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日本最大級のクラウドソーシングサービス「CrowdWorks」を運営する株式会社クラウドワークス(以下、クラウドワークス)。本記事では、同社でエンジニアを務める澤田 翔太(さわだ しょうた)氏へ、同社で働く魅力や、エンジニアを目指したきっかけを伺ってきました。

現在について

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– 最初に、「CrowdWorks」とはどんなサービスなのかについてお伺いしてもよろしいでしょうか?

簡単に言うと、オンラインで仕事の受発注ができるクラウドソーシングのサービスです。ユーザー数は240万人以上になっていて、規模でいうと日本最大級のクラウドソーシングサービスです。

– クラウドソーシングのサービスを利用する方というのは、ここ最近増えてきているのでしょうか?

そうですね。この2,3年でずいぶんと増えた印象です。

要因は様々あると思いますが、在宅も含めいろいろな働き方をすることが社会的に認められてきているのが大きい要因なのかなと思っています。

– 確かに、副業を許可する会社や在宅を推奨する会社も多くなりましたね

そうですね。日本政府も「原則禁止」だった副業を「原則OK」に切り替えたり、かなり空気は変わってきていますね。もちろん当社も副業はOKです。

– その中で、澤田様はどのような形で開発に関わっていらっしゃるのでしょうか?

私は、ログインなどの認証周りをメインに開発しています。クラウドワークスでは、メインの「CrowdWorks」以外にも、「Crowdtech」や、新規で開発しているサービスなど、複数のサービスを運営する形になっています。

そういったサービスを利用する際に、いちいちアカウントを作成せずに「CrowdWorks」のアカウント1つでログインできる基盤を作っていくというようなことを今やっています。

– Facebookのアカウントが様々なサービスで利用できるようなものでしょうか?

簡単に言えばそうです。

– やっていてどんなところが楽しいと感じますか?

オープンソースのライブラリを使いながら開発をしているのですが、ライブラリ側に不備があれば、ライブラリを直しにいく必要があります。オープンソースへ貢献をすることで、自社とオープンソースの二重で貢献できてる感があり、楽しさとやりがいを感じています。

– 使う側からすると、1つのアカウントで複数のサービスが利用できるのはシンプルに便利ですよね

そうですね。サービスごとにアカウントを作るのって面倒ですし、パスワードが全部同じというのもそれはそれですごく危ないので、アカウントごとに異なるパスワードを設定する必要が出てくるのですが、それってユーザーからしたら運用に耐えないじゃないですか。

– それこそ利用するWebサービスもどんどん増えてきて、それぞれ管理するのは本当に面倒です

なので、そこのセキュリティは担保しつつ、いかに便利にしていけるかというのを考えるのは認証周りを触る楽しさですね。

エンジニアになる予定ではなかった

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– 澤田様は、もともとエンジニアを目指していたわけではなかったんですよね?

そうなんです (笑)

新卒では営業職として全く違う会社に就職しました。そこから紆余曲折あり、今ここにいます。

– その辺りを詳しくお聞きしてもよろしいでしょうか?

まず、新卒では営業職として就職していたのですが、入社して半年ほどで辞めました。

– 早い

どうしても職業的に自分に合わないと感じてしまったんですね。

そこで仕事を辞めてしまって、「入社して半年で辞めるなんて、もう自分の経歴は終わりだ…」と少し悲観していて、この先どうしようかと考えていたときに、海外に行こうかなと思って、海外に就職しました。

– いきなり海外、すごいですね

行ったことは無かったのですが、学生の頃から海外には興味がありました。

仕事を探す時も、海外だったらなんでもいいくらいの気持ちで探していて、たまたま見つけたのがベトナムのWebディレクターでした。

– そこからITに入ったんですね。ブリッジエンジニアのような感じでしょうか?

今でいうとそんな感じですね。

経験は全く無かったのですが「できます!」と言い張っていました (笑)

– なかなかのチャレンジャーですね

HTMLとかやったこと無いけれど、多分できるという謎の自信を持っていました。

そこから実際行ってみて、それこそ全く経験がないので1から勉強し始めて。

– 自分が言ったことに追いついていったんですね

はい。そしたらやっているうちにどんどん楽しくなってきたんです。

私はディレクターだったので、その時は直接コードを書いてはいなかったのですが、コードを書いているエンジニアを見て自分も作れたら楽しいだろうなと思って、そこからプログラミングも勉強し始めました。

– どれくらい勉強されていたんですか?

平日は仕事終わりに4,5時間、休日はほぼ丸1日やっていました。

こうやって言うと多く聞こえるかもしれないんですけれど、その時は自分がレベルアップしていく感覚が楽しかったので、あまり苦ではなかったです。

– すごいですね

ただ勉強していくうちに、どんなにプライベートで勉強しても仕事でやっている人には全然追いつけないなと感じるようになって、自分も職業としてエンジニアを目指したいなと思うようになりました。

– エンジニアを目指すにあたって、不安やハードルは感じなかったですか?

不安はすごくありました。

それこそ自分は文系だし、業務経験も無いし、ハードルもめちゃくちゃ感じていました。

オーナーシップを持てる部分を魅力に感じて入社

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– その状態からクラウドワークスへ入社するまではどんな流れだったのでしょうか?

ベトナムから東京に戻り、受託開発を行っている会社に入りまして、そこで1年半ほど働いた後に、東京へもどってクラウドワークスへ入社しました。

– 当時はクラウドワークスの何を魅力に感じて入社を決められたのでしょうか?

当時の思いだと、自分個人に対して感じていた課題を色々と解決できる。それこそチーム開発であったり、自社サービスであったり、自分の経験していないことを経験できるということ。そして何より、オーナーシップを持って開発に取り組むことができるという点を魅力に感じて入社しました。

あとは、エンジニア組織に対する会社の考え方が非常に好きで、エンジニアの生産性を上げるためにマネージャーの人たちがすごく苦心しながら、組織のあり方を考えてくれていて、そこにもすごく共感しました。

互いをリスペクトし合う文化が組織としての魅力

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– そこから働いてみて、あらためて現在はどんな部分が魅力だと感じていますか?

入社する時は、エンジニア組織というところに魅力を感じていたのですが、今考えるとそれってすごく狭かったなと思っています。

社内では三位一体と言っているのですが、クラウドワークスって、エンジニアだけではなくデザイナーとビジネスサイドも大きく関わっていて、それぞれが密接に関わり合いながらサービスを作っているんです。

そこの職種を越えたつながりの強さは、クラウドワークスの魅力だなと今強く感じています。

– 職種が違えば専門分野ももちろん違うわけですよね。そこにギャップは生まれないのでしょうか?

そこがクラウドワークスの魅力で、自分の知らない、わからない分野の話をする人を拒否するのではなく、自分の知らないことを知っているスペシャリストとして互いをリスペクトし合う文化が根付いているんです。

どちらが上とか下ということもなく、フラットに尊敬し合っています。

– 社内の雰囲気はどんな感じなんですか?

結構わいわいとやっていますね。

みんなで1つの画面を囲んで話し合うことも多くて、「なんだこれ」「どうしようか、ワハハ」と言い合いながらやっています。

悩むのって一人だとなかなかつらいんですけど、そうやってみんなで頭を捻っていると、難しいほど笑いが増えて楽しくなってきます(笑)

– 個人の作業と話し合いながらやる時間の比率はどのくらいですか?

個人が6で、みんなでやるのが4くらいのイメージです。

– 澤田様ご自身もワイワイやるほうがお好きですか?

そうですね。チームで作っている感があってとても好きです。

好きなことを追っていける人と働きたい

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– 今後新しいメンバーも増えていくと思いますが、どんな人と働いていきたいとお考えでしょうか?

エンジニアの話をすると、エンジニアと一言で言っても様々な分野があって、フロントとバックエンドももちろんそうですが、その中にもっと細かく分野がたくさんある。

そういったどこかの分野で尖っている人。深掘って追っているような人と働いていけたら楽しいだろうなとは思います。

– それはなぜですか?

さきほどリスペクトし合う文化が根付いているというお話をしたのですが、自分と違う専門分野を持っている人と話すとすごく楽しいんです。

そういったスペシャリティを持った人たちが集まって、自分の知らないことを知っている人がたくさんいる。自分も得意分野を持っていて、その知識を提供できるといったような、スペシャリティが重なっていくようなチームになるといいなと思っています。

– 尖らせ方っていうのは、例えば好きだからとかでも良いんですか?

好きだからが一番いいと思います。使命感に迫られてやるのはけっこうしんどいので。

– 認証周りっていうのは好きだったんですか?

認証は、仕事としてやり始めてから好きになりました(笑)

まずはとにかくコードを書いてみる

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– 最後に、これからプログラミングを勉強しよう、エンジニアになろうと考えている方へ、今すぐ始められるアクションを一つ教えていただければと思います。

まずはとにかくコードを書く。少し勉強したことあるよっていう人は、試行錯誤しながらコードを書いてなにかつくってみるといいと思いますし、本当になにもわからないよっていう人は、今動画とかで見られる教材もたくさんあるので、そういうのを見ながらとにかく模写してみるっていうことですね。

– やっていくうちに何か面白みを見いだせればという感じですね

そうですね。最初のうちはわからないことが多すぎて少ししんどいかもしれないですが、3ヶ月くらいやってみると、明らかにできることが増えてきて楽しくなって来ると思います。

– ちなみに澤田様は何を使って勉強していたんですか?

最初は「ドットインストール」を見ながらとにかくコードを書いていました。最初の取っ掛かりにはとてもいいと思うので、おすすめです。

– ありがとうございました!

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