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GEEK JOB編集部
「文系でもプログラミングって大丈夫なのかな」と思って、この記事を読んでいるのではないでしょうか。
結論からお伝えします、文系でもプログラミングの習得は可能です! 理系の知識がないままでも勉強をすれば身に付けられるのがプログラミングなんです。なので、文系だから不安という考えは今日で終わりにしましょう。
・なぜ文系でもプログラミング習得ができるのか
・勉強を始める時のポイント
・オススメのプログラミング言語
・プログラミングに向いている人の特徴
・プログラミング学習で挫折しない方法
このような「文系でプログラミング未経験者」の方が抱きがちな不安や疑問を解決します。
目次
最近は、未経験者を学べるプログラミング学習方法が豊富かつ質がとても高くなっています。また、仕事現場での需要が高まったことで、求人や学習ツールがどんどん増えています。
まずは文系でもプログラミングができる理由を紐解いてみましょう。
文系の人がプログラミングに苦手意識がある理由は、数学などの専門知識がないから。しかし、プログラミングの分野は幅広く、実は専門的な数学を必要としない分野の方が多いのです。
例えば数学の知識が必要となるのは、ゲーム開発や人工知能、統計学などで、とても限られています。そのため、文系でもプログラミング習得を諦める必要は全くありません。
未経験でもプログラミングを学べる教材が増えてきました。種類は主に3つ、
プログラミングは手を動かさないと身に付きません。書籍での学習も大切ですが、実際にやってみるということを忘れないでください。
プログラミングは作りたいもの(目的)によって、使われている言語が変わります。あなたにはどんな言語が必要なのか、後ほど詳しく解説します。
プログラミング言語は、日々開発・アップデートされてきました。その過程で従来の言語が使いやすく改良されていて、未経験者でも勉強しやすい言語も増えています。
「ゲーム形式で学べる」ものなど、学習サービスも多様化しています。例:ゲーム内のキャラクターに行動パターンの指示をプログラムし、目的地へのゴールを目指す、など。
机にかじりついた勉強が苦手でも、ゲーム形式で学べるなら没頭できる可能性は十分にあります。勉強方法が工夫されているのもプログラミングが学びやすくなった理由の1つです。
プログラミング学習に挑戦する人が増えたことで、未経験者向けの学習サポートも増加。無料で質問できる掲示板サイトなど、学習に詰まっても自力で抜け出せる環境が整ってきています。
掲示板には未経験者が抱える問題とその解決方法が多く寄せられているので、上手く活用すれば挫折するリスクも減らせます。
有名な質問サービスをご紹介すると「terateil」という質問サイトは10万件以上の質問があり、回答率は90%以上という利用実績。また Qiitaには40万件以上のプログラミングに関する記事が投稿され、情報収拾が十分に行えます。身の周りに相談相手がいなくても、こうしたサービスの活用で自分のペースで続けやすくなりました。
一人で勉強するのが不安ならプログラミングスクールに通うのも、有効な方法です。スクールの種類もさまざまですが、講師・設備・就職保証などの環境が整っているのは嬉しいです。独学ではないので躓きやすいポイントを解消しやすいのも魅力です。
プログラミングスクールは年々増えていて、2013年と比べると約6倍の4,500以上の教室があります。短期間で実践レベルでのスキルが身に着くプログラミング教室。
無料で学べる、また無料体験を行っているスクールもあるため、興味のある方はぜひ行ってみてください。
文系だからと、ディスアドバンテージがある訳ではないと分かってもらえたはず!ここからは自分でプログラミングに触れるための内容です。オススメの学習ツールを3つご紹介するので、使いやすそうだな、楽しそうだなと思ったモノを選んでみてください!
web上でプログラミング学習ができるprogate(プロゲート)です。
progateの魅力は「手軽さ」と「分かりやすさ」。通常プログラミングをする時は「環境構築」という設定を手元のパソコンでする必要があります。しかし、progateならweb上ですぐに手軽に始められるのです。学習中に詰まってしまっても、すぐに解説スライドと照らし合わせられるので初心者にはおすすめのサイトです。
また学習時は完成品を見てからスタートするので、自分は今「どこの、何をしているのか」を意識しながら取り組めます。難易度は初級から上級まであり、初級コースは無料で受講が可能。無料で学習できる項目は多くないですが、初めて触れるにはもってこいです。
有料のコースは月額980円なので、学生にも優しい価格設定。1~2ヵ月課金をしてみて、気になる言語の基礎に触れてみるのが一番オススメの使い方です。
ドットインストールは初心者向けのプログラミング動画学習サービスです。最大の特徴は「動画で学べる」ということ。
講師が話している内容を見ながら、自分のパソコンでプログラミングをします。先に話した、プログラミングをするための環境構築を学べる動画もあり、未経験者にもおすすめ。
学習できる言語や範囲は、ドットインストールの方が無料で見られる動画は多いです。progateと同じように月額980円で全て視聴できるようになります。
Schoo(スク―)は参加型の生放送授業や、動画教材を活用した学習サービスです。最大の特徴は「リアルタイムでのコミュニケーションが取れる」こと。生放送の授業中に講師や他のリスナーと関わり質問ができます。
また授業は録画も可能。プログラミング学習は一人で取り組む時間も多いため、見直しながら学習できるのはありがたいです。Schooにはプログラミング以外の学習動画も豊富で、月額980円で動画見放題になります。
実際に触れてみることでプログラミングに持っていたイメージとのズレがないかを確認しましょう。少しやってみて「楽しい、興味がある」と思えたら、これから学ぶ言語やゴールを決めれば良いのです。
言語の選び方や、プログラミング学習におけるゴール(目的)設定のやり方は、この後詳しく解説します。
プログラミング学習で重要なのは「自分の目的に合った言語を選ぶこと」。今回は代表的な3つ用途に合わせて、必要な言語をお伝えします。
プログラミングの基礎をしっかり固めたいのであればJavaの習得をおすすめします。
覚えることが少ないわけではないので今回紹介する言語の中では難易度が高めですが、非常に汎用性が高く、求人数が多いのも特徴です。
Javaにはプログラミングの基礎が詰まっているため、習得することによって他の言語の習得も容易になります。
プログラミング言語の中では習得が比較的容易で、メジャーな言語のPHP。ブログサイトの制作をするときに使うワードプレスはPHPでできていて、web上にあるホームページの約7割はこのワードプレスで作られています。
PHPは初心者でも覚えやすく、プログラミング学習の第一歩としてはおすすめです。
食べログやクックパッド、Twitterなどの有名なwebサービスはRudyで開発されています。他にもHuluなどのビデオオンデマンドなどジャンルを問わず、webサービスの開発に使われているのです。個人や小規模の開発で使われることも多く、ベンチャー企業でも採用されることが多い言語です。
InstagramはPythonで構築されたwebアプリです。Pythonは近年話題を欠かないAI(人工知能)や機会学習の分野で使用されたことで世界的に注目されています。GoogleやNASAでも使用されており、今後も需要の高いとされる言語。言語別の求人数でも、Pythonは上位にランクインしています。
Pythonはゲームやアプリの開発にも応用でき、幅広い分野での開発ができることも魅力です。また膨大な容量の情報処理などに長けており、YouTubeにも活用されています。
学習方法と言語について掴めたところで、次は具体的にどうしたら習得できるのかをお伝えします。プログラミングに向いている人のポイントを見てみましょう。
作ることを楽しめる人
webサイトを作りたい、アプリを作ってみたいと思っているならすぐに勉強をはじめてOK。ゴールまでの過程を楽しめる人は、モチベーションの維持が上手です。現時点で作りたいものが明確でなくても、「なんとなく作りたいものがある、興味がある」という感覚は大切です。
もし周りでプログラミングの勉強をしている友人がいるなら、同じ言語の勉強から始めるのもあり。一緒に勉強することで楽しめますし、互いに相談もこともできます。1つの言語を学んでいるうちに、別の言語にも興味が湧き次に繋がるかもしれません。
「何事も」ですが、プログラミングも継続が大切。プログラミング学習にも必ず躓くポイントが来ます。その時に、分からないから取って投げ出さずに、グッと堪えることが大事。
初心者から実践的なスキルを身に付ける為には、数か月から1年以上掛かる場合も。そのため時間をかけた目的達成までの地道なプロセスを楽しめないと、とても苦しい作業になります。
プログラミングは「学びと実践を繰り返し行う」ことで身に付きます。継続できるかは、プログラミング習得においてとても重要なカギと言えます。
プログラミングは目的(サイト制作やアプリ開発)を達成するための1つの手段です。そのゴールからの逆算をして、具体的な手段と順番を考えないといけません。この逆算思考を論理的思考と言います。
プログラミングを組んでいると必ず「エラー」が起きます。そこで、なぜ動かないのかなど仮説を立て改善していくことも論理的思考の訓練のひとつです。
プログラミングを始めるとき、言語や学習環境から考える必要はありません。「作ってみたい、やってみたい」という目的から決めるのもありです。では具体的にはどういった例があるのでしょうか、一つ一つ見ていきましょう。
ホームページの作成に必要な言語は主にHTMLやCSSです。厳密にはプログラミング言語ではありませんが、ともに難易度は低く、多くの人が入門として学びます。またwebサイト内に動きをつける言語としてJavaScriptという言語があり、こちらも使えるとよりスキルの幅が広がります。
web制作の現場では、これらの言語を組み合わせて活用していきます。
プログラミングでは生活に馴染みのあるスマホアプリやサービスも作れます。iPhone用のアプリか、androidのアプリかで必要になる言語がと違うので覚えておきましょう。
iOSに対応している言語はSwiftという言語。androidアプリに幅広く使われる言語がJavaです。
クックパッドやTwitterなどのwebサービスを作りたい方は「Rudy」を学びましょう。
Rudyは「実用的で楽しめる言語」を目的とし、日本人が開発しました。web制作に向いているトップ3の言語とも言われ、実用的なスキルであることは間違いありません。
Rudyは「Rudy on Rails」というwebサービス開発用のフレームワークを使うことで、オリジナルのサービスが作れます。多くの有名なサービスもRudyで作られていることから、Rudyを身に付けることで活躍できる企業の幅も広がるでしょう。
プログラマーとして就職を検討している方は「Java」の習得をオススメします。難易度は高めですが、Javaを習得できればプログラミング業界で深く幅広く活躍できます。
応用できる分野が広いため、就活でも強力なアピールポイントとなるでしょう。こちらもprogateやドットインストールなどの学習ツールでの習得が可能です。
優良IT企業の定義にもよりますが、プログラミングスキルがあれば優遇される可能性もあります。企業側からすると、経験者は教育コストが少なく済み、即戦力として活躍して欲しいからです。
つまり優良IT企業への就職を目指すなら、プログラミングをある程度習得する必要があります。逆にプログラミング学習をしていたりコードに触れた経験があれば、全くの未経験に比べれば就職に有利になります。
ここまでの内容は、全て『文系でもプログラマーになれます』ということを伝えるためでした。全くの未経験者でもプログラミング学習できる環境は整ってきていることもあり、文系出身者でもプログラミングを使って仕事をする人が増えています。
文系の現役プログラマーは3割
就職を目的とする読者の中には、文系プログラマーでも就職できるのか不安な方も多いと思います。
現在プログラミング業界には、現役の文系出身プログラマーは約3割もいるそうです。もともとプログラマーは理系が多いため、文系からプログラマーになった人が3割もいるというのは大きな安心材料となるのではないでしょうか。
プログラミングは理系だけの特権ではないことや、高卒でプログラマーとなった方もいるため、理系・文系というのはあまり関係ありません。
[出典]IT人材白書
現役エンジニアで最終学歴が理系以外の人の割合はじつに41%にもなります。つまりプログラミング業界にいる約半数は文系出身プログラマーなのです。文系出身の方々がなぜ畑違いのプログラミング業界に転身した理由を調べました。
主な理由は
・文系出身で就いた職業(営業職など)だと手に職が就かず将来が不安だから
・エンジニアの給料水準がかなり高いから(20代後半の平均月収が58万円程)
個の時代とも言われる現代で、手に職がないことに不安を感じる人や、より稼げる仕事に就きたいと考える人が多いようです。
[出典]IT人材白書
プログラマーを含むエンジニア業界は、今後の見通しだと2030年には約80万人の人手が不足すると言われています。小学生のプログラミング学習が必修化されるように、プログラマーの需要は今後も増え続けます。
小学生が学ぶということは、文系・理系は学習においてほとんど関係ないということ。今あなたが何をしているかは重要ありません、プログラミングの知識は誰でも学ぶことができるのです。
[出典]経済産業省
「プログラミングを本格的にやってみたい」という意思が強いなら、プログラミングスクールを検討してみるのもあり。将来的にプログラマーとしての活躍を視野に入れているなら、短期間で基礎から学べるは大きな魅力です。
無料体験をしているスクールもあるので、気になる方はこの機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
アプリやwebサービスを作らなくても、プログラミング学習を通して得られるスキルはたくさんあります。論理的に物事を考える思考スキルや、自分自身で課題を考え解決するスキルなど。
学んだ結果プログラマーにならずどんな仕事についても、分析や資料の作成などプログラミングを通してで身に付くスキルは役に立ちます。
情報収集や営業リストの作成など、日々のルーティンワークを自動化できるだけで、あなたしかできないことに割く時間は大幅に増えます。
プログラミングが初めてだと、スクールの雰囲気やプログラマーとして成長できるかなど、分からないことが不安だらけでしょう。そんな未経験のために無料体験があり、現役のプログラマーに相談ができるなど、不安を解消するきっかけになります。
以下の記事では、実際に文系出身の方がITベンチャーに就職し、活躍されている様子がインタビューされています。
プログラミングスクールには文系や未経験の受講生の人も多数います。その中でも、実績や結果を出している人が多くいるため、気になることも安心して相談できます。興味があれば気軽に足を運んでみましょう。
無料体験とはいえいきなりプログラミングスクールに足を運ぶのに抵抗があるなら、適正診断を受けてみましょう。適性診断をするのは、自分がどの分野を目指したいのかを見極めるため。
プログラミング業界の知識が少なくても、質問に答えていけば自分で方向性のヒントが見つかります。またプログラマーになるために必要なことや、自分にあった勉強方法を知るためにも使えます。
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プログラミング需要は増々高まっていて、文系だろうが理系だろうが関係ありません。迷っているなら、まずは少し触れてみる。それぐらいの軽い気持ちで、プログラミングに触れてみるところから始めてみてはどうでしょうか。