんどの企業はそうなっています。
私のメインの役割は組織づくりの部分です。
私は、あしたのチームが営業メインの会社からHRtech会社に変わろうというタイミングで入社したのですが、当時エンジニアは私ともう1人しかおらず、まずはエンジニア組織を作るというところから始まりました。
そうです。
私の場合、縁故採用もしなかったので、本当にゼロから採用していきました。
全く新しい組織を作るにあたって、そのメンバーを縁故採用で固めてしまうのはあまり良くないと思っています。
それをやるとどうしても私の知り合いという色が強くなってしまいますし、それよりは会社そのものを魅力に感じて入社してくれる人に集まってほしかったんです。
次は組織の中身を整えていきました。
具体的には評価制度を整えたり、エンジニアにとって働きやすい制度を作っていったり、1on1を実施してエンジニア自身をマネジメントしていったりといった部分ですね。
そうですね。そこはかなり力を入れて作りました。
私達自身が評価を専門に見ている会社ということもありますが、何ができればどのポジションに行けるのか、どれくらいの待遇になるのかというのは明確にしています。
エンジニアの組織づくりに関しては、概ね仕組みを整えることができて、現在はマーケティングチームの組織づくりにも力を入れています。
ただ、私自身はCTOという立場なので、ここは早くバトンタッチせねばと考えているところです。
私はあしたのチームに入社する前、WEB開発を専門とする開発会社を経営していて、そこでコンピテンシークラウド®の開発を請け負っていたのが最初でした。
その当時、あしたのチームの人事評価制度を自社でも導入していて、効果も感じていました。
そうです。そこから経営した会社を売却して次は何をしようかと考えていたときに、現在の代表である赤羽から誘いを受けて入社しました。
会長の髙橋が一貫して唱えている、人事評価制度に対する思いに共感していて、その思いを実現したいという気持ちは大きかったです。
それに加えて、当時あしたのチームは、HRtechと言っていながらエンジニアが一人しかいない状況で、会社のメンバーのほとんどが営業。HRtechというよりは営業会社に近かったんですね。
これを組織の仕組みから整えていってHRtech会社に変えていくというのは、大変だけどすごく面白そうだなと感じました。
テクノロジーだけだと自分が経営していた会社とそこまで変わらないし、それよりは、営業会社にテクノロジーをかけ合わせていくほうが面白いことが起こるような気がしていました。
基本的にはプロダクトが好きだと言うメンバーが多いです。なので、何か作ったら終わりではなくて、実際にそれが使われているのかとか、ユーザーは本当に満足してくれたかという部分をすごく気にしていますね。
本当にそうだと思います。
一番喜ばれたのはリモートワークです。
今、エンジニアは誰でも週1日はリモートワークをOKにしています。そこから職位によってリモートワークしていい日数が増えていくような形なのですが、これが一番喜ばれましたね。
逆にフレックス制度はあまり喜ばれなかったです。みんな9時に出社することに特に抵抗がなかったので、あまり意味がなかったようで(笑)
リモートに関しても、どうやらみんな「出社したくない」とは思っていないようで、出社しなくていいから嬉しいというよりは、例えばお子さんが熱を出したりとか、すごく天気が悪いとか、電車が止まっているとか、そういったアクシデントが起きた際に、自分で調整ができるところが魅力みたいです。
そうですね。特に何も無ければ毎日出社する人ももちろんいます。
ここは、喜んでもらうというよりは納得性の高いものを作ることにこだわった部分ですが、幸いとても納得してくれているようです。
加えて、行動目標を設定する際も、会社側からやってほしいことを押し付けるのではなく、本人が伸ばしたいと思っている部分に集中するようにしています。
極端な話ですが、本人がやりたいと思っていることが一番コミットできますし、一番伸びるんですね。
そうやって全員が自分の一番伸びる部分を強化していけば、結果としてチームないしは会社の平均値というのは上がっていくので、今はそれでいいと思っています。
仮に全員が同じことをやりたいとなったら話は変わってくるのですが、今はうまく噛み合っています。
働きやすさと納得性というのは常に考えています。
活き活きと働くことができる環境というのは、これからも突き詰めていくつもりです。
アクションとは少し違ってしまうのですが、表面的なプログラミングだけではなく、理論の部分にもしっかりと興味を持って欲しいなと思っています。
今はプログラミングを簡単に学べるサービスがたくさんありますし、便利なフレームワークもあるので、それらを使えばある程度誰でもプログラムを書くところはできると思うんです。
確かに、勉強を続けるには達成感は大事なので、目に見える部分から始めること自体はいいと思います。ただ、そこばかりに集中してしまって、基礎の考え方であるアルゴリズムとか、レガシーなプログラミングの知識に興味を持たないままでいると、エンジニアになったあとに大きな壁にぶつかるんですね。
たしかに、今まで全く理系の学問に関わって来なかった人からすると難しく感じるかもしれません。
ただ、仕事としてプログラムを組んでいくとなると、ただ組んで動けばいいというわけではなくて、次にメンテナンスをする人のことも考えないといけない。そうすると、とりあえず動くコードではなく、きれいなコードを書く必要が出てきますし、そのためには、基礎や理論の部分をしっかり理解しないといけません。
しっかりとした実力を備えたエンジニアを目指すのであれば、とっつきづらいと感じる理論の部分も学んでおいた方がいいというのはお伝えしたいです。
きれいなコードを書きたいか、他の人が見てもわかりやすいコード、メンテナンスがしやすいコードを書きたいと思うかですね。
きれいなコードを書きたいと思う人は、いずれ理論の部分に行き着くはずです。逆に、他の人が書いたコードをコピペして切り貼りすることでプログラムを組んでいる人はかなり危ないと思います。
今は良くてもエンジニアになったあとにとてつもない壁にぶつかってしまうので、今のうちからきれいなコードを自分で書くことを意識してほしいです。
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