「持続可能な医療」をミッションに、医師の紹介事業や産業保健に関するサービスを提供している株式会社エムステージ。そのシステム開発を担う株式会社エムステージコミュニケーションでエンジニアをされている田口氏にお話を伺いました。

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医師に関わるサービスエムステージ_IMG_9876

– 現在エムステージグループではどのようなサービスを運営されているのでしょうか?

田口:弊社では主に2つの事業をやっています。医師の人材サービス事業と事業所向けの産業保健サービス事業です。医師の人材サービス事業は、医師の転職やアルバイトの求職支援、医療機関の採用支援が中心となります。事業所向けの産業保健サービスは産業医の活動やその周辺のサポートになります。企業の健康経営を支援する形になりますね。医師の人材紹介を長年展開している強みを活かして、産業医と企業をマッチングしています。

– その2つのサービスがある中で、田口様はエンジニアとしてどのような開発に関わっていらっしゃいますか?

田口:人材サービス事業で使用している社内向け営業支援ツールの開発と、医療従事者向けのメディアの開発と、新規事業の企画・開発に携わっています。以前は人材サービス事業のサイトのリファクタリングを担当していました。

– 今はバックエンドのRailsとかをやっているんですよね。

田口:はい。ただ、今やっているプロジェクトはフロントエンドとサーバーサイドを両方担当しています。ReactとGraphQLを遣っていますが、技術の変化が激しいので開発していて面白いです。人材サービス事業の方で使用していたのは、大きなモノリシックなRailsのアプリケーションだったのでした。

– 大きいシステムに関わることもあれば、新しい技術を取り入れていくというように業務に振り幅があると思うんですが、やっている中で一番やりがいを感じるのってどんなところですか?

田口:今メインで作っているのは、社内向けの営業支援ツールなのですが、自分の作った機能をもとに戦略などが練られていくのが面白いです。ツールを使って営業活動を効率化して事業が伸びていくのを楽しみにしています。また、新規事業はビジネスを考えるところから携わっているので、やりがいがあります。

IT業界は伸びると思った

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– 田口様はどういったきっかけでエンジニアになろうと思われたのでしょうか?

田口:大学院の専攻はスポーツ科学だったのですが、就活の頃にはその道に進む気は無くなっていたので、いろいろな業界を見ていました。そんな中、IT業界は伸びしろがあるし、変化があって面白いんじゃないかなと感じ、進む道を決めたんです。授業でプログラミングをやったこともあったので、エンジニアとして働くのがいいんじゃないかなと。それからインターンを始めて、そこで初めてWebのプログラミングに触れました。

– 昔からずっとなりたかったというわけではないんですね。

田口:そうですね。Webエンジニアになることはあまり想像していなかったです。ですが、ものづくり自体は好きだったのでエンジニアに憧れはありました。

– そうやってエンジニアの世界に飛び込んで、楽しさとか達成感を感じたエピソードってありますか?

田口:新卒で入った会社で、1年目から大きなプロジェクトを任せてもらった時に、Railsのバージョンが古くなってシステムをリプレイスする必要があるということになってしまって。すごく難しくて大変だったんですけど、やり終えたときはすごく達成感がありましたね。

– そのときってプログラミングを始めてまだ日が浅いと思うんですが、どうやって乗り越えたんですか?

田口:プログラミングは始めて2年ぐらいでした。1回どうしても乗り越えられなくて、このままじゃプロジェクトが回らなくなるってことで先輩にも入ってもらって、サポートを受けながらなんとか完成させました。

社会貢献できる環境

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– エムステージグループの何を魅力に感じて入社されたんでしょうか?

田口:転職前、少し大きな病気になってしまった時に、医療業界に興味をもったのがきっかけです。治療の際、出会った先生がすごく素敵な人だったので、彼らに貢献できるようなことがしてみたいなと思っていました。エムステージではそれが実現できるのではないかと。

– 自分がお世話になった人に恩返しができる会社がまさにあったという感じですね。

田口:はい。弊社が「持続可能な医療の未来をつくるために」というミッションを掲げているんですが、医師のキャリア支援において、利益だけを追うような無理なマッチングはしないという姿勢にとても共感しました。医師に対して適切な医療機関をちゃんと紹介していて。誠実というか真面目な紹介事業をやってるんですよ。そういう考えだからか社内の雰囲気も結構よくて、みんな明るく働けていると思います。

– エンジニアとしてエムステージグループで働く魅力ってどのあたりでしょうか?

田口:社会貢献を感じられるのが大きな点です。エンジニアであっても何らかの社会貢献に興味がある人と働きたいなぁと思います。私が今関わっているプロジェクトだと新しい技術を取り入れる試みもしっかりあるので、スキルアップという面でもいいかなと思います。

リモートでも口頭でコミュニケーションを取る

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– 普段どんな感じで働いていますか?

田口:今のチームはエンジニアは5名で、私以外は業務委託の方です。フルリモートの方もいるので、働く場所はバラバラです。だからコミュニケーションの齟齬が起こらないようには気をつけていて、生産性を上げるためにも口頭でコミュニケーションを取るようにしています。稼働日には毎日朝会と夕会をやっていて、時には雑談も交えながらコミュニケーションを取るようにしています。

– コミュニケーションはチャットツールとかを使ってやっているんですか?

田口:はい。作業をしているときはSlackでやり取りをして、朝会と夕会はビデオチャットでやってます。

– リモートの人がいたりする中でコミュニケーションを取りながら働くときに工夫していることってありますか?

田口:すべてのメンバーがオンサイトなわけではないので、限られた時間の中で正確にコミュニケーションを取ることが大切だと思っています。朝会と夕会では、簡潔に報告と質問ができるように、画面共有をするなどの工夫もしています。

あとコードをこまめに見せることですね。GitHubでやっているので、頻繁にコミットして、頻繁にプッシュして。ちゃんとできていなくてもいいからコードを見せて、早めにフィードバックをもらう。レビューしやすいようにスクリーンショットをつけたりっていうのも気をつけています。

– 早めにフィードバックをもらえたりするのってメンバーからすると安心材料になりますよね。

田口:はい。手戻りを発生させないためにも重要ですね。また、早めにフィードバックがもらえる環境、気軽に共有できる雰囲気をつくること。つまり心理的安全性の高い関係性をつくることは大事だと思います。

– 周りの方が優秀だとどんどん新しい技術をキャッチアップする必要があると思うんですが、そのとき何か工夫とかされていますか?

田口:新しい技術であっても基本を幅広く抑えることを意識しています。最近では公式ドキュメントが充実しているので、しっかりと読み込むようにしています。

– その工夫って実体験の中から気づいたことなんですか?

田口:いままでのプロジェクトで、質問をしたときに、公式ドキュメントやライブラリのソースコードを紹介してもらうことが多かったので実感しました。今では、末端の情報に惑わされず、はじめに基本をしっかりと抑えるほうが効率がよいと考えています。基本的なところをおろそかにすると、結局上辺の情報に振り回されて逆に時間がかかってしまいますから。

– プログラミングの初心者も基本を細かいところまでしっかり押さえるっていうのが重要なんでしょうか?

田口:最初から完璧にやろうとするとハードルが高くなってしまうので、できるところをやって、そこから深掘りしていくのがおすすめかな。もちろん体系的な知識は後々必要になってきますが、個人的にははじめから全てを知る必要はないと思っています。

とにかく手を動かせる環境に身を置く

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– これからプログラマーになる方に向けて何かアドバイスをお願いします。

田口:すぐに質問ができる環境に身を置くのがよいと思います。私がプログラミングを始めた会社は質問をすれば必ず答えてもらえる環境だったので、とても幸運でした。

はじめのうちはあまり本質的でないところで躓いて、時間を使ってしまう場合が多いので、とにかく手を動かしながら聞けるところは聞いて直していくっていうのが個人の実体験としてよかったです。自分で作りたいものとかはなくてもよくて、仕事だから作るっていうのでも全然いい。とにかく手を動かして、早くフィードバックをもらうのがいいのではないかと思います。

– 質問するにしても「何が分からないのか分からない」って初心者が陥りがちなところですけど、そういうことはありましたか?

田口:何が分からないのか分からなくても、「何が起こっているのか」っていう現象自体は分かりますよね。その段階で早く見せた方がいいです。経験のある人なら、なんでその現象が起こっているのかっていうのが分かるので、そういうところで悩んでしまう必要はないと思います。早く見せて、早く聞いてしまったほうがいい。

– 作りたいものがないといけないんじゃないかと思ってしまう人もいるかなと思うんですが、目的を自分で理解するっていくことの方がもっと大事なんでしょうか?

田口:そうですね。目的を自分で理解できていれば高いモチベーションを保てるのではないかと思います。

– 作るものとや課題がある状態を早く作るっていうことですね。

田口:そもそも自分で課題を設定することは結構難しいことだと思っています。経験がない人だとそこがハードルになるかもしれない。課題の設定で悩むのであれば、早く仕事をはじめて、課題を人からもらってもいいじゃないですか。

– 振り返ってみて、働いて実際手を動かすって大事ですか?

田口:はい、実務での経験が最も自分のためになっています。働くことが手を動かす環境を作るもっとも簡単な方法だと思いますよ。それに、良い課題を与えてくれる会社を選ぶこともとても大切です。

– 質問は以上になります。ありがとうございました!

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