自身のキャリアプランを考える中で、「転職」というのは選択肢のひとつに入ってくる方も多いかと思います。

プログラマーとして就労したことがないのに転職のことを考えたり、長期的なキャリアを考えるのは少し難しいかもしれません。

しかし、より納得のいくキャリアを積むためにも、早くから考え始めておくべきでしょう。実は、業務経験を1年ほど積むと転職もできるようになります。

「未経験者である」というのは大きな壁なので、その壁を突破していく事でキャリアが広がっていきます。

もともと未経験でも、1年の開発経験を積むことで、今までとは比べ物にならないくらい多くの求人企業の募集要項を満たすことができるので、しっかりと学習して経験を積みましょう。

内定獲得はゴールではない

スタートラインに立てただけ

就職・転職活動をしていると、ついつい「内定を取ること」を目標にしてしまい、入ったはいいものの、その後のキャリアが見えなくなってしまうことがあります。

内定獲得は単にプログラマーとしての参加資格を持てた状態であり、スタートラインより手前の状態ともいえます。

さらに先にある大きな目標を持つことで、うまくスタートダッシュが切れるようにしましょう。

ここで重要なのは、あなたがプログラマーという選択をした先に、何がしたいのかを明確にもって働くことができるかどうかです。

例えば、「ゆくゆくは独立して年収1,000万円稼ぎたい」「社会に真新しいサービスを提供したい」「ある社会課題を解決したい」など、ひとによって様々に異なるでしょう。

目的意識を持って働こう

もし、「何がしたかったのか」という原点を見失ってしまうと、ただ仕事をこなしているだけになってしまい、モチベーションが維持できずにプログラマーというキャリアにミスマッチを感じてしまうことになるかもしれません。

確かに短期的に見ればプログラマーとして就職することはゴールのように見えますが、同時にプログラマーとしてのキャリアのスタートでしかありません。

「自分が何を実現したいのか」、「何故プログラマーというキャリアを選択しようとしているのか」を確認し、目的意識をもって働き続けられるようにしましょう。

プログラマーでの開発経験を1年ほど積むと選択肢が広がる

「開発経験」は客観的な判断材料になる

プログラマーの「開発経験1年以上」は「未経験」よりも倍近い求人が出されています。

つまり、単に経験があることでの差が大きくつき、初年度での成長はそれほど重要視されているわけです。

「開発を1年経験した」というのはあなたの市場価値の客観的な判断材料になるため、当然のことながら、未経験よりも高い水準の待遇で転職できます。

「1年」とは時間ではなくスキルの指標のこと

しかしながら、ただ漫然と1年経験を積めばいいのかというと、まったく違います。

まず、開発経験1年というのは、経験自体が評価されているのではなく、「この程度のスキルは当然あるだろう」だとか、「知識やコミュニケーションのレベルが、業務を遂行する上で問題ないくらいあるのだろう」という点で評価されているのです。

つまり、ただ漠然とプログラミングをし、学習や成長を怠ってきたひとは当然評価されませんし、人事に見抜かれてしまいます。

逆に考えれば、最初の1年で貪欲に学習する態度を持つことが、あなたのキャリアをよりよい方向に運ぶカギになるでしょう。

最初はいろいろな場面で吸収することがあるはずですから、視野を広げていき、よりキャリアプランを明確にしていきましょう。

そのためにも、業務に参画する前から学習を進めたり、成果物を生み出すことが必要です。

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