「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」をミッションに、印刷や物流、そして広告などITがあまり浸透していない業界をITの力で変えていこうとしているラクスル株式会社。

今回は「ラクスル」の開発チームでエンジニアをされている岸野 友輔氏にお話を伺いました。

ラクスルの3つのサービス

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– 本日はよろしくお願いします。まず、ラクスルがどのようなサービスを運営しているのかお伺いしてもよろしいでしょうか。

岸野:現在大きく分けて3つのサービスを運営しています。

1つ目が社名と同じで「ラクスル」というサービスで、印刷ECのサービスです。全国の提携印刷会社様の非稼働時間を活用して印刷を行っています。印刷したいお客様は、ラクスルを通じていつでも簡単に低価格で注文することが可能です。さらに、注文したチラシなどの印刷物のポスティングも行っており、印刷~集客支援まで一気通貫したサービスを提供しています。

また、デザインソフトが使えないお客様でも、オンライン上で簡単にデザインすることなども可能で、お客様が思い描いた印刷物を思ったときに届けることを実現しています。

2つ目が広告サービスです。2018年からはテレビCMの制作・放映をオンライン上で販売するサービスも展開しています。

3つ目が「ハコベル」というサービスです。提携運送会社の空き時間を効率よく使うサービスなんです。最近、事業拡大により五反田にハコベルのオフィスができたんですよ。

広告や印刷、物流みたいな今まであまりITが浸透していなかったような産業や業界を、ITの力を使って産業構造ごと変えていこう!というのがラクスルの目指している世界ですね。

– ありがとうございます。では、その中で岸野様はどのような開発に携わっているのでしょうか。

岸野:僕は今ラクスルの印刷チームの中で、SCM(サプライチェーンマネジメント)に関わっています。いわゆる資産管理ですね。具体的には印刷のパートナー会社への発注の基盤や、パートナー向けの管理画面、印刷物の原価管理といったところですね。

今ラクスルではシステムの再構築をやっているので、その中で発注基盤の部分を担当しています。

– 岸野様はフロントエンド、バックエンドも両方やられているのですか?

岸野:基本的にはバックエンドが中心です。

– 新卒で入社してから3年間、ずっとバックエンドをやられていますよね。

岸野:ラクスルの印刷チームの中で、3回ぐらい役割は変わっています。

印刷は難しいけれど面白い

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– 今までラクスルで働いてきた中で、一番やりがいを感じる部分や経験ってどういうところですか?

岸野:印刷ってとにかく難しいんですよ。

– と言いますと…?

岸野:一口に紙といっても材質もサイズも何種類もあるんですね。厚みも違ったりしますし。そうなると印刷物ってオーダーメイドに近い商品なんですよ。それをどうやってモデルやコードに落とし込んでECサイトで扱うのかってところが難しいです。その反面、そこが面白さだったりもしますね。

– 働く前から大変だぞっていう予感はありましたか?

岸野:正直入る前は「印刷のECなんて大したことない」って思ってました(笑)実際にやってみたら、ものすごく複雑だし、考えることばかりですね。

– エンジニアとして達成感とか楽しさを感じたエピソードについてもお聞きしたいです。

岸野:基本的には自分が作ったもので成果が出たときが一番楽しいし、達成感もありますね。大学のときにアプリを作っていたときは、自分が作ったアプリで収益が出たとか。ラクスルに入社してからは、自分が関わったプロジェクトで事業的にも結果が出ているとか。

最近だと、Hack Weekっていう社内ハッカソンイベントで優勝したんですよ。力をいれて取り組んだ結果が出たのでうれしかったですね。

アプリを作ってみたかった

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– 岸野様はどういうきっかけでエンジニアになろうと思ったんですか?

岸野:小さいころからゲームとか機械が好きでした。高校生のころにiPhoneがちょうど流行りだして。僕も初めてiPhone を使って、いろんなアプリをいれて遊んでいました。そのうち「自分もこういうアプリを作ってみたい」って思うようになったんですよね。あと映画に出てくるハッカーとかがかっこいいなっていうのもありまして。

– ホワイトハッカーですか?

ホワイトかどうかはわからないですけど(笑)そういう憧れもあって、大学を選ぶとき、もともと理系で工学部かなぁとぼんやり思っていたこともあって情報工学の道に進みました。そのとき入学祝いでMacBookを買ってもらいまして。せっかくだからiOSのゲームでも作ってみようかって思ったんですよ。そこから自分で開発をしたりですとか、インターンでアプリ開発をやるようになって、楽しいなって思いました。「これから働くのもこういう仕事かな」って。それでエンジニアとして就職することになりましたね。

楽しそうだからが入社理由

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– 岸野様がラクスルに入社しようと思った理由って何ですか?

岸野:大学院に行くか、就職するか迷っていまして。結局就職することにしたんですけど、動き出すのが遅くて募集が終わっている企業がほとんどだったんです。どうしようかなってちょっと焦っていたとき、たまたまラクスルで話を聞く機会があって、その場で「面接受けてみないか?」っていう流れになりました。

実際面接でCTOの泉に会ったときに、すごく楽しそうに働いているのが印象的で。他の社員も楽しそうに働いているのはオフィス見学のときに感じていました。それで、「CTOがこんなに楽しく働いているなら、楽しく働けるでしょ」と入社を決めました。

ちょっと軽い感じではあるんですけど…

– その「楽しい」っていう感じは入社しても変わらないですか?

岸野:入ってからも変わってないと思います。日々すごくやりがいも感じますし、成長してるのも実感できます。

優秀な人が多くてチャレンジングな環境

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– ラクスルで働いていて、ここが魅力だと思うのはどんなところですか?

岸野:オフィスがきれい!あと人が優秀ですね。優秀な人が多いから本当に勉強になります。あとエンジニアがチャレンジできる環境があって、やりたいことをやらせてくれるっていうのもいいと思います。エンジニア起点でビジネス側に突っ込んでいけるみたいな。

– そういう環境だと成果を出すことも大事だと思うんですが、岸野様はどのようなところに気をつけていますか?

岸野:バグを出さないというのが一番大事ですかね。ちょっとしたバグでもユーザーに影響のあるものだと簡単にユーザーが離れてしまうって全然あり得る話なんですよね。だからバグはリリース前にきっちりつぶしておくって本当に大事だと思います。

– 社内の雰囲気ってどんな感じですか?

岸野:結構メンバー同士で話をしますね。技術的なことはもちろんなんですが、何でもない雑談とかもします。社内全体でコミュニケーションが大事って雰囲気はありますね。

– 今後どんな人と一緒に働きたいですか?

岸野:難しくて複雑な問題を一緒に楽しめる人が向いているかなと思います。例えば印刷のプラットフォームに関しては、日本で競合がいない分、正解とか参考にするものがなかったりすることが多いんですよ。そこを悩みながら切り開いていけるような人がいいですね。

まずは作りたいものを見つけよう

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– これからエンジニアを目指そう、プログラミングを始めようという方に向けたアドバイスをお願いします。

岸野:僕からのアドバイスとしては、「作りたいものを見つける」っていうのが一番大事かなと思います。

作りたいものがないとモチベーションが続かないと思うんですよね。最初はプログラミング自体が楽しいっていう時期もあるとは思うんですが、やっぱり作りたいものがあった方がやる気が出ます。だから作りたいものを見つけて、そのために必要な技術を身に着けていくっていうのが一番成長につながると思います。

– 初めてプログラミングをやったときって最初から楽しかったですか?それともやっぱり難しいって思いましたか?

岸野:半々ですねぇ。最初からずっと楽しいってわけじゃなくて、分からない、つらいって時期はありました。アプリを作ろうと思って本を買ったんですが、意味が分からなくて何回か挫折しました。挫折するたびに、「何の知識がいるんだろう?」って考えて、基礎から勉強して、もう一度挑戦したら理解出来る。その繰り返しですね。

独学でやっていたので、分からないことがあったらもうお手上げでした。

– 今だったら分からないことを誰かに聞いたりもできますよね。そういうときに意識していることってありますか?

岸野:「何が分からないかをちゃんと伝える」っていうのは、結構大事かなと思います。自分が何が分からないかも分かっていない状態で、ふわっと聞いても、相手も何も分からないですよね。何が分からないのかっていうのを明確に伝えれば、知識のある人だったら「ああ、あのコードのことかな」っていうのは察してくれます。

– 質問は以上になります。ありがとうございました!

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