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GEEK JOB編集部
20代後半で美容師というまったくの異業種からプログラマーに転職を決意したKさん。年齢を重ねていくごとに転職が厳しいとされる中で、どのように転職を成功させたのでしょうか。
今回お話をうかがったのは、20代後半でプログラマーに転職したKさんです。
未経験でのプログラマー枠採用は、20代後半になってくると徐々に厳しくなってきますが、そんな中で転職を成功させた秘密を紐解いていきます。
現在は、業務系システムを行っている企業に就職。
プログラマーとして活躍しています。
年齢 | 28歳 |
職歴 | 美容師(8年)→個人開業補佐/経営補佐(1年) |
プログラミングスキル | ほぼなし。ホームページは作ったことがある |
目次
Kさんは前職で美容師を8年行っていました。
美容師として一人前になるべくニューヨークに修行へ行ったり、副店長として働くなど、やりがいと熱意をもって仕事をしていました。
ただ、20代も後半に差し掛かった頃、薬品を使う仕事で日常生活に支障が出るほど手が荒れてしまったり、家族のことを考えて給与面を考えたとき、キャリアチェンジをしなければと考えたそうです。
キャリアチェンジを考えていたおり、身内の方が開業することになり、そのタイミングで美容師を退職。
1年間は確定申告や税金対応を含めた経理係として開業・経営補佐をしていました。
そしてこの時、宣伝・広告を自分で行おうと、HTMLやIllustratorを用いてホームページを作ったことが、プログラマーを目指すきっかけとなりました。
起業してお店出した時にホームぺージを作っていたのがきっかけですかね。 -中略- ゼロから作っていました。まぁそれも本当に最初「ヘッター」と何とかがわからないぐらいでやっていたので。
本当にゼロからやっていたんですけど、それが嫌じゃなかったというか。
解決したときの「いけたなこれ」という感じが、まぁ結構よかったので。
僕はウェブ経験が凄く短くて、ずっと現場で仕事をしていた人間なので良くわからない点も多いですけど、でも便利なものを作ればすごく役にたつと思ったんですよ。
お客さんに提供できるものは1人の美容師だと、絶対に1しかできない。
でもWebでつくったら、Webを見ている全ての人に提供できるということがすごくいいことであったり、素晴らしいことだなと単純に思っていました。
GEEK JOB ブログ 引用 https://www.geekjob.jp/interview_student03/
その後、KさんはプログラマーになるべくGEEK JOB キャンプに参加し、転職活動を行っていきますが、少々苦戦することになります。
理由は年齢です。
プログラマー/システムエンジニアで一番市場価値があるのは20代後半~30代前半と言われています。
なぜなら、プログラマー業界では新卒で18歳~24歳で入社し、5年~7年実務経験を通してプログラミングスキルや社会人スキルを身に着け、20代後半くらいからようやく頼りがいのある一人前のプログラマー/システムエンジニアと言えることが多いからです。
そのため、20代後半で未経験となると、企業側も手放しに迎え入れることはできません。
いくら人間として良い人でも、書類審査の段階で見送られてしまうことも多々ありました。
ただ、20代後半・未経験でも可能性は十分にあります。
それは、社会人経験で働き方が身についていることと、前職で身に着けた頭一つ抜きんでた能力があることです。
Kさんの場合、前職の美容師で接客をしていたため、社会人としてのマナーは十分に備わっていました。
また、美容師という職業柄もあり、たぐい稀なるコミュニケーション能力がありました。
相手の話を聞き、お客様がどのようなことを期待しているのか、その期待に対して自分はどのように応えるべきなのか。この能力にとても秀でていたのです。
システム開発も、「使ってくれる人のために、より良いものを提供する」という意味では、他のサービス業と同じです。
そのため、企業も、ただ指示されたものだけを正確に作る人よりも、使ってくれる人のことを考えながら作る人の方が、より質の高い仕事をしてくれると考えます。
Kさんの場合、システム開発でも必要になるスキルを前職で身に着けており、加えて、そのスキルが飛びぬけて高かったことが評価されました。
そして、面接でもこの強みをしっかりと伝えながら転職活動を行い、見事に転職を成功させたのです。
このように、自分の武器になる能力を持っていれば、20代後半でも転職市場の中で戦っていくことができます。
現在は業務系システムを社内受託で開発している企業でプログラマーとして活躍しています。
「毎日新しいことにチャレンジしていて大変。
でもやりがいはあるし、社員の皆さんも良い人なので、追いつけるようにもっと頑張りたい」と話していました。
そして、将来は自分が美容師業界で感じた不便を解消できるものも作っていきたいと語ってくれています。
-中略-ー 写真から美容室を選ぶみたいなやり方ですか。
そうですね、あとはスタイルの写真とかもありますし、店内の写真というか何とでもない写真でもいいと思うんですよ。
ちょっとふざけた写真でもいいんですけど、そうするとその方の人柄がわかりますし。
僕は美容師やっていたときに広告を出していた側なんでわかるんですけど、きれいなことしか書いてないんですよ。
「美容歴十何年」「カットが得意です」とか、そんなありきたりなことをいっぱい書くじゃないですか。
そこで技術はありきたりなので、何か面白い事ってなったら写真で何かその人が伝わるようなことができたら、もう少しユーザー側が選びやすいんじゃないかなっていうのは感じたのはありますね。
だいたいの美容師さんはだいたい上手いので。
そしたらその差別化は何かなと。段々個になってくると思うんですけど。
美容師も結局個だと思うので。
それをもうちょっと打ち出せるようなサービスがあったらとっても良いのかなと。
それを集約できるようなサイトっていう感じですかね、色々悩んでいます。。
GEEK JOB ブログ 引用 https://www.geekjob.jp/interview_student03/